むむちゃんの散歩道

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よしもとばなな『みずうみ』

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寝しなに、本を読もうと思って、手にとって読みはじめたら、読みきってしまった。

北川悦吏子脚本のドラマを見ようかな、とおもったけど、やめました。
北川悦吏子さんのブログで産みの苦しみを毎日読んでいたから、見ないといけない気がして。

でも、心にずっしりきそうで、気が進まなくて、家に常備されたテレビがないことを理由に、ごめんなさいと思いながら、やめました。

その代わりに本を読むことにしました。最近本を読み出すとすぐ眠くなるので、テレビで心にズシッときそうなのを避けたから、本ではズシッときそうなのを選びました。

結局最後まで読んでしまいました。
子どもが産まれてから、ばななさんの書く本は説明じみた文章が増えた。子どもがいつか読んだ時に理解できるように、と、思うことがなしやありや。

でも、心をわしづかみにした上で、スゴい浸透圧で私の中に入ってきそうなフレーズが、いくつも出てきたけど、浅く読み飛ばしました。

私はまだ、揺さぶられたくないんだな、と、思いました。


でも、いい本です。
ごまかして生きることと、ごまかさずに生きることと、人に平等に与えられた権利のことを、サラリと書いていました。


私は、ちょっぴり抵抗しつつ、生きるようにしか生きられない、それでいいじゃない、と、つくづくと思いました。


おやすみなさい。
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by shiho_kato | 2010-09-12 00:07 | 読書ノート