むむちゃんの散歩道

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備忘メモ:覚悟って何?

日本の子どもの貧困率を底上げしているのはひとり親だ。

子どもの貧困率16.1%「6人にひとり」は、
ひとり親家庭の貧困率54.6%「2人にひとり」にあがる。

そのことが周知されるようになってからかどうかわかりませんが、
離婚アドバイザー(みたいな人)が、
「離婚には(経済的)リスクが伴います、よく考えて覚悟して決めてください」
(みたいなこと)と書いたり言ったりしているのを頻繁に目にするようになった。

それに呼応するように、
当事者であるひとり親の「シンママになる覚悟は決めていたのだから」というつぶやきも、
目にすることが多い。


おかしいよね。
だって生きていくために離婚するんだもの。
そこに覚悟って?

「病気になるにはリスクが伴います。よく考えて病気になってください」と、
理屈は一緒なんだけどな。

病気になんかなりたくないし、離婚だってせずにすむ状況なら敢えてしない。
にっちもさっちも行かなくって、婚姻状態を続けることで死んでしまいそうだから婚姻解消に踏み切るのに。
生きてみようって思ったところに、「覚悟しろよ」って、助言じゃないよね。なんなのその自己責任の突きつけ。


そんなの間に受けて、「覚悟決めて離婚します」とか肩肘張らせちゃダメだと思う。
だから、疲れ果てて、生きていけるだけの働きができるほどのエネルギーが残らなくなる。


がんばろうとする人に欠けているのは「助けて」を言える力。

早め早めに「助けて」って言えること。
早め早めに「正しく逃げ込める先」を「正常な判断ができるうちに」見つけること。
これ、(貧困に陥る手前の防御線として)とっても大事なこと。

助言って言うからには、そこをエンパワできることを伝えなくてはならない。
どんな資源や制度や仕組みがあり、どこにそれを求めるのがいいのか、よりエネルギーを削られずにそこに到達するにはどうしたらいいのか、どこまで伴走する気があるのか無いのかを、伝えなくてはならない。

大事なことってちっとも伝わらない。

下らない「覚悟して」ってイミのない圧力ばかりが伝わって息苦しさを倍増ししている。



あぁ、どうか離婚したくてできないでいる人も、離婚してなんとか生きのびなきゃって踏ん張っている人も、「おつかれさま、それ以上がんばらないで」、って言いたい。

できれば、「それ以上がんばらないで、大丈夫だから」って言いたいけど、日本はぜんぜん大丈夫じゃないところが悲しい。



by shiho_kato | 2017-05-16 20:50 | 私ノート | Comments(0)