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子どもの暴力6万1千件、キレやすい「おとな」は日本全国、何人ですか?

「キレる」子ども 暴力の低年齢化にブレーキを(読売新聞) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20100926-567-OYT1T00692.html

「「キレる」子どもに共通する特徴は、自分の気持ちを言葉で表したり、感情をコントロールしたりするのが苦手なことだ。」と記事にあります。

自分の気持ちを言葉で表すのが苦手な大人は多いです。
感情をコントロールするのが苦手な大人は多いです。
どちらも子育て世代の30代40代の大人の特徴です。


小学生のキレると、
中高生のキレるのあいだいには、ちょっとした差があります。
中高生のキレると大人のキレるには、あまり差がありません。

小学生のキレるは、幼児のダダこねと似ています。
わけがわからなくなって、プチッと泣いたりわめいたり。
それが落ち着いていくまでには、たっぷりたっぷり泣いてわめいて、
それを何度もたっぷり受けとめられて抱きしめられてのリフレインが次第に体の中に刷り込まれて行って、わけのわからない状態の不安が、解消されやすくなって、不安を不安のまま、ちょっとの間かかえてやり過ごせたり、逃がしたりできるようになります。


中高生と大人のキレるは、すでに、コントロールする体内の機能が円滑に働かない状態になっています。

平成22年9月14日文部科学省
平成21年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について 
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/09/__icsFiles/afieldfile/2010/09/14/1297352_01.pdf

私はとっても「キレやすい」大人で、しかも親なので子どもが近くにいます。
自覚してるから、事前にコントロールしたり、予告して、逃げておいてもらったりします。
自覚が事後になっているのは、かなりテンパってるやばい状況です。
そういう時は、今の次善の策は早めにキレちゃったと告白して子どもたちを助けてもらったり、自分をケアすることに専念することです。


つまるところ、キレる大人の方がよっぽど社会問題だって、言いたいです。
キレる大人は周囲の大人のキレやすさを促し、まわりまわって、周囲の子どものキレやすさも促すから手に負えません。

そういうマイナスの循環の結果が低年齢化にたどりついたと言いきってもいいのだという気がします。

だから、子どもの問題ではありません。
by shiho_kato | 2010-10-03 08:14 | 社会&地域&子どもノート