むむちゃんの散歩道

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備忘録メモ JLA 全国大会

IFLAの学校図書館基準が改定された。
ひとりで読んでも変更点、目新しい点、今日的な点、問題点、ちっともわからないので、こういうときはお勉強。
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項目すべてを網羅する「学校図書館」は、なんてビジネスライクな場だろう。
能力を上げるための、技能を習得するための、訓練の場のように思えてくる。

そして、そういう場をコーディネートするのであるから求められる「学校図書館員」像は
高技能、高能力、スーパーウーマン、スーパーマン。
隙の無い人であり、常に常に向上心の塊でなくては現在の目まぐるしく情報の届け方やあり方が変わる状況を常に常に先取りして、「教え」られる人でなくてはならない。

目指せるかな・・・
ぼんやりと未来の私を浮かべる。

もしも、この先も図書館に携わり続けるとしたら、「面白い」「胸に響く」「足元を揺るがす」「心安らぐ」「しんと静かになる」そういう目には見えない耳には聞こえないひとりひとりの「揺らぎ」にざわめく図書館に身を置きたいと思う。
探求・探索スキルや、思考のステップや、組立や手順や、そういったことをこそ、授業において学べばいい。
スッキリと整理できないもやっとぼやっとしたものとつきあうためのゆるい箱が、学校の中にある図書館の大きな大きな役割の一つではなかろうか。

だってね、「生きるってなに?」という一生付き合わなくってはならない問いに苛まれ始める年齢であり、未来の自分の姿として進学とか職業とか「おとな」の像を結ぶのに手こずりながら、もがき足掻きながら、過ごす年齢だから。

今の私でいい、なんて言うつもりはからっきしない。
知識も技量も足りなくて、劣等感ばっかりで、もちっとなんとかならないのかな、と自分に呆れながら、でもやれることをやってみよう、今この目の前の図書館に、目の前の生徒たちに、目の前の先生たちに必要なものはなんなのか、それを見極める目は養おうと思うんだ。
そして、たとえそれが図書館員として、あまり実の無いことでも構わない。


by shiho_kato | 2016-10-16 21:49 | 学習ノート