夏休みあけに黄昏ている場合ではありませんでした。
ピアノの発表会にまい進している場合ではありませんでした。
今週、明日はぷうちゃんの誕生日。
毎日毎日、「もう6歳だもんね!」と
浮かれて張り切っているぷうちゃん。
「あぁぁ、あんまり早く6歳にならないで。
5歳のふうちゃんとはこれから一生会えないんだから~。
さびしいなぁ。」と、応酬。
むむちゃんには、成長を喜ばない親ってどうなの、ママ変、とか言われつつ、
しつこく「5歳のぷうちゃ~ん!」をしていたら、
むむちゃんも巻き込まれ。
前夜、いよいよ明日だね。
でも、私はへとへと。
先週の緊迫した仕事と、一週間フルに仕事と、
新学期の開始による、生活リズムの整えなおしの緊張とで、
すでに火曜にしていっぱいいっぱい。
むむちゃんにご飯を炊くお願いも、セットはしてあるものの炊けていない。
ボタンの押し間違い。
お夕飯のメニューを柔軟に臨機応変に、の余裕なく、
ケーキ焼かなきゃ~、お誕生日プレートがない~。
今日はパンも焼かなきゃ~。
明日はぷうちゃん遠足、お弁当の用意~。
ピアノの練習~。
あさってはむむちゃんの保護者会~。
明日のむむちゃんの持ち物~。
もういっぱいいっぱいで、とりあえず、夕飯は買ってきて済ませる、
と険しく言い残して、自転車で飛び出す。
とにかく夕飯を食べ終え、あれこれを段取り悪く終わらせて、
湯船につかって、一息、ふ~。
お風呂の中でぷうちゃんと「ぷうちゃん、もう6歳だ!」
「えぇ、まだあともうちょっとだけだから、5歳でいてよ~。」
同じ会話をしていたら、
「6歳になったら5歳よりいっぱいできることが増えるよ。
お手伝いもたくさんできるよ。」と。
負けっ、私の完敗。
そうだね、そうだよね、ありがとう、ありがとね。
寝るとき恒例の今日の嬉しかったこと。
ぷうちゃんは
「今日はママが疲れてて、むむとお手伝いしたら
ママが笑うようになったこと」
あぁあ、ノックアウト。
そうです、私がテンパって台所周辺でバタバタやってる今宵
お洗濯もたたんで、たたむだけじゃなくて、
それぞれの引き出しに(私の引き出しにも)しまうところまで
済ませてくれた。
パンも焼いてくれた。
お布団の用意もしてくれた。
絵本もむむちゃんの宿題の音読に真似て、
自分で読む練習。
子どもの時間をたっぷりたくさん、って願っているけれど。
キミたちの力なくして、我が家の生活は成り立たない。
5歳のままでいてとか言っているけれど、
手を貸してくれるようになってきた今が頼もしい。
3歳なりたてのぷうちゃんがソファーに仁王立ちになって腰に手を当てて
「はやくきがえさせろって、言ってるだろうよ~っ!おいっ!」
とすごむ姿とそのすごむ内容のギャップに、大笑いした事件を思い出しながら。
今のぷうちゃんが、大好きだ。
5歳のふうちゃん、ありがとう。
明日から6歳のふうちゃん、またよろしくね。