むむちゃんの散歩道

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2017年 11月 09日 ( 1 )

図書館像、図書館員像 ー図書館総合展 2日目ー

昨日に引き続き、図書館総合展。

午前中は、
「インターネットの次にくるもの」を聴きたかったのに、
うっかり違う講座に入ってしまった。

でも、意外と面白かった。
スタイルから考える図書館員のお話なんだけど。

スタイリニストに、イメチェンを図られた図書館員さん、ラピッヅワイドの広瀬容子さんのお話。
ほんとうに文字通りの「スタイリング」のお話だった。

色あいや、服装や、髪型や、靴や・・・。
こんな話を聞く機会は自ら選んでは無いので、興味深く聞かせてもらった。

その前の仁上さんのお話のほうが興味が深かったのだけど、聞きそびれ。
仁上さんのお話は、図書館員の専門性のお話と、職種のイメチェンのお話。
これ、すごく考える。

司書というと、本の番人、本の専門家のイメージで来たけれど、
いま求められている図書館に居てほしい人の像は、それとは違うよなーーー。
って、つらつらと考えていた。

仁上さんのお話はちゃんと聞けなかったから、本で読んで、補習。
『図書館員のためのPR実践講座』2014年10月
図書館員に求められる新たな能力と、図書館員像を示してくれていた。

図書館における、プランナー、コーディネータ、プロデューサー、インストラクター、クリエイター、ファシリテーターとかとかとかなんですって。

必要な能力も、従来の検索力、教育力、創造力などなどに加えて、企画力、広報力、演出力、エンタメ力、政治力、交渉力、、、。

そうだよね。そんな感じだよね。
本云々じゃないよね。って、これはこれでストンとくる。


抜け出して聞いた次の講座では
ファブラボのお話を聞きました。

本だけが資料ではなくって、製造物を知的資料としてみる観点で、未来の図書館を考える、というお話。

ファブラボっていうのは世界50カ国、600箇所で行われている、作り物工房のこと。
共通のファブラボって名乗るために、ファブラボ憲章っていうのがあって、
それにのっとって運営できているところが名乗れるらしい。
貧困で、何かをつくる体験をする機会に乏しい子どもたちに、つくることを経験したり、楽しさを知る機会にしたりするために、無料開放デーを設けることがひとつの条件になっている。
あ、また、ここでつながった。子どもの貧困への支援だ。

講座は、途中から飛躍しすぎて支離滅裂で、パネラー同士だけがわかりあい、会場は見事においてけぼりにされるヒドさだった。

でも、少しわかったのは、図書館はそういう「製作」の場にもなった方がいいんじゃないかってこと。そういう工房を備え持った方が、いいんじゃないかってこと。
文化祭直前の生徒たちの使い方を見ていたから、いっそうそう思う。


午後のもうひとつの講座は
慶応大学の井庭崇さんの『Life with Reading』のお話。
キーワードを使って、読書への親しみ、理解を深めようっていう取り組み。

キーワードへの説明があり
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実際にそのキーワードを使って、隣あった方とおしゃべりする時間があり、
「なるほど、こうやって、おしゃべりしながら読書への理解を深めるのか」という体験ができた。

たまたま隣の方が、以前にお会いしたことのある都立高校の司書さんで、
たまたまランニング専用の腕時計ガーミンをされていたので、
すごく話が盛り上がって、もっとお話したくなった。

Life with Readingの三つのカテゴリーの中の、最後は「創造的読書」だった。
その中のキーワードは、
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それらを読みながら、わかったことがある。

そうか、本は道具なんだ。道具に、なったんだ。

発送の素材を探し、スタイルを見つけ、デザインに着想を得る。
もう、はじめから終わりまで通して読むことはしない。
そういえば、つまみ読み、斜め読み、拾い読み、どれももう通しで読むことを
前提としない、「正しい読み方」として指導されているではないか。

ようやく新たな時代の図書館像に追いつくことができた。


だから、図書館はワークスペースなんだ。
頭の中のワークではなくって、実際に、書く、話す、折る、切る、貼る、とじる、打つ、考える、作る、場所なんだ。

はさみや、のりや、ホチキスや、マジックや、PCや、ホワイトボードや、それらと並んで本が、必要な場所なんだ。

そういうことか。




すごくスッキリ、ストンと落ちて、そして考え始める。

私は、そのワークスペース(工房)の主になることができるのか?
なりたいのか?
どうなのさ。



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by shiho_kato | 2017-11-09 17:26 | 学習ノート | Comments(0)