むむちゃんの散歩道

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カブトムシがやってきた。夏の朝の大騒動。

いつもよりお迎えが遅れた夕方。

駆け足で保育園に帰り着くと、「やった~、ママだ!帰ってきた~!」
のぷうちゃんの声。

あぁ、歓迎されている。急いで帰ってきて良かった・・・。
ぷうちゃんが走り出てきて、
「ねぇ、ママ、カブトムシ飼いたい。飼っていい?
お願い、お願いします。」

カブトムシを「買う?」あ、「飼う」か。

カブトムシね、ママじゃなくてね・・・。脱力。

保育士さんにうながされて、あらためて
「お願い、お願いします」
気をつけをして、頭をきっちりと下げる。

カブトムシかぁ、、、。
むむちゃん、虫がきらいなんだよなぁ。
去年の蝉騒動は、ほんと大騒ぎだったしなぁ・・・。
遠い目をしていたら、
保育士さんが「今日はお家に帰って相談して、明日にしたら?」
と声をかけた。
「今日がいい。ママ、今日、連れて帰りたい」

ぷうちゃんが何かに固執することはめったにない。
あきらめがいいのは、むむちゃんも同じなのだけど。

去年の夏からあこがれていたカブトムシ。
いいか、とりあえず、連れて行ってみよう。

嬉々としたぷうちゃんに、
疲れて0になってるマイバッテリーを充電してもらう。

むむちゃんにちゃんとお願いしようね、一緒に暮らすことになるからね。
帰りの自転車でお話する。

ぷうちゃんは、むむちゃんの前でも気をつけをして、
頭をきちんとぺこりんとさげて
「お願いします」と言った。

飛ばないからいいよ。でも絶対絶対入れ物から出さないでね。
と、むむちゃん。
あぁ、良かった。
カゴがないので、透明の深い入れ物にラップに穴をあけてゴムでふた代わりにした。
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なんだかんだ、三人してカブトムシの存在を気にしながら過ごす夜。
食べてる?寝てる?動いてる?

ぷうちゃんは紙パンを卒業してはじめておねしょをした。

**********
朝、いつもより早く起きだしたぷうちゃんが、
枕元の光りの当たらないところに置いてあった入れ物を
そっと持って居間に出てきて、
ぼんやりとしている。

ぷうちゃん、カブトムシ元気?
と訊いたら、うん、と目を落として見やって
「ママ!女の子のカブトムシがいない!」

あちゃぁ~。ゴムじゃ弱かったか。

「さっき、あっちのお部屋から持ってきたときはいたのに。」
ぷうちゃんの小さな言葉を信じて、
じゃ、この近くにいるよ、ぷうちゃんとにかくがんばって見つけよう、
と、ひっきりなしに声をかけながら、朝食の用意を急いだ。
案の定、むむちゃんが起きてきて、え~、どこに居るかわかんないじゃん!
むむは、こっちの部屋には行かない!と
布団に後戻り・・・とほほほほ。

ぷうちゃんが、「ママ、あのさ、昨日のゼリー(カブトムシゼリーなるものが今やある)
カブトムシ食べたよね。」
うんうん、食べた食べた。手を止めずに声だけで返事をする。
「そしたらさ、土の中かも」

え、なに?
「ほら、ここのところなんかある」

あ、ほんとだ!ここに居るじゃないか!

ぷうちゃんの頭をぐるぐるなでて、良かったね、いたね~。
むむちゃ~ん、大丈夫だよ、入れ物の中だったよ~。
はやくこっちきて、学校の準備して~。

再び朝食の準備を再開すると、
「あぁぁぁぁぁ~!」
こんどはなんだよ~・・・。

「歯がない!歯が抜けてる~!!!」
見てここ~。
ぷうちゃん初の、乳歯が抜けた。

「歯がない・・・」
「歯がないと、生えてこないよ」とむむちゃんの意地の悪い声をかき消すように、
大丈夫、無くても生えてくるし、見つかるから。
(もしかして飲み込んだか・・・?の不安もよぎりつつ)

良かったね~、と頭をぐるぐるなでた。
ぷうちゃんは満面の笑み。

朝食の支度を終えて、子どもたちに食べ始めてもらい
布団を片付けていたら(何しろ、本日はおねしょ布団でもあり・・・)
小さなかけらが引き出しの下に。

ぷうちゃん、あったよ、歯、あった!

「ほんとだ~!」
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ほっと、ひと息。
なんとか朝食にたどり着いた。

***********
前夜寝る前に、ぷうちゃんにカブトムシはお名前つけるの?と聞いた。
あのね、ひとりは決まってるの、もう一人はまだ。と。

そして今朝、この騒動のさなかにぷうちゃんは
「ママ、お名前決まったよ」と恥ずかしそうに。
「男の子のカブトムシがつばめくんで、女の子のカブトムシがはなちゃん」
つばめくんと、はなちゃんかぁ、どうやってきめたの?
「決めたから、決めたの」
そっか~。はなちゃんに、つばめくんいい名前だね。

あぁ、命名してしまった。命が宿ってしまった。

どうかある程度の期間で構わないから、
この夏を生き延びてね。
マメなお世話はとっても苦手だけどね。


************
これら一連の騒動のおまけのように、
むむちゃんは宿題のプリントをなくし、泣きださんばかりで必死に探していた。
その宿題は昨日確かに一緒にやった覚えがある。
たしかにあった、うん、あったよ。
学校か、ランドセルか、そのあたり以外に持っていくことなかったよ、
ぷうちゃんも探すの手伝ってくれる、と、
洗い物をしながら、声をかけ続ける。
「ママぁ、あった~」
出てきたのは整理してまとめて捨てたゴミ箱の紙の束の中。
良かったね~、あって、良かったね~。
これも声ばかりかけて、一瞬だけむむちゃんの肩をポンポン叩いた。


**********

これで一日はまだはじまったばかり。

子どもたちが起きてからわずか1時間あまりの間の出来事。
神様今朝はもり過ぎです。

カブトムシを、はなちゃん、つばめちゃんと呼ぶ今年の夏が始まるんだ。
by shiho_kato | 2013-06-28 21:07 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)