アップルマラソンから三日後に、おばあちゃんとおじさんから宅急便が届いた。
りんごがぎっしり。
伝票には、おじさんお得意のメモ。
おばあちゃんに電話をした。
アップルマラソンの応援で長時間外にい続けることになってしまって、疲れていないか案じていたけれど、とっても元気そうな声。
「やぁ楽しかった楽しかったぁ。87年生きてきて、はじめてマラソンを目の前で見たよぉ。面白かったぁ。長く生きてみるもんだねぇって妹とはなしてたよぉ!」
弾んだ声が嬉しい。
楽しんでくれたことが嬉しい。
喜んでもらえて、ほんとうにありがとう。
弘前に行く二日前に電話をしたときには、声も小さくて、直ぐにおじさんに代わってしまった電話。
今日は、声も大きくて、ずっとずっとおばあちゃんが元気にしゃべっていて、おじさんとお話することもなく切れた。
数日後、「おばあちゃん孝行ありがとう」と母からメール。
私が、おばあちゃんに会いたくて、小さい時からのゆかりの地を走りたくて、出かけていったのに、
おばあちゃんが楽しんでくれたおかげで、おばあちゃん孝行にすり替わった。
生まれた時から、大事にされて愛されてきたんだなぁ。。。
ありがたくてありがたくてありがたくてありがたいです。
私はこの感謝を、子どもたちに、長く生きることができてめぐり合うことがあれば孫たちに、必ず手渡して行こう。
長く、生きてみたいなぁ。
最近、ときどき、たびたび、そう思うことが増えた。
子どもたちが育ち上がるまでのほかには、命など惜しくなかったのに。