子ども手当法案を閣議決定=政府(時事通信) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-100129X994.html
2010年度の支給に限った「時限立法」に留まって良かった。
新たな支給と、期待される制度としてバーンと出されるよりも、
現行の児童手当を多少割増しした程度、と捉えられる程度の方が
新制度として固められてしまうよりもいいです。
ばらまき歓迎と、親を見くびったような政策を良しとは思わないから。
ばらまくなら、初めからとらなければいい。税制の問題を含み、
かつ、とるならば、それだけの額があつまるからできる制度でなくてはならない。
個々人の責任に帰するような「手当」は、自己責任で子どもを育てよ、
と突き放されているような気持ちになります。
社会の変化に伴い、解体が進んだ人と人の関係性の紡ぎなおしを
しなくてはならない今、
自己責任に落とし込まない「制度」を整えるところから、
日本ははじめなくてはなりません。
それこそ、政府の責任であり、私たち一人ひとりが、
自らの生活実感で感じている、孤立感を伝えていって反映される制度を
作らなくてはならないから。
そして「児童手当」よりは「子ども手当」の方が、名称は良いです。
「子どもの権利条約」と翻訳された際の議論ですが、
「児童」は行政用語、一般的には「子ども」と表現する。
社会が支えはぐくむ存在であるとの考えが「子ども」の
言語概念には宿っているから。