むむちゃんの散歩道

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木枯らしが吹き、年の瀬の空

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クリスマスを過ぎたとたんに、
職場の高い窓から見える空の色がかわった。

イチョウの黄金色を反射していた華やかな空、
一気に葉を落とす風が吹き抜けた。

ひゅぅぅ〜、の音は、効果音そのものの本物の木枯らしのこえ。

そして、葉の落ちた木々の間の空は
すこしもの憂げ。

今年が終わっていくのを、悲しんでいるようで、
今年をしっかりとかみしめているようで。

そっと、来りし道をふり返る。
あくまで、そっと。

よく、ここまで来たものです。
今年のゴールにまもなくたどりつきそう、
それだけで、ハナマル。

いろいろあった一年でした。
そのいろいろを、ひとつひとつあげていったら、
重くなりすぎるから、
そっとまぶたの奥の向こうの方に押しやって、
いろいろ、と、
みずから、言い含めてしまう。

それでいい、これでいい。
今年も、おわってゆきます。
by shiho_kato | 2011-12-28 16:48