むむちゃんの散歩道

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ぷうちゃんの登校渋り

2学期が始まってから日に日にエスカレートするぷうちゃんの登校渋り。
連日、昇降口まで送る朝。
みなが昇降口前に並ぶ時間がイヤだ、と。

とうとう、「明日は絶対に休む。休んでまごめ(保育園)に行く。
対案付きの涙目を大きく見開いた提案に負けました。
快くいいよ〜と言ってくれる保育園に大感謝。

これは、ぷうちゃんの登校しぶりに何をかするタイミングかな。
と、連絡帳にぷうちゃんの主張するお休み理由と、
先生との面談の希望を書き添えました。

すぐに電話をいただき、翌日夕方に学校にでかけることに。

先生からのお話の要点は3点。
1.隣の席の女の子とのトラブルが絶えず、今まで自分からはほとんど先生に話しかけないぷうちゃんが、隣の子とのことを再三再四先生に訴えていたこと。

2.ぷうちゃんと相性の良さそうな落ち着いていて、ある程度分別のある活発に動ける男の子がクラスにいない。

3.転入生で入って来た男の子がぷうちゃんとタイプが似ていそうで、席替えをしないで、今の隣の席の子との間に転入生の席を入れてみることにしたこと。

3の転入生の来る初日にぷうちゃんがお休みをしたので、先生もギリギリ間に合わなかったことを、
後悔されていたそう。
訴えに応じて席替えをするのもためらわれながらの、救いの一手と考えられていたことが伝わりました。

クラス写真を見せてもらったら、お友だちと肩を組んで写っていました。
ぷうちゃんが、苦手なお友達として筆頭に名前のあがる数名。
学童ではけっして、一緒に遊ばないおともだち。

先生にそのことをお話すると、楽しそうに元気に遊んで見えるけれど、
合うようには思えなかった、確かにそうかもしれません、と。

隣の席の子は、ぷうちゃんに対してならずどちらでも自身のルールを周囲に押し付けがちなきらいがあり、
お母様も、こんなことをしていたらお友だちがいなくなっちゃうよ、と、
これまでもくり返し言い聞かせていたそうです。


少人数の保育園で、しっかりルールをみんなで話し合って決めて
遊びのスタイルを、身に付けてきたぷうちゃんにとっては、
カルチャーショックなお友だち集団なのだろうなぁ。

一年もたてば、みな足並みもそろってくるんじゃないかしら。
一年もたてば、安心して一緒に遊べる関係までいたれるのではないかしら。

その前に、学校という場を徹底して嫌いにならずに済むように・・・。
そればかりを祈る思い。


帰宅して、面談でのお話の中から、転入生の男の子が
ぷうちゃんのお隣の席になったんだって。
足が早くて、背も大きくて、いいこと悪いことはっきりしている男の子なんだって。
と、伝えると、「よっしゃ!」とガッツポーズを作った。

むむちゃんは、「ぷうちゃんがお休みの連絡を先生にしに行ったら、クラスの人たち、
え~、ぷうちゃんお休みなの~!?ってがっかりした感じでみんな言ってたよ」
ナイスフォローむむちゃん。


翌日も、朝は学校が近づくにつれて俯きがちになっていく。
胸が痛む。つないだ手にぎゅっぎゅっぎゅっと力を入れて、歩いた。

帰宅後、ルンルンしているぷうちゃん。
何かいいことあった?とたずねると、「別に~。」
よりみちで遊んだからかな?とたずねると、「違うよ、転入生だよ。」

むむちゃんいはく、休み時間に転入生の子と、むむちゃんが図書当番をしている図書館に来て、
「あれ、ぼくのおねえちゃん」と、こそこそこそこそお話して、た~っと走って逃げていったとか。

そうなのぷうちゃん?とたずねると、「学校探検してたんだよ。」と。
一緒に学校探検して、楽しかったんだ。
よかった。ほっと胸をなで下ろした。

その翌々日、今日は学校の鬼ゴッコが楽しかった、と。
転入生の男の子は一緒じゃなかったようだけれど。

とっても久しぶりに、今日の楽しかったことの中に、
学校での出来事が入ってきた。

底は脱したかな。

むむちゃんがあまりにすんなりと、学校の友だち文化に身をなじませることができたので、
こういう苦労ははじめてになる。

はじめてだけれど、とことん付き合ってみようじゃないか、という気持ちになる。
先生がこういう時に何を考え、どうしようとしているのか、
ぷうちゃんがこういう時に何を考え、どのようにふるまうものなのか、
じっくり観察をしてみようじゃないか。

10月がはじまった。
相変わらず昇降口までの手つなぎ登校は続いているけれど、表情が心なしか明るい。
by shiho_kato | 2014-10-03 22:11 | むむちゃんとぷうちゃん