むむちゃんの散歩道

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高森美由紀『みさと町立図書館分館』

タイトルに惹かれて読んだ一冊。
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読み始めたら、会話文に現れる表現が懐かしい。
そのはずだ。青森の言葉だった。

図書館分館はいなかの小さな図書室の体。
職員三人、司書の私(遥)と香山に、役場職員の図書館長岡部。
さらりと乾いてて、言いたいことを言ってしまえる関係がいい。

毎日の規則正しい基本的な図書館業務が淡々と描かれて、
中途半端に本にひきつけてあれこれしないのがいい。

でも、こんなに淡々としたお仕事・・・と思われたら、
退屈な仕事に映るし、楽しすぎな仕事に映るだろうな。

ちょっとホッとしつつ、枯れてゆくしなびてゆく空気の抜けた風船になっていく未来を押しとどめてほしいなー、と願ったり。

遥とお父さんの関係もいい。
お父さんのキャラの置き方がいいんだろう。


母を亡くした喪失感を、受け入れていくプロセスの揺れや、それぞれの受け入れるための時間や、
そこに祖母を亡くした香山の今を、するりと重ねて私を知る描き方、キライじゃない。


どういう作家さんかわからないけれど、青森出身の児童文学作家(3年目)のよう。
じわりじわり、ポツポツとあたたかいお話を、これからも書いて欲しい。




# by shiho_kato | 2017-11-18 21:42 | 読書ノート | Comments(0)

むむちゃんの誕生日

むむちゃんの誕生日。

クリームが苦手なむむちゃんのリクエストはケーキではなく、雪コロクッキー。

どんなふうにお誕生日っぽくするのか、毎年アタマを悩ませる。

今年はクリスマス仕様のポップコーンを入れるボックスに盛ってみた。
ぷうちゃんが前夜から夢中になっている折り紙で、ちょうちょとクローバーをたくさん折ってくれたので、それもあわせて盛ってみると。
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「インスタ映え~!!」

イマドキのお子です。

お夕飯は、いつもどおりのドリアと、かぼちゃのサラダ。
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ぷうちゃんとハッピーバースデーを歌って
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プレゼント。
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お友だちがくれたバースデープレゼントは、バースデー動画でした。
ひとりひとりからのメッセージを写真と組み合わせ、BGM付き。
すごいなぁ。

イマドキの中学生の技術力!!
中学生の技術力なのか、スマホのアプリのチカラなのか。
どちらとも、かな。

学校教育で教える創造性は、このレベルを超えるか、せめても水平をたもたないと、遅れをとっちゃうよね。


むむちゃんにこの一年の夢は、かるた、ピアノ、勉強を両立できること。
手堅い地道な夢だけれど、夢なのだ。

楽しいことを楽しいままに、貫けることほど、生きていて甲斐があることはない。
私は気づくのが遅れたけれど、いまそこに至れているむむちゃん。
そんなふうに育ってくれて、ありがとう。


# by shiho_kato | 2017-11-17 21:39 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

ほんの20秒で得る安心

ぷうちゃんが折り紙に夢中の夜。

上手にできたちょうちょは、以前にチャレンジして、クシャクシャにしながらもなんとか作りあげたもの。今回はすんなりとキレイにできあがった。

次はドラゴンを作るという。
いくつもの折線を入れるのに折って開いてを繰り返し苦戦。
寝る時間を超え、眠気もあり、悔し涙を浮かべているところを、明日の朝がんばろうと制した。

朝は起こしたものの、前夜寝る時間が遅れているので、やはり起きれず。
いつもの時間に、なんとか起きて悔し涙を浮かべる朝食。

朝食後のわずかな時間、再び挑戦。
学校に行く時間になり、朝はあきらめて、帰ってきたらまたがんばろうと促して家を出た。

ハリネズミのようにとげとげを身にまといながらの登校。


ぷうちゃんと別れたあと、担任の先生に行きあう。

会釈して通り過ぎてしまったあとに、振り向いて、先生を呼び止めた。

折り紙を折りあげたくて夜ふかしをして寝不足なこと、朝も再チャレンジしてうまくいかず、ふてくされ、それでもかろうじて学校には行ったこと。

話すこと、ものの20秒くらい。
「わかりました、様子を見ましょう」

頭を下げてそれぞれの行く先に向き直ったら、ぽっつり涙が浮かんだ。
あれれ。なんだか安心したみたい。

ひとばんの、大きなことじゃない、小さな小さな葛藤。

寝る時間を優先するか、ぷうちゃんのやりきりたい気持ちを優先するか、一度起こして寝てしまった姿を見ながら、しつこく起こすかわずかな時間だけどもう少し寝る時間を優先するか、学校に行く準備を促すか、やり遂げたい気持ちを満足させることを優先するか、ぎりぎり何分までなら声をかけるのを待てるか、、、

今日はむむちゃんの誕生日でもあり、今週はあれこれと日々の段取り(何曜日が比較的帰りが早いか遅いか、夜の時間があるのは何曜日でその日にクッキーを焼けるか、お誕生日のご飯に必要な買い物はいついけるか等、、、)に、注意をはらっていて、その上にのっかったほんとに些細な日常の葛藤。

でもね、毎日毎日この小さな葛藤を、幾種類も重ねて、行き過ごしていくのは、けっこう神経がすりへるんだ。




今年の担任の先生を、ぷうちゃんは信頼している。
声をかけてもらえったこと、ほめてもらったこと、喜んで報告する。
だから、今朝、声をかけて、お話することができた。

私の葛藤の一端を、おまかせして、担ってもらうことができた。

そのことに、こんなにホッとするなんて。


太く逞しく強くなっていた気がしていたけれど、
やり過ごすのが少しばかりうまくなっただけだったことに気がついた朝。


今日の涙はキライじゃない。
力抜いて行こうぜ。


ちょうちょのように。
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# by shiho_kato | 2017-11-17 08:07 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

村山早紀『百貨の魔法』

本屋大賞の候補作になった『桜風堂ものがたり』の姉妹作。
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月原一整が勤めていた書店が入っていた百貨店を舞台にした物語。
デパートではなく、百貨店。

百貨店の中に入るお店それぞれに、それぞれの物語を有していることを教えてくれる。


こころみに、白猫を用いないでこの物語をトレースして書き直してみたら、きっとすごうくいい小説になるような気がした。

村山早紀の小説はほわんとあたたかい。
木枯らしの吹く、染み入る寒さに負けそうになるこの季節に読むのに、ぴったりだ。



# by shiho_kato | 2017-11-15 13:01 | 読書ノート | Comments(0)

あーちゃんのりんご

あーちゃんから、今シーズン3箱目のりんごが届いた。

いよいよ「サン・つがる」の季節。
りんごのこしひかり!?
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蜜が入っていて、しゃりっとしていて、本当に美味しい。
隙間に私の好きな干し柿がちょいちょい詰めてある。

りんごが届くと、お友だちにりんご便を届ける。

自転車でビューンと出かけ、なかなか顔を合わせて話すことの無くなった友人たち、子どもたちと、
お話するきっかけになっているんだ。

今年も、みんな元気に冬を過ごせますように。

あーちゃんとたかてるおじさんが、私たちのために願ってくれているはずの健康を、
私たちは、私たちの友だちにまで広げる。


心も体も元気にしてくれる、あーちゃんのりんご。




ぷうちゃん、むむちゃんがひそかな楽しみとしているおじさんの一言メッセージ。
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# by shiho_kato | 2017-11-14 20:50 | ありがとノート | Comments(0)