むむちゃんの散歩道

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兄弟げんかの、奇跡の会話

むむちゃんとぷうちゃんの、
兄弟げんか、ヒートアップしがちな最近。

険悪な様子に、心痛める…というよりも、
やめなさ~い!と、私もさらにヒートしてしまう。

数日前もまた。

むむちゃんが涙ながらに、
「ぷうちゃんなんか、だいっきらい、ぷうちゃんなんか、もういなくなればいい」

ぷうちゃんは平然と、
「むむなんか、だいっきらい」

むむちゃん、全身で号泣…。

あぁ、キレそうです、私。
でも、ぐっと、胸の中でこらえてみる。

「あのね、むむちゃん、ぷうちゃん、すこしだけ、ママのお話聞いてくれるかな」
小さい声で言ってみる。
小さい声で繰り返す。
むむちゃんの泣き声が静かになるまで、辛抱づよく。

「すこしだけ、ね。
 あのね、ぷうちゃんがママのおなかにいたときにね、
 ママはとっても体が弱くて、体の具合が悪くて、
 ぷうちゃんをうむのは、ムリだなぁ、ムリかなぁ、って思ってたの。
 そのときにね、むむちゃんが、ママのお手伝いをしてくれたの。
 お洗濯たたんだり、ほしたり、お茶碗洗ったり、ママの背中をさすってくれたり。
 むむちゃん、おぼえてるよね。
 そしてね、むむちゃんは毎日毎日、ママのおなかに口をつけてね、
 ぷうちゃんにお話ししたり、おうたをうたってくれたの。
 むむちゃんが、そやって、ママを助けてくれたり、ぷうちゃんを大事にしてくれたから、
 ママは、がんばってぷうちゃんを産もうって思えたんだよ。
 だから、ぷうちゃんは今、ここにいるんだよ。
 むむちゃん、ぷうちゃんをうませてくれて、ありがとね。
 ぷうちゃんも、うまれてくれて、ありがとね。」

ぷうちゃんが、ガバっと身を起して言う。
「あのさ、すこしだけ、きいてくれる。
 ぷうちゃんのおはなし、すこしだけ。
 ぷうちゃんが、ママのおなかにはいってるときに、
 むむのうたうのがきこえたんだよ。」

むむちゃんが、とがったこえで
「なんていう歌よ、まだ赤ちゃんにもなってないのに、聞こえるわけないじゃ…」

ぷうちゃんがさえぎるように、うたいはじめた。
「ぞ~ぉさん、ぞ~ぉさん、」

むむちゃんと、私と、顔を見合わせて、息をのんだ。
「ぷうちゃん、すごい!」

「ね、ぷうちゃん、ほんとにきこえたの!?」
と、むむちゃんが、興奮して。
「すごいよ、ね、ママ。ぞうさんだよ。ほかのチューリップとかじゃなくて、
ぞうさんうたってたよね、ママ。そうだったよね、ママ」

キラキラしたむむちゃんの目。
満面の笑みのぷうちゃん。


あぁ。すごいなぁ。
まいったなぁ。ぷうちゃん。
胎内記憶なのか、
産まれた後に、私やむむちゃんがこれまでにどこかしらで語ったことの記憶なのか、
それは、わからないけれど。

このタイミングで、このお話をするぷうちゃんがすごい。

ほんとうに。
ためいきが出るような、
奇跡のひとこま。


兄弟げんか、なんのそのです。
だいじょうぶ。
by shiho_kato | 2011-08-04 23:11 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)