むむちゃんの散歩道

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むむちゃんの夏休み 職場見学と、次世代に渡すということ

むむちゃんと一緒に出勤した。

今日は、することがない、行くところがない、
予定がない夏休みの一日に、
むむちゃんが涙。。。

・・・どうしよう。

朝から、副校長先生に電話をする。

「夏休みですし、ウエルカムですよ」
おっとりした、やさしい声に、ほっとする。

大急ぎで、出勤の準備をして、出発。
一日過ごせるように、リュックに本を入れて、宿題を入れて、お弁当を入れて。


夏休みの学校図書館は昨年までは、開けることがなかったそうで、
今年の利用も、日に10人くらいずつの
のんびした、静かな時間。

せっかく来たから、少しお仕事の様子を説明することにする。

書架をめぐり、0類から9類までの、本の番号と内容と並びを説明する。
むむちゃんは、話を聞きながら、番号の順序の入れ違いを見つけてなおしたりする。

お手伝いできる作業はないかな、と探しながら、少しずつお願いしていったら、
結果的には、一日中、仕事を手伝ってもらう日になった。

カウンターの中に作業する場所を設けて、してもらったお仕事。
・新着本の帯やスリットを抜いて、蔵書シールを貼る
・中古の寄贈本の表面をほこりをはらって、消しゴムをさっとかけて(汚れがとれます)、蔵書シールを貼る
・洋書のリーダーに、登録番号のシールと、その上からカバーシールを貼る
・ブッカーをかけおえた新書を新書の棚に並べる、文庫を文庫の棚に並べる
・閉館後のお掃除
・本にブッカーをかける

朝から、お昼タイムの1時間と、おやつタイムの15分にお休みして、働きっぱなし。
4時の閉館で、早めに帰ろうかと提案するけれど、
ママのいつものお仕事の時間まで、お仕事する、と。


私の仕事を見せるはずが、カウンターに向かって仕事をするむむちゃんの
背中を私が見ながら、一日過ごす日になった。

スリットを抜く作業では、丁寧に一冊ずつはさまっているものがないか、確認していく。
カバーシールを貼る作業では、まずカバーシールをあらかじめいくつかシートからはがして
机のきわに並べて貼って用意しておいてから、登録番号シールを貼る。
シートからいちいち剥がす手間がない分、さっさと手が動く。

書架に並べる作業では、先に新書を番号順に並べて
書架に持っていき、該当の番号のところに入れていく。

どれも、玄人っぽい、作業の手順と手際に、息をのみ、舌をまく。
いったい、どこでこんな方法を教わったのだろう。


お仕事を終えると、
ぷうちゃんのお迎え間に合う?
と聞くので、お迎えに向かう小走りまで、いつもどおり。


無事にお迎えの時間に間に合い、家に帰りついて
むむちゃんはおしゃべりが止まらない。

むむ、本の仕事をする人になる。
何を勉強したらいいの、どんな学校に行くの。
むむ、お仕事する人になる。一日中、家にいるのはつまらない。
お仕事の場所と、保育園は近いところにする。


むむちゃんの声を聴きながら、
学校司書の仕事を、働きながら、生活していける、食っていける仕事にしていかなくちゃ、と思う。
それでいて、子どもを育てることとを、キリキリせずに両立できる仕事にしていかなくちゃ、と思う。

チャイルドラインで仕事しているとき、
むむちゃんは、大きくなったらチャイルドラインの人になる、と言っていた。
そのときには、NPOを、働く場、生活していける場にしてかなくちゃ、と思って
職場の環境を整えたり、NPOの雇用の状況を調べて提言をつくるとしたらという研究をしたり、した。

次世代に渡すというのは、
子どもたちから、こんな未来を生きたい、という声を受けて、
そんな未来を用意しよう、整えていこうと努めることなんだ。
ずんと、胸の真ん中に落ちる。


お昼間近に図書館に副校長先生がいらして、
むむちゃんにジュースをくださった。
夏休みのあいだは、いいでしょう。
やわらかく、にっこり笑う。

社会の中に、働く母の場所も、働く母の子の場所も、ある。
心がほどけていくよう。
これも次の世代に渡していきたい大切な、もの。
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by shiho_kato | 2012-07-29 11:13 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)