月曜に買った本から。
子どもの貧困率は15%だそうだ。
日本の子どもの6人に一人、7人に一人は「貧困」である
という率になる。
「貧困」という言葉の強さになんだかピンとこないわけなのだけれど、
経済的不利、の状態から、ずっとずっと抜け出しえない、
スタートラインに立てない、逆転の可能性を永遠に失われている状態、
「日本の子どもについて、社会が許すべきでない生活水準=子どもの貧困」
と阿部さんは定義している。
阿部さんが浮き彫りにする事実に
圧倒される。
貧困層にいつなんどき、むむちゃん、ぷうちゃんが落ちこむともかぎらない
細い細い橋の上を私たちは生きている。
だからこそ、私だけは落ちないように、身を守る術を、と教えるのではなく、
みなで手をつないで渡れる橋を持ちたい。
阿部さんが見出した
「日本版子どもの貧困ゼロ社会へのステップ」11を提示してくださっていることに
感謝。
いつだって、指針は灯台のように、目指す先を照らしてくれる。
11のステップは、読むと、これが実現できたら私が楽になる・・・。
社会に生きる大人が少し楽になれる内容ばかり。
子どもに注ぐまなざしは、そのそばに立つ大人のゆとりの確保に
ほかならないと、あらためて感じる。
のは、
私自身がとってもとってもゆとりのない、大人、
だから。