日本の9月11日は、アメリカではまだ9月10日。
だからなのだろうか、報道が少ない。
NY、被爆ピアノでコンサート 海外初、同時テロ行事にも(共同通信) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/CO2010091101000161.html
911は世界を変えたと各界の多くの人が語っている。
何を変えたの?
知りたい答えはいつも曖昧だ。
911から9年。社会に目を向けながら何がこの世の中で起こっているのか、
私のまなざしで見ていくようになり、見続けてきた9年。
変えたのが911なのかわからないけれど、「虐待」、「自殺」、「心の病」が増え、
ニート、フリーターは不遇の時代を迎え、
相対的な表現の「格差」から絶対的な表現の「貧困」という言葉が世を覆う。
ブログ、ツイッター、iPHone,iBOOK、等々のWEB関連のみが元気な気がする。
911が招いたのは「不信」なものは「暴力」で封じ込めよ。というメッセージ。
私が見てきた9年を振り返って、まとめるとしたら、こんな言葉だろう。
「不信」を減らし対話による解決を求めることが
Iメッセージ(私からのメッセージ)を普及させる
WEBのテクニカルなツールに力を与えたのだろう。
誰かとつながれるツールとなりながら、
しかし、孤立と孤独に拍車をかけたのもやはり。
どのようなものにも、裏と表があり、表裏のバランスをとりながら、
私たちは歴史を刻んでゆくのだろう。
911に何かしら考えた、その足跡をせめて刻んでおきたくて、
こんな文章を綴る。