むむちゃんの散歩道

mumugi.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

10月終わりの、水曜の朝の憂鬱

水曜の朝は、たいへんだ。

ぷうちゃんは毎週遠足の日なので、お弁当。

むむちゃんは夜の剣道の日なので、少し早めに食べられるようにお弁当。


そして、むむちゃんを剣道に送っていけるように、

ぷうちゃんと、私のお夕飯。

そして、いつもの朝ごはん。

一日3食分を、朝一気につくる。


だけど、いつもの朝なのだ。

二人とものいつもの朝と、自分の身支度も含めたいつもの朝とに、

三食用意、プラス、遠足の用意、



こんな曜日に限って生協の日でもあり、

毎週のよりみちのいえの開催日でもあり、

オプションが多すぎて、

いつもと同じ時間の中ではこなしきれるはずがない。



結局、悲鳴のような「早くしてっ!」を連呼しつつ、

転がり出るように、なんとか、家を出る。


だから、水曜の朝は、自己嫌悪。

むむちゃんにいってらっしゃい、気を付けてね、を言ったかな。

自分で遠足のお弁当と水筒をしまったぷうちゃんに、

よくできたね、と言ったかな。


笑顔は見せられなかった、絶対に。

眉間にしわの、朝だった、絶対に。


自己嫌悪の、憂鬱な朝。


それでも毎週めぐってきて、毎週終わっていく。

むむちゃんの剣道に送り出せる目途が立つ時間になって、

ようやく、ほっとして、すこし、表情が明るくなってきたな、と自分で感じる。


*********

今朝はいつも以上に、過酷だった。



月曜の夜、会議で遅く帰ったら、むむちゃんから

「明日は遠足でお弁当です」の書きおきがあった。

火曜の、お誕生日のケーキを焼き、下準備をしながら、

お弁当の準備をする。



火曜の朝は、夜の準備をしながら、お弁当を作る。

火曜の朝、ぷうちゃんの保育園から「水曜はハロウィンをします。衣装を準備してください」の

お手紙をもらう。

夜は、お誕生日のケーキとコロッケを用意し、ながら、ハロウィンの衣装を考える。


そして、水曜の朝の今日。

つもの水曜日だけでもオプションとしては上等なのに、

今日はそこに、ハロウィンの衣装も加わった。


・・・・・・・・

ぷうちゃんが、仮装なんてイヤだ、モードならそれはそれだけれど、

今回は、妙にやる気。


火曜の朝、お手紙を読みながら、「そんなの急に言われても家にはなにもないよ~・・・」

との私のつぶやきを、聞き逃さなかったぷうちゃんが、夜パパに自分で電話をかけ

「ハロウィンのものある?」と、聞いていた。

当然ながら空振りで「そっかぁ、わかった~」と、電話を切った。


だから、火曜の夜は、コロッケとケーキの脇で、

あれこれひっぱり出してきて、着せ替えごっこをしながら、

むむちゃんぷうちゃんと考えた。

私の着古したワンピースを切り開いて、マント様に加工した。

昨年のハロウィンのピックと、バッグ


水曜の朝は、即席で用意したそれも持って、お弁当を入れたリュックも持って、出かけた。


へとへとの朝だ。

でも、とにかく、地下鉄の時間には間に合った。


せめて、ぷうちゃんが、楽しいハロウィンを過ごしてくれていることを

心底、心底、願う。
by shiho_kato | 2012-10-31 08:32 | 私ノート