今日は百人一首で遊ぶ会の日。
二年ぶりくらいにふたけた11人の参加となった。
2013年の9月からはじめて、
にぎやかなときもあれば、さびしいときもあり、
なんだかんだ2年半続いてきた。
また少しにぎやかな時期を迎えそうな予感。
この間、
級を持つ子は持つなりに、昇級していき、
そういうこととは関係なく遊びに来る子も、
かるたの空気に身をなじませていく。
今日ははじめての子がふたり来た。
うちひとりはほかの本格的に競技かるたを行っている会に入っている。
私たちのはそれに比べれば、なんちゃってのお遊びのかるたの会。
だけれど、一戦目の前の静寂。
強いられたのではなくて、自然とそうなる静寂。
「はじめます」の声に、そろう挨拶。
本格的にやっているその子が浮くことは無かった。
いったいつ、かるたの「型」を身につけた子どもたちとして、足並みがそろうようになったのだろう。
はじめてに戸惑うもうひとりの彼女に、
ひとつひとつを小さな声でゆっくり教えながら、
ほかの子どもたちは、こういうことをすべてマスターしてきたことに気づく。
お遊びだったり本気だったりが混在する雑然とした時間を
それぞれにそれなりに楽しく、それなりにそれっぽく過ごせるように
バランスをとるのに心のなかでアタフタしていたことを思い出す。
そういう中であっても、かるたの雰囲気を身に馴染ませ、
いっちょ前にかるたプレーヤーっぽく振る舞えるようになっていくものなんだ。
続けるというのは、そういうことなんだ。
手応えをもって思う。
なけなしの覚悟で続けていくために
3月には少年育成団体のひとつになる予定。