むむちゃんが剣道を始めた。
先週、見学と体験をして、その日の内に
「むむ、やりたい。むむ、やる!」と。
4月のクラス替えから仲良しのお友だちに誘われての
見学だったので、竹刀を振り声をあげる様子に、ひくんじゃないのかな。
その後、お友だちに、剣道はやらない、と伝えるのは
また小さな苦労があるだろうな、と思ったのは
親の杞憂。
今週は入部して、はじめての練習。
細身のむむちゃんの華奢な腕で、竹刀を振ると言うよりも、
竹刀に振られているようで。
真剣な顔つきで、懸命な顔つきで、でもなんだか楽しそうで、
上級生の子どもたちと一緒になって
全力で駆けたり、竹刀を振ったりしている様子に、
なんだか、じんとしてしまう。
竹刀を持たせてもらいたくてうずうずして
うろうろと輪に入っていこうとするぷうちゃんを説得して、
終わりを待たずに帰った。
練習を終えてむむちゃんはお友だちと友だちのお母さんと
一緒に帰ってきた。
すでに寝る用意の済んでいるぷうちゃんを確認して、
さっさと一人でお風呂に入って着替えて、寝る支度。
あぁ、全部全部を見守る必要がなくなったんだなぁ。
むむちゃんが、
「あぁ、疲れたぁ」
と、腕にからまりついてくる。
お疲れさま、楽しかった、良かったね、
と、背中をぎゅぎゅっと抱きしめる。