むむちゃんの散歩道

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今夏の課題図書『歌え!多摩川高校合唱部』を読み、合唱を聴く

勤務校の音楽祭という名のいわゆる合唱コンクールだった。

2年目の2度目の音楽祭、去年はあっけにとられるように、
今年も完成度の高さに感嘆のため息。

学外に出て、人見記念講堂を借りての音楽祭。
学内合唱コンクールに、なんと贅沢な、と思った去年の音楽祭前。

一度聞いてしまうと、
音響の良いホールで歌うことに見合う「音楽」の祭典だとわかる。
合唱コンクール、じゃ、ないよなぁ。


音楽祭に合わせるように、
数日前に、今夏の読書感想文コンクールの高校生の課題図書
『歌え!多摩川高校合唱部』を読んだ。
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物語としては平板で、登場人物の書き込みも深みに欠ける
作品としては、力不足の一冊。
実在の合唱曲の作詞をした女子校生の高校合唱部を
取材してフィクションに仕上げた工程を知ると、少し納得。

全国大会優勝を目指す合唱部の練習の様子がほぼ全編に書き込まれている。
目の前の生徒たちはクラス優勝目指して
わずか2,3週間あまりの時間でそんな練習をして、ここまで仕上げてくるのか、
そこに、感嘆。


どのクラスも、特に高校生の変声期を終えた安定した歌声になると、
対外的な大会に出てもなんらか残るだろう、と、
思わせてくれるような出来栄えなのだもの。

これって、クラス対抗の校内合唱コンクールなんだ・・・。

指導の力ってあるんだな、と思う。

むむちゃんの昨年の作品展の時に、美術の先生が変わるだけで、
こんなにステキな作品群が生まれるのか、とハッとしたのだけれど、
音楽の先生次第で、クラス単位の合唱ひとつひとつが
音楽の祭典を演出するものになるんだなぁ。

そして、それだけのレベルで歌おうという伝統が
ぎゅっと後押ししていることも、
一年を経てわかってきたことのひとつ。

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指揮者にも、伴奏者(というよりもピアニスト!)にも、
そして歌う生徒たちにも、少なからぬプレッシャーのかかる一日。
すべての生徒たちが、この祭りに乗り切れるわけではないことも、
ひとりひとりを去年よりはちょっと多く見分けられるようになったから、わかる。

だけど、それでも、ここまで豊かな音楽の時間を
過ごさせてもらえたことに感謝。
by shiho_kato | 2013-06-14 20:40 | 読書ノート | Comments(0)