むむちゃんの散歩道

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碧野圭『書店ガール6』と、柳美里の書店と、安藤忠雄の子ども図書館と。

町の本屋さんが減っている。

そうだよね、私も本はもっぱらアマゾン。
そもそも書店に立ち寄る時間が無い。
店頭で必ず手に入れられるかどうかわからず、だからといって取り寄せをお願いして繰り返し足を運ぶ時間が無い。行けば、あっという間に1時間、2時間過ごせてしまうのだけれど。

そんな中、柳美里が福島県は南相馬市の小高で高校生のために書店を開く予定だそうだ。
(河北新報9月19日朝刊)
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特色ある小さな書店の試みが、最近あれこれ紹介されている。
ただ本を手に入れるだけの場所では無い「本屋さん」

私のよーな、時間もお金もビンボーな多読人間には、図書館じゃなきゃ困るわけで、
それこそ、特色ある図書館っていうのも、あれこれできてきたら嬉しいなって思う。

翌日の夕刊には、安藤忠雄さんが大阪中之島に子どものための図書館「子ども本の森」を開くニュースが。
安藤忠雄さん「こども本の森」建設、寄付へ 大阪中之島 (朝日デジタル 2017年9月20日09時10分)


そして、今朝の浅田次郎さんのコラムでは、学校図書館(何度か訪れたことのある駒場東邦の図書館だそう)との出会いについて綴られていた。
初めて学校の立派な図書館に入った瞬間。覚えてるもん。中学1年の最初の日か2日目の日か。もうパラダイス。突然目の前が開けて、桃源郷というんですかね。背景にお花畑があるみたいな。」
(朝日新聞 2017年9月21日)
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私もだ。思い出す。福岡県に引っ越して唯一嬉しかったのは学校の図書館が出入り自由で、読みたい本がたくさんあったことと、市立図書館の天井まで届く書架の本、どれもこれも借りて読むことができる本だったということ。本は買って読むのがメインで、借りるのはそれを補うくらいの方法だと思っていた。このときから逆転して、借りて読むのがメインで、手元にどうしても置いておきたいものだけを買う。お金の心配をしなくっていいから、惜しみなく浴びるように溢れるように読むことができて、今に到る。



『書店ガール』のシリーズ6は、
閉店するチェーン店と、これからはじめる街の本屋さんのお話。




どんな形でもいい。
本を媒介として、静かな時間を成熟させていく場所がたくさんたくさんできていくことで、
ひとりひとりが、他者を脅かさない豊かさを身の内にあたためることができるといいな、と思う。
ひとりひとりの、点が線になり面になり、深い思考と知性とが広がって、暴力とか圧力とかと無縁な社会や世界を創造していけますように。私の100年越しの願い。


by shiho_kato | 2017-09-21 18:41 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by 日菜詩 at 2017-09-23 12:21 x
すべてにおいて、なにもない。
つうこと。
Commented by 日菜詩 at 2017-09-23 12:21 x
すべて