連休はお姉ちゃんと実家に向かった。
いとこちゃんと夏休みは2回泊まる、の約束が果たせなかった。それを取り戻すために。
お姉ちゃんの目的は私の昔の写真を見ること。
母に出してもらったアルバムに子どもの頃の私を発見。
あちこちに自らの面影を見つけて歓声をあげていた。
私は母が私よりずっと若くして「お母さん」をしていたことをあらためて認識。
私などこうして帰省すると、いまだに子どもだ。
お姉ちゃんいとこちゃんたち女子~ズが、ピアノに、百人一首に、アナ雪ごっこと平和に遊ぶ。
ぷうちゃんがいないと、むむちゃんは子どもらしくて、おしゃべりで、べたべた甘えんぼだ。
いつもお姉ちゃんをしてくれているんだな、と、思う。
みなの輪をするりと抜けて、青空のもとお散歩。
家のまわりをお散歩するのが好きだった。今も。
広い空のどこまでも、頭の中の空想が自由に飛び回る。
ススキをくるくると空に向けて回しながら、脈絡なく想いを遊ばせる。
写真を見たばかりだからだったからか、10代の私をなぞるような気分で。
夕方になり、みなでかけっこの練習に出掛けた。
夕方の空も広くて、空気がたっぷりあって、どこまでも走れそうな気分になる。
10代の時よりも自由な私、
10代の時よりも元気な私、
発見できた今回の里帰り。
むむちゃん、はじまったばかりのあなたの10代は、どんな感じになるかしら。