寒いです。
今年の冬はことのほか寒い。
むむちゃんやぷうちゃんが生まれるたびに、
冷え性体質はちょっとずつ改善されつつあったのだけれど、
今年は、手先足先、腰と背筋の冷えにとにかく悩まされています。
寒いと体が縮こまるためか
(首こり病が悪化すると、90%以上の人にうつ症状が起こる(松井孝嘉『うつ 頭痛 めまい 不定愁訴 「首こり」をとれば90%以上完治する』)、
油断するとすぐネガティブモードに入ってしまいます。
アランの『幸福論』には
私のネガティブモードを回避するためのマジックワードが散見します。
「遠くを見よ」もそのひとつ。
そもそも人間の眼のつくりがそうなんですって。
広々とした空間の中で憩い、星や水平線をながめて、眼は安らぐようにできているんですって。
眼が安らいでいれば、頭は自由になり、足取りもしっかりし、体全体がくつろいで、内臓までしなやかになる。
自分の意志の力で内臓をしなやかにしようとしてもダメなのですって、眼に任せる。
頭や心をつきはなして、体の機能に身をまかせること。
シンプルだけど、忘れがち。
足が冷たい手が冷たいと冷たさに心をかけずに、
キリリとした空をぼんやり眺めていたら、内臓がしなやかになって
血液がいきわたり、体はあたたかになるかしら。