むむちゃんとぷうちゃんと、夏休み最後のお楽しみで
「君の名は」を観に行く。
今年の夏は映画にはじまり映画に終わる夏休み。
直前に新海誠のノベライズを読んだばかり。
アニメちっくな内容に、きっとこれは小説よりも映画の方が観やすいのだろう。と思いながら。
先に展開を知ってしまっているからなのか、薄っぺらく感じて、お年頃のむむちゃんはともかく果たしてぷうちゃんは面白いと思えるのだろうか?
おとなりで同時間に上映している「ゴースト・バスターズ」(こちらはぷうちゃんが熱心に観たいと申し入れている)と別れて観たら良かっただろうか。
そんな邪念ばかりがフツフツと湧いてきたりして、私が集中して観ていない証拠。
時を隔てて、空間を隔てて、運命のめぐり合わせと偶然で出会ってしまい、世界を守ることになってしまい、そして、もう一度出会い直す物語。
偶然×偶然×偶然×偶然。
ロマンチックに過ぎて、なかなか手繰り寄せることができない。
これに響き合えるのは20代前半までかなぁ・・・・・・・と、遠い目になる。
終わって、若いカップルが、「ちょー良かった!」「泣けた!」「もう一回観たい!」「ありあり~!」と盛り上がっていて、え、どこが、なぜなぜ?と、一層冷めるわけだけれど、むむちゃんが、たっぷりためて小さな声で「良かったねー、ママどうだった?」などと聞いてくるものだからタジタジになる。
ぷうちゃんも、時空のねじれやおばあちゃんは死んだのか?など、満更でも無い様子。
あぁ、今回は、おんなじ感じになって観ることができなかったよ・・・。
何を競っているわけでもないけれど、完敗の気分で、軽く打ちのめされた。
広瀬すずちゃんが出ている「四月は君の嘘」くらいだったら、面白いと思って観ることできそうかも。
「聲の形」と「三月のライオン」は、きっとばっちり大丈夫!!
コミックの映画化に猜疑的だったけれど、「ちはやふる」はあんなに面白かったから。
これって、心の若造り現象?
いや、むむちゃん、ぷうちゃんと同じ目線になれる境界線探しのトライトライトライ。