むむちゃんの散歩道

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2014年 11月 13日 ( 1 )

有川浩『キャロリング』

『明日の子供たち』を書くために出会った子どもたちの話を書きたかったのだろうな。

有川浩、うますぎる。
いい小説だった。

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子どもだましに誤魔化さない。
エンターティメント系の作家にありがちな安易なそれに流れないところが。

活字、読めない日々が続いていたけれど、
これは一気に読めた。
読めるものは読めるんじゃん。

お願い有川、もっと書いて。
子どもだましじゃない、子どもたち目線の話を。
子どもだましじゃない、大人になってゆくための、
痛みを抱えながら生きていける希望を。

どんなに痛くても、生きてゆける。
どんな暗闇の中にも、光に届くときがある。

そして、痛みも暗闇も、日々の営みの中では、
そっと横に置いておけるものでもあることを。

あなたのその読みやすい筆致でなら、届く。
届く人がたくさん、たくさん、いるから。

by shiho_kato | 2014-11-13 17:57 | 読書ノート | Comments(0)