体育の日。
区内のあちこちの会場で、いろんなスポーツの体験ができる。
吟味して、午前中は卓球の会場へ。
老若男女というのか、「若」の小学生中学生たちと、「老」の60歳を越えた方たちで、8割を占めていた。
卓球って、高齢になってもできるんだ。
ひとりで参加して、はじめこそオロオロしていたけれど、「一緒に打ちましょう」と声をかけていただいて、そのうち、次から次へと「次は私と」「次一緒に」とお誘いいただいて、ほとんど休みなく2時間。
あるおばあちゃまは、定年後の70歳で卓球を始めて、現在78歳だとか。
ダブルスで区の大会で優勝したら、面白くなってしまってやめられないのよー。と。
70歳になってから卓球を始めたことも、続けていることも、ましてや大会に出て試合をしているということだよね、スゴイ!!!
一部、若いときにやっていて、、、という方も居たけれど、「定年で退職してから始めるひと、多いんですよー。うちの会はそういう人ばっかりですよ」と。
生き生きと、貪欲に打ち続けている熱気にあてられた。
午後は、弓道体験へ。
『アイコ16歳』を読んで、高校時代は弓道同好会に入りたかったんだけどな。
3ヶ月で止めてしまった。毎日練習、土日も練習に試合の卓球との両立ができなかったから。
中途半端に防具を買ってもらっちゃったりして悪いことをしたなぁ。
あれ、もうとっておいて無いよね。
敵と闘うんじゃなくって、自分と向き合う感じが好き。
「型」があるものは好き。シャンと背筋を伸ばすところも好きなんだ。
矢羽根が頬をかすめて、時と場合によっては切れることがあって、それは怖かったな。
弓を引くにはコツがあって、力任せに引くわけではないのだけれど、それがわからなくて腕と指の力で引いていた。もっと長く続けていたら、肘で引く感じまでたどり着けていただろうか。
本来は28m先に置かれる的が、体験では10m先に。
しっかりサポートしてもらって、狙いをつけるのと放つタイミングだけを自分で。
まっすぐ立って、引き下ろしているつもりだったけれど、撮ってもらった写真を見たら、腰が後ろに引けて背中は反ってしまっていた。
自分の体を、イメージ通りに動かすのは難しいなー。
4本射って、一本も的に当たらなかった。
「本来の的よりも下の方につけているので、やっている人ほど当てにくいんですよ」と教えてくださったけど、それ以前に、どこで狙いをつけていいのかわからなかった。
4本ずつの体験だった。
やりはじめると物足りない。1時間くらいやりたい。
でも、こういう体験の機会を見つけて、また来よう。
弓も、老後の楽しみにできるものならいいなー。
どうしよう。
老後に楽しみにするものがどんどん増えてきて、どれだけ長生きしてもおいつかないかも。
当たり前過ぎてやれやれだけど「健康こそ財産」を発見する、体育の日でした。