今日はハムおじさんの日でした。
ハムおじさんのハムをたくさん買って、たくさん食べる。
子どもたちも、私も、ほくほくの夜。
急激に寒さが増すけれど、
ポカポカとあたたかな夜。
パクパクお夕飯を食べて、
ポカポカお風呂に入って、
つるつるてかてかの夜。
宿題をするむむちゃんの横で、
ぷうちゃんも何やらノートをひろげて、
むむちゃんに字を教わっている。
ママも日記書いたら。
と、うながされて、じゃぁ、とPCを立ち上げた。
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昨日の夜のこと。
ぷうちゃんが、伏し目がちに近づいてきて、
もにょもにょとつぶやく。
「ねぇ、ママはどうしてほいくえんのみんなみたいに、わらわないの?」
ママ、笑わないかな?
「ママ、きょうはいっかいしかわらってくれない。もっとわらってほしい。」
とほほ・・・。苦笑い・・・。
むむちゃんが、すかさず
「ぷうちゃん!そういうこと言わないの。
ママ、かわいそうだよ!
ママだってつかれてごはんとかつくってるんだから。
そういうの、心の中にしまって、言わないで、
笑ってもらえるように
じぶんが努力すればいいじゃん!!!」
ぷうちゃんは、きょとん。
私はとほほ・・・。重ねて苦笑い・・・。
ぷうちゃん、ママはいっつもわらわないかな。
それとも今日、わらいがすくないかな。
「きのうはもっといっぱいわらったよ」
そっか、わかった。
じゃ、今日、もうちょっと笑おうね。
「うんっ。あ、ママ、いま、わらった」
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むむちゃんの続きの話。
むむちゃん、心の中にしまわなくてもいいよ。
笑ってほしいよ、って、言ってもいいんだよ。
むむちゃん、そうやって心にしまっていること、いっぱいあるの?
自分が努力すればいいって思うこと、いっぱいある?
心が重くなっちゃわない?つかれちゃわない?
「むむは、そうだな〜、つかれないよ。
ぷうちゃんにやつあたりするから。
心の重いの、ぷうちゃんになげるの。
ぷうちゃん、かわいそうかな、
でも、ぷうちゃんあんまり感じてないから
だいじょうぶじゃない。
むむ、ひとりじゃないから。
ぷうちゃんがいて、よかった。
ぷうちゃん、ありがとう〜。
ぷうちゃん、大好き〜。」
だって、ぷうちゃんは、どう?
と、ぷうちゃんをふりかえってたずねると、
フンフンと、ごきげんで歌っている。
全部、聴いていたのにね。
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「ママ、きょうはいっぱいわらってるね。
ありがと、ママ。」
ハムおじさんのハムをあむあむ食べながら、ぷうちゃんが言った。
ありがと、ハムおじさん。
美味しいものは、笑顔を誘います。
むむちゃんが歓声をあげる。
「ママぁ、ぷうちゃん、自分の名前書けたよ!
ぷうちゃん、えらい、うまい、ハナマルハナマルハナマル〜」
ありがと、むむちゃん。
ありがと、ぷうちゃん。
暖かな夜です。