むむちゃんの散歩道

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米子の夏、学校図書館を考える夏、友人を得る夏。

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学校図書館協会の夏の大会で米子に来た。
はじめての山陰。はじめての鳥取。
学校図書館協会の大会もはじめて。

一人での泊りがけの旅は久しぶり。
以前はいつもひとりで遠出の出張ばかりだったのに。
少し心もとない気分で出立した。

学校図書館協会の大会では、学校図書館を活用した実践の報告を
もとにした研究討議を行うプログラムが100近くあり、
その中から参加するものを選ぶ。
2000人あまりの参加者がいるらしい。

こんなに懸命に学校図書館という舞台で日々活躍、努力、工夫を
しているということを、三日間聞き続けて、とっぷりと体感することができた。

では、私は・・・、私の学校では・・・、
と、振り返ったときに、ここで聞いた実践の中から、
どのくらい真似ることを希望したいだろうか。。。

今回、私の学校司書としての気持ちで、明確になったのは、
学校図書館は小さな入れ物である、
という自覚のもとに謙虚でありたい、ということ。

そこで創意工夫と努力を続ける大人たちの姿が見える場であるということで
すでに多くの役割を果たしている、ということ。

本への親和性を少しでも、深めることができ、
何かにつまづいたり、知らなくちゃ、知ってみたい、と思ったときに
どうそれを知るのか、その手立てのひとつとして本はとても有効であること、
そのときにどう自らの問いに答える本とめぐり合っていくのか、
その道筋のさわりを知ることができる場として、
学校図書館は教育の場にあるのだ、ということ。

そして、何よりも「生きるとは何か」という命題を
抱いて生き続ける「人という生き物」にとって、
命題への答えを生涯探し続ける場として、
図書館は常にかたわらにあるのだということを
子どものうちに学校図書館で経験する。

本屋にも公立図書館に行くことができなくても、
学校には必ず図書館があり、子どもたちはすべて、
その経験をする機会を等しくもっているのは、
そんな意味があるからだ。

私にとって、学校図書館の意義とはそういうものなのだろう。
それがつかめたことは、今回、とてつもなく大きな収穫です。

二日目の朝、お散歩をし、川くだりの船にのった。
町の再生をかけた、シャッター街の中に、ぽつりぽつりと
工夫をこらした景観を壊さないモダンなお店があり、
石の笑い地蔵たち。
アーケード街の名も、「笑い通り」
素敵。

川くだりに乗船客がほかになく、一人じめ。
中海にまで出てくれて、風が気持ちよい。
船頭さんが、となりにきて、音声でのアナウンスの合間に
あれこれとお話をしてくれる。

説明いただいたお話の半分も覚えてはいられないのだけれど、
この海風を一緒に感じた気持ちのいい夏の朝のことは忘れない。

三日目の朝は、寺通りというお寺の立ち並ぶとおりまで
ホテルで自転車を借りて、お散歩。
曹洞宗、臨済宗、日蓮宗、浄土宗のお寺が8つ立ち並ぶ。
米子城を守る意図があり、ここに並んだそうだ。

ゆったりした土地であるはずなのに、
米子の町並みは、軒を寄せあうように家々が立ち並び、道を形成している。
間口の広さで税を課されたため、間口が狭いのが特徴とは、
船頭さんの説明。なるほど。


そして、二日目の夜は、裏懇親会なるものがある60数名の方々が参加。
こんなに大掛かりな場に居ていいのかと思いながら、
東京から参加していて、顔なじみの司書教諭のKさんと、司書のSさんと参加した。
私でも名前を知る先生方がいらして、どさくさにまぎれてご挨拶などしてみる。
そして、解散後、夜風に吹かれながら、Kさん、Sさんと歩き、
この大会でのこと、自分の学校のこと、図書館のこと、子どもたちのこと、
そして、自身のことをお話したりする。
あぁ、仲間だなぁ。
あぁ、友人ができたなぁ。

しみじみとうれしい。
素敵な夏だ。
素敵な米子を、堪能した。
by shiho_kato | 2012-08-10 12:34 | 読書ノート