お正月があけてすぐに
久しぶりの友人から電話がかかってきた。
逢いたいわ。
無沙汰ばかりの私。お世話になりっぱなしなのに。
翌日からの週末は予定がいっぱい。
飛んでいきたい気持ちを抑えて、抑えて、翌週末。
逢いに行った。
お土産は要らないわよ、の言葉通り、手ぶらでふらりと。
1時間の予定を2時間近く滞在して、近況の報告から、
後半では、私のこれからについて発破をかけられる。
発破をかけてくれる友は、数少ない。
それに引き上げられて、ここまできた。
それに追いかけられて、えいやっと越えてきた。
また、来ます。
必ず、来ます。
次に来るときにはお土産を。
かけてくれたエールに応えた成果を携えて。
早く早く早くまた訪ねたいから、早くひとつふたつ、形にしなくちゃ。
空は青。
冷たい風が吹きすさぶ。
体の中から熱を発してる。
その勢いで自転車を漕いでいたら、またひとり年下の友人に会った。
年末に送ってもらった私のインタビュー記事のお便り化したもの、
お礼をしそびれていた。
自転車の席上から、「届きました、ほんとにほんとにありがと~」
風にのせて届いたかしら。
届いたものとして、大きく大きく手を振った。
さらに飛ばして走っていると、年上の友人に会った。
尋ねたいことがあった。
風にのせて、互いに飛ばしていたので、片手を上げて大きく振るばかり。
生きなくちゃ。
今年も、しっかり生きなくちゃ。
涙をぐっとこらえて、次に挑むものを胸に浮かべた。