むむちゃんの散歩道

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こんな日だってあるさ』 家族の底力。子どもたちが要のわが家。機能不全の母、立ち直る

学園祭&保育園の秋祭りの週末を終えて、
週明けは、桜美林大学での講義2連戦×2日間。
ずっと、お祭りが続いているような、多種多様な
頭や、体や、時間や、空間の使い方を、端から端まで使い切るような、日々。

桜美林での二日目を終えた午後も半分を終えた時間。
そこで用いた絵本と本たちをずっしりと抱え、脱力に身を任せていたのでした。

よし、今日は帰りはファミレスごはんでお疲れ様会だぁ。
自分にご褒美。
子どもたちにも、ピリッとした緊張感につきあってもらったご褒美。
前夜の夕飯は、お魚も炒めたホウレンソウも焦がし、
美味しく食べられたのはむむちゃんの炊いたご飯だけだったし・・・。

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*********
そうして、家に帰ったら、留守電が。。。
「むむさんの小学校の担任の〇〇ですが、本日の面談はどうされたでしょうか」

あああああああああぁぁぁ〜
私ってば、私ってば、私ってば〜・・・・。

がっくり。
あわてて、学校に電話し遅くまで残っていた副校長先生に謝罪。

むむちゃんごめんね、ほんとにごめんね、ごめんね、ママほんとにひどいね、ごめん、ごめんね〜。。。
むむちゃんは「ママ、そんなに謝らなくていいよ、今日はママのお疲れ様会だっしさ」
おとなの反応。すまない、ほんとにすまない、むむちゃん。

と、落ち込みながら、お風呂の用意をする。
寒い寒いと空いてるドアをバタンと閉めると、向こう側にはぷうちゃんの指が・・・・。

「うわああぁぁぁぁぁあ〜〜ん。」
ぷうちゃんのマジ泣きの声。
ぷうちゃんごめんね、ほんとにごめんね、ごめんね、ママほんとにひどいよ、ごめん、ごめんね〜。。。
「い、いたいよ〜、うわあぁ〜ん。」中指の皮がむけていた・・・。
大騒ぎの私たちの後ろを通り過ぎがてら、むむちゃんがぷうちゃんの頭をポカッとひとつ殴っていった。

そして、早々にお風呂を済ませたむむちゃんは、さっさとあがり、
宿題もすませ、j家族みんなの布団を敷き、
「じゃ、ママ、今日はさ、久しぶりに本、読んでもらおうかな」
と、言い捨てて、さっさと布団に入り、『ちはやふる』を読みふける。

ぷうちゃんのカサカサ肌に塗るクリームを塗っていると、
ぷうちゃんがぼそりと「ママひどくないよ」と。
そのあと、雨に乾かなかった洗濯物と格闘していると、
「ほら、ばんそうこう、自分で貼れた」
そして、ぼそっと「つむはさっきなんで、たたいたの?」
あとで、むむにきいてみようね。

そして、お布団に入ると、むむちゃんが用意していた本は
『こんな日だってあるさ』

はぁぁ。今日、講義で紹介したばかりの、こんな日に自分を励ますための本。

どじで、ちょっといけてない、ぬけがちな、ロナルド・モーガンくんは、
この日、朝からやることなすこと、裏目に出て、
タイラー先生に叱られ、友だちにバカにされ続ける一日。
やっと学校から帰ることができると思ったら、
タイラー先生に手紙を渡される。帰ったら読みなさい、読めなかったらお母さんに手伝ってもらいなさい。
帰り道早々に、手紙を開いたモーガン君。
手紙には、「今日はおきのどくさま。こんな日だってあるわ。明日はすてきな日にしましょうね」
というようなことが書いてあり、モーガンくんには、今日はうれしい日に変わる。
初読した日、タイラー先生の手紙のくだりで涙があふれた本。


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あぁ。
むむちゃん、ちょっと演出、出来すぎ。ガラスの仮面の読みすぎです。

読み終わったら、ぷうちゃんが今度はぷうちゃんの本も読んで、おんなじの。
『こんな日だってあるさ』を二回読む。

おまじないのように、じわりと効いてくる。「こんな日だってあるさ」

そうだ、こうやって、子どもたちと平和に眠れる夜を私たちは迎えたではないか。
外は寒いけれど、ここは暖か。ぐっすり眠れそうに守られた部屋。
私は母として、かなりもう機能不全な状態になっているけれど、
家族としてはかなりよく機能しているではないか。


むむちゃん、ありがとう。気にしなくていいって言ってくれてありがとう。
ぷうちゃんが泣いたときにポカってしたのは、あまり泣くと、ママが悲しくなると思ったからなのかな
って、ママは思ってるけど、どうなのかな。

「ん」

ぷうちゃん、むむちゃんはそうだったんだって。
ぷうちゃんも、クリーム塗ってる時に「ママひどくないよ」って言ってくれてありがとう。

「ね、むむはなんで、叩いたの」
ぷうちゃんが泣くとママが悲しくなるから、あんまり泣かないで、という気持ちだったみたいだよ。

「じゃ、さ、口で言ってくれればぷうちゃん、わかるよ」
って、ぷうちゃんは言ってるけど、むむちゃんは、どう?
「そんなの、口で言ったら恥ずかしいよ、それにうまく言葉で言えないよ」
だって、ぷうちゃん。ママをかばってくれたんだ、むむちゃんは。
「口で言ってくれたらなぁ。ぷうちゃんは、まいにちまごめでそういうの教えてもらってるんだから。
ぷうちゃんだって、わかるんだから。」


ぐっすり、眠れた夜。
翌朝、こなくていいというむむちゃんには内緒で、
ぷうちゃんとこっそり朝の学校に向かう。
担任の先生に平謝りに謝り、先生は恐縮されて、そのまま夕方の面談の約束をとりつけた。
その時点で、すでにむむちゃんの友達にはじまり、むむちゃんにもばれていたけれど、
むむちゃんは、嬉しそうに笑って手を振って音楽集会のはじまる体育館に向かって走って行った。

よし、一日は、一日一日、積み重ねだ。
今日はきっといい日になるさ。


わが家は、母がダメでも、持ちこたえることができる底力を持っていることが、わかった。
立ち直らせてくれた子どもたちに、心から、心から感謝。

二人の好きなドーナツを買ってきた。
面談はつつがなく終わった。
そして夜はむむちゃんの好きなドリアを作った。今度は焦げなかった。

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by shiho_kato | 2012-11-07 19:33 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)