むむちゃんの散歩道

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むむちゃんの運動会前夜

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明日はむむちゃんの運動会。

夕方お友だちから電話がかかってきて明日の相談。

6時に起きて朝ごはんを食べて、
6時半に待ち合わせをして、
まだうまく出来上がっていない縄跳びの練習をすることにしたそう。

「朝ごはん、早く食べられないかも、、、」とか、
「夜のうちに持っていくもの用意しておく」とか、
苦手なことを伝えながら時間の交渉をしていたので、
早すぎるでしょ、疲れちゃうよ、等々のぶつぶつは口の中で飲み込んだ。

まだ、ぷうちゃんが夕飯を食べ終わる前に、
もうお風呂入るね、と、さっさと寝る支度へ。
明日の用意も終えて、
朝水筒に入れるもののリクエストもうけたまわって、
おやすみなさい、と、お布団に入った。

でも、なかなか眠れない様子で、本を読んでいる。
のぞいて「ねむれない?」と、声をかけると、
「なんか緊張する。本読んだら落ち着くかなと思って」
それはいい方法だね。
「ママ、明日も転んだらやだな」
あぁ、去年めいっぱい気合を入れ過ぎて、スタートで転んだの、
やっぱり気になっているんだね。

緊張したら、いっぱい空気を吐くといいんだよ。
ふぅ〜〜〜〜って。
「うん。ちはやもそうするもんね」

ママお洗濯と明日のお弁当の用意終わらせちゃうね。
「うん、おやすみ」

しばらくしてのぞいたら、丸くなって目をつぶっていたので
電気を消した。

明日のお弁当のリクエストは、
から揚げと、卵焼きと、きゅうりスティックのハム巻きにミニトマトをさしたのと、
おにぎりはゆかりとしゃけと枝豆。
デザートはさくらんぼ。
いつもとおんなじリクエスト。

明日の持ち物で、むむちゃんが日よけ帽子に選んだ麦わら帽子はリボンがない。
私の中学生の時からの麦わら帽子だから25年物。

何かないかな、と適当なリボンを探して、麦わら帽子に縫いつけた。
ついでにぷうちゃんのズボンの破れたところも縫ってしまおう。


去年の運動会を思い出す。
練習ではずっと2位だったから、本番では絶対1位になりたいと気合を入れ過ぎて、
並ぶ時から胸がはぁはぁ上下していた。
あらららら、と思っていたら、スタートしたと同時にむむちゃんの姿が消えて、
転んでいた。
そのあと懸命に走って走って、あと数十メートル距離があれば最後尾は免れたかもしれないけれど、いわゆるビリの4位。
4位の列に並んでいたむむちゃんはふにゃりとずっと笑った顔のままをしていた。

応援席に戻ってきて、エヘヘと笑ったので、がんばったね、と声をかけたら、
くしゃりと笑顔がくずれて、体操服に顔をひっこめて、涙をぬぐった。


今年は、気持ちよく走れますようにと、
何日も前から思っていたりしたけれど、
お弁当のリクエストを聞くとか、
靴を洗っておいてあげよう、とか、
そんなことくらいしか思いつかなかった。
靴を洗おうとしたら
右足のつま先と、左足の内側が破れかかっているのを見つけた。
むむちゃんはそれでいいと言ったけれど、まだ1週間あるから、と
あわてて、新しい靴を買いに行った。

ピンク系だったらなんでもいい、と、むむちゃん。
迷って「瞬足」を買ってしまう。
1週間で足になじんだようで、良かった。


なんて、ちっぽけな、親心。
こんなことくらいしか、親ってできないんだなぁ。

明日の朝は、連絡帳には無い小さいおにぎりも持たせよう。
6時半からの練習の後、学校に行く前に食べられるように。

私は運動会が大嫌いで、雨が降ることをひたすら願う子どもだったから、
真っ直ぐ楽しみにして、
真っ直ぐ成功させよう、というむむちゃんが
ひたすらまぶしい。

そう、だからいっそうまた祈るような思いで応援したくなる。
そう、だけど、たとえむむちゃんがそうでも、
私は私の子どもの時の呪うように過ごした運動会前夜を
忘れないようにしよう。
明日の運動会、そんな子がひとりかふたりくらい、居るかもしれないから。


子どもたちが寝静まった夜、あれこれ思い巡らせる夜。
子どもたちと過ごす時間は、多々ちりぢりに、物を思わせる。
by shiho_kato | 2013-05-24 22:59 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)