むむちゃんの散歩道

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カテゴリ:むむちゃんとぷうちゃん( 603 )

パンを焼き忘れた朝は。

夜中にふいに目が覚めた。
あ、朝のパン、焼くのを忘れた。

冷凍庫に山崎の食パンが冷凍してあるからいいか・・・。
眠気が勝って寝てしまう。


朝4時過ぎに目が覚めた。
今からホームベーカリーに仕込んでも間に合わないなぁ。
スマホを手繰り寄せて、短時間で作れるパンなんて、ないかしら。調べてみる。

クックパッドさまさま。
混ぜて焼くだけ「30分で焼けるパン」を教えてくれる。

安心して朝ランに出た。
帰ってきてシャワーを浴びて、パンづくり。

薄力粉・強力粉を50gずつ、スキムミルクと砂糖とお塩とベーキングパウダーを入れて、
菜箸でぐるぐる混ぜる。
混ざったら溶かしバター10gを流し入れて、ぐるぐる混ぜる。
お湯を50cc、混ぜながら少しずつ加える。
全部混ざったら、2分間手でこねる。
4等分して丸めて、190℃で20分焼けばできあがり。
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丸めたところでチーズとレーズンを埋め込んでみた。

3人で食べるには、ちょっとボリュームが少なかったけれど、とっても美味しい。
むむちゃんが、「また時々作って~。」と言う。
今度は、チーズとベーコンを埋め込んでみよう。チョコチップもありだ。
ドライフルーツはどれを入れても美味しそうだ。


米粉バージョンがあれば、このくらいの手順なら、千葉でも作れるかな。




テレビでは、「共謀罪」が衆院で可決されたと騒いでいる。
「安保関連法」とか「特定秘密保護法」とか「共謀罪」とか、時代錯誤も甚だしい法案を、次から次へと下衆な方法で成立していく。
森友学園とか、加計学園とか、権力を私物化している状態を誰も止められず、罷免もできないでいる。
ロクでもない法案が次々できて、私たちはどこでこのバカげた知性の低い政権に、こんなにも大きな力を持たせてしまったんだろう。

新聞の天声人語に、国民はどこかでこの国は私たちを守ってくれると信じているのでは無いかと書かれていたが、森絵都さんのほんとの言葉をできれば、原文のママで読みたい。
私は、この国に、「私」を守ってくれる力も、守る気も、そもそも無いだろうよ、って思っている。
期待なんざ、できやしねーや、って思っている。
守れるほどの知恵の持ち合わせは、この国を国っぽく見せてる内閣とか国会とかには、無いだろうよ、って思ってる。

国とかなんとかとは無縁なところで、地道に日々の生活の営みを太くしていくことのほうが、より「生き延びる」ことにつながるんじゃないかって。

でも、この「無関心」があやつらに、不必要な大きな力を与えてしまっていたんだとしたら、私は間違っている、ということだ。


憲法も変えるそうだ。
自衛隊を憲法に明記するそうだ。
憲法ってさ、私たちが守るものじゃなくって、私たちが為政者に守らせるものなんだよね。
なのに、なんで為政者側が、変える変えるって旗を振れちゃうわけ?
じわじわ腹が立ってくる。為政者どもが、国民の代表権を有しているから?
品性のかけらも無い、知性の片鱗すら感じることのできない、下劣な発言を繰り返すあの下品なおじさん集団たちに、私の代わりに代表よろしくなんて託した覚えは無いっすよ。
って言いたくなる。間接民主主義って、多数決の弊害だ。

ブツブツブツブツ、ふつふつふつふつ、イヤーな気分が立ち上がってきそうになるのを、全部横において、パンを作ることに集中だ。


美味しいパンになりますように。
ぷうちゃん、むむちゃんが喜んでくれますように。



こんな辺境でのつぶやきすらも、共謀罪のなんたらかんたらで、国家への重大な犯罪への意志・意図を持っている危ないヤツだって、逮捕しにくる可能性があるってことだろうか。

ちゃんちゃらおかしくって、相手にしてらんねーぜ。

って、ことに、時間と情熱注いで高い報酬を得ているおじさんたちには、何度でも腹が立つ。どこを切っても腹が立つ。いっそ北朝鮮のミサイルが総理官邸にぶち込まれないかな。
って、あっぶねー、こんなこと書いたらつかまっちゃうぜ。





頭の中で何をぐるぐる考えていようとも、今朝必要なのは美味しく焼けたパンと子どもたちの笑顔だけ。

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by shiho_kato | 2017-05-20 16:11 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(1)

ぷうちゃんの運動会

ぷうちゃんの運動会。

曇り空も良し、気温が涼しめなのも良し。
土曜におやすみだったのも良し。
忙しすぎた先週のバタバタを立て直して運動会に向かうことができた。


昨年、冴えない様子で過ごしたぷうちゃんを心配することが多くって、
今年の運動会を心配していた。

何しろ、彼は「運動会王子」だから。

例年よりも一週間早まった開催。
新学期はじまって直ぐにリレーの選手の選考があり、
今年は、去年よりもずっとすんなりと(ぷうちゃん自身が納得いく形で)、リレー選手に選ばれた。

今年からは高学年のリレー。
輪っかだったバトンは、まっすぐのバトンに変わった。

ごそごそ何をしているかと思ったらバトンを自作。サランラップの芯を学校に持って行って、友だちとバトンリレーの練習に励んでいた。


運動会までの数週は、ほんとうにイキイキと過ごしていた。

当日も、朝からスポーツニュースに、桐生やサニブラウンを見ながら気分を高め、颯爽と出かけて行った。

転びませんように、バトンを落としませんように。
ぷうちゃんの本命の80m走とリレーは午後だから、お弁当がお腹を重くしませんように。

親の仕事は心配すること、祈ること。


ラジオ体操の頃に学校に向かい、保育園の母友だちがポツポツ集まってきて一緒に観戦。
6年生、5年生、4年生、2年生の子どもたちを一緒に応援した。

ぷうちゃんの競技は、
4人で棒を持ってぐるりと回ってリレーをする「台風の目」
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今年からリニューアルされたフラッグ・ダンス。
五輪仕様の五色の旗を持って元気に楽しそうに走り回っていた。
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あっという間に午前中の種目が終わった。

お昼は、例年と同じように、保育園仲間の一団で一緒の教室に集まって食べた。
おにぎりに、からあげに、卵焼きに、ハムきゅうりに、程よく食べて、よくしゃべりよく笑い、機嫌よく、午後の準備に向かった。

午後イチの80m走は、毎年、同じ組になるライバル(女の子)が今年も一緒。
去年は僅差で負けている。
今年は?

スタートから走りが力強くて、第1コースで内側を走るカーブのコーナリングもすっと回れて、危なげなく、いちばんでテープを切った。
ぷうちゃんの走りは、こんなに力強かったっけ。
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リレーはラストの競技。
その直前に6年生の組体操が行われる。
組体操が禁止となり、試行錯誤中の去年と今年。

今年は隊列を組んだ軍隊の行進のようなものから始まり、首をかしげた。

はじめの行進が終わったあとは、例年どおりのブリッジをしたりト-テムポールをしたり。
例年同じなのに、知った顔をひとりひとり見ながら、胸が熱くなるのは何故だろう。

二人組の下の役で肩にひとりを担ぎあげたままで、
立ち上がりきれずに苦心する友だちを助けに向かうMちゃん。
頼もしくって涙が出る。


そのあとは、リレー。

ぷうちゃんは第二走者だった。
第一走者のスターターの6年生が二位で駆けていく。

待ち受けるぷうちゃんはライオンみたいだった。
全身で勝ちに行くってオーラを出している。
前を向いて走り出し、バトンが渡った。
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前との差を一気に詰め、コーナーで並んだ。
いちばん膨らむコーナーで抜きに行くとか、もう、チカラワザ。
直線でグンと前に出て一気に引き離した。
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第4コーナー、私たちの前を行く時、みながぷうちゃんの名を呼び、怒涛の応援にはもう感謝しか無い。
いちばんでバトンが渡った瞬間に、Aちゃんが振り返って抱きついて飛び跳ねた。
こんなに目一杯応援してくれてありがとう。


もう。
大丈夫だ。

学校に行きたく無いと泣く朝も、職場にかかる「学校に来ていません」の電話も、虚ろに曇った表情で過ごす日々も、そのたびに心痛めて、ヤキモキし、迷ったり悩んだりしながら、見守ったり、心晴れることは無いかな?自信が着くことは無いかな?あれこれしたけれど。

もう、大丈夫。
これだけ力強く走り、自信に溢れる瞬間を持てているんだから。

今日は今日の、明日は明日のときが流れてゆくから、この瞬間を持続し続けることはできないけれど。
体が記憶するこの今が、ぷうちゃんの礎を作るんだ。
この先、何かあってもうろたえないでいられますように。
今日のこの時を、忘れずにいよう。



by shiho_kato | 2017-05-14 18:38 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

映画「3月のライオン」後編

「3月のライオン」後編。

観に行く時間を確保できずに、このまま終わってしまうのでは・・・
と思っていたら、恵みの雨。

ぷうちゃんの運動会の予定だった土曜日。
運動会が雨で日曜日に順延になり、ぽこりと予定が空いた。

むむちゃんはピアノ→かるたなので、
ぷうちゃんとふたりで雨のデート。
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映画は。

良かった。
説明したくない良さ。
コミックで足りなかったところが、映画ではきちんと書き込まれていた。
もう、コミックから独立して、映画単体で良い作品になっている。

神木くんが、うまいなぁ。

家族は複雑で、
孤独は複雑で、
簡単なものなんて無い。

だから、一緒に居る時間を元手に、誠実に、そっと手繰り寄せていくしかないんだ。


前編が将棋にフォーカスしていたのに対し、
後編は、ひなちゃんのいじめの話、元父親の話、後藤の妻の話、香子の屈折、零の孤独、テーマが盛りだくさんだったのに、こんがらかることなく観せてくれた。
原作と、脚本のタッグの勝利。


も一度観たい。
何度でも、観たい。


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by shiho_kato | 2017-05-13 14:26 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

今年のGW

今年は5日から7日を千葉の実家で過ごした。

風が強くて、運動公園は断念。
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やすらぎの森が過去に例の無い盛況のため、歓喜寺でお昼を食べ、展望から海を眺める。
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そして海へ。
オリンピックの会場になるという海だ。
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カニ取り。
先客の女の子と一緒につかまえて、友だちになった。
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波とたわむれてびしょ濡れ。
にもなりたくなる暑い日だった。
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翌日はわらび餅を作った。
毎回ひとっつ「食べるものを一緒に作って一緒に食べる」を仕込む。
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固まるのを待つ間にお散歩。
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わらび餅は写真を撮る間も無く、あっと言う間に食べてしまった。美味しかったということです。



今回の帰省、4月から中学生になったPちゃんが元気そうで、それがなにより良かった。
あれこれ心配して、あれこれ思い巡らせて、あれこれ足を運び手を打った、Mちゃんのそれは、今のところどれも直接にどうということにはなっていないけれど、そこにかけた時間とエネルギーの分だけ、しっかりとPちゃんの元気を支えている。



by shiho_kato | 2017-05-07 18:25 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(2)

ぷうちゃんの神隠し

スイミングクラブから、ぷうちゃんが居ないと電話があった。

帰りのバスに乗るはずなのに、居ない。ロッカールームもロビーも、バスの周辺も、探してみたけれど居ない。
とりあえず、定刻を過ぎているのでそのバスは出発するとのこと。

あぁ、そうだ、しまった。
行きのバスのことはしつこくしつこく話したのに、帰りのバスのことは言わなかったじゃないか私。。。

三日前、はじめてひとりでスイミングスクールのバスを使ってスイミングに行くのに、出る間際になってバスに乗るにはお金がかかる、いくらかかるのだろうと迷って、途方に暮れて、スイミングスクールのバスの発着所に行くのが遅れて行くことができなかった。
せめて、初日くらい、時間を合わせて送ってあげられるようにできなかったものか・・・。
と、自分をとっても責めたわけなのだけれど。

お金はもう払ってあるからかからないよ。大丈夫だよ。
そう安心させることばかり。
一緒に居ないで動く時には、きっちりきっちりシミュレーションして困りそうなところ迷いそうなところをできるだけつぶして送り出すことが必要なのに。

そこのツメをしっかりできなかったから、帰りの手段でぷうちゃんが困ることになったんじゃないか。


ぷうちゃんは、自転車のお友達と一緒に歩いているのだろう。
瞬時にそう思い浮かべて、ぐずぐずと自分を責めていたけれど、

二度目の電話がかかり、バスが出発後にさらに周辺とロッカールームとを探し直したけれど居ない、との連絡。

もし、「本当に居ない」のだとしたら。

プールの底に沈んでいる?(あれだけスタッフが居てそれはない)
良からぬ人に連れて行かれた(警戒心の強いぷうちゃんがそれはない)
ひとりで歩いて帰ろうとして迷子になっているのでは(それはあるかもしれな)
具体的にどうとは想像しがたくとも良からぬことが起こっているのではないかと気が気で無く。

むむちゃんも自宅でスイミングクラブからの連絡を受け、心配していた。
連絡を取り合いながら、どうか無事に帰宅して、と祈った。

むむちゃんから「ひとりで帰ってきたよ」の報に脱力。

本当に良かった。無事で良かった。
あれやこれやの怖いことが、想像だけで済んで良かった。
膝から力が抜けるようだった。

帰り着いて出てきたぷうちゃんに、「帰りの方法わからなくって困ったでしょ、どうしようって不安になったでしょ、ママがちゃんと言ってなかったからごめんね。」と謝った。

ぷうちゃんは、「ひとりで」帰ってきた。その前の週に自転車で送り迎えをした道順通りに帰ってきたそうだ。どこかで迎えに来るママと会えるかな、と思いながら、行き違いになったらいけないな、と思いながら。

自転車では、車通りの激しい大きな道ではなく、通学路のような道を選んで走っていたから、よく途中で道に迷わなかったな。感心しながら、迷子と紙一重だったことに、背筋を汗がつたった。

「心配だったよね、怖かったよね、ママなかなか来ないなーって思ったよね。よくがんばって帰ってきたね。ほんとにエラかったね。むむもママもいっぱい心配して、無事に帰ってきてくれて、本当に安心して、すっごく嬉しかったよ。あぁ良かった、本当に良かった。」
言葉を尽くして、ぎゅうぎゅう抱きしめた。

ぷうちゃんはちょっと照れて、「そんなに心配されるとうれしいなぁ」と笑った。
そう、それでいい。こんなときに、平気なフリなんかさせてはいけない。


ぷうちゃんの注意力と、観察力に救われたけれど、これは「ひやり・ハット」だ。
私自身の注意力が落ちていることへの警戒信号だ。
もっと、丁寧に暮らさなければ。


時間に追われている気分に負けてはダメ。慌ただしいような気分に負けてはダメ。
流されるんじゃなくって、そういうときほど立ち止れる強さを持つんだワタシ。

by shiho_kato | 2017-04-06 21:02 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

春休み最終日

職場に向かう電車の中で気がついた。

今日はぷうちゃん、むむちゃん、共に春休み最終日ではないか。

むむちゃんは、お友だちと遊びに行く予定。

ぷうちゃんは・・・。
「DVDやユーチューブばっかり観て!!もう観るの禁止。少しは外で遊びなさいっ!!」
昨日魂が抜けたようにぼーっとしているぷうちゃんに放った一言。

公園に行ったって、どこに行ったって、遊ぶ相手がいなければ、遊べないよね。
今日はむむちゃんも居ない。
ひとりで、退屈だったり、どんよりよどんでいたり、寂しかったりしながら、宿題の無い幸せな春休みの最終日を過ごすのだろうか。そう思ったら、居ても立ってもいられない気持ちになった。

今日明日の仕事を思い浮かべ、時間配分を思い浮かべ、できれば今日済ませたいけれど、最悪明日に回してもいいやと思い切れるものをあげて、勤務先に到着する頃には、お昼で帰ろうと決意を固めた。

決意をもって、お昼で帰宅。

ちょっと時間はかかるけれど自転車で行けるところにアスレチックがあるらしい。
歩道の広めの道を通って行くの、ぷうちゃんも自分の自転車に乗って。

30分ちょっとでたどり着くことができた。

40種類のアスレチックがあるそうだ。
こんな場所があったなんて知らなかった。
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早速スタート。
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私も一緒にやる気満々でチャレンジ。
桜も咲いていて嬉しい。
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水場をフィールドにしたアスレチックもあり、暑いくらいのいいお天気の中、ざぶんざぶんと落ちていく子どもたちも少なからず居た。
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狭い中をくぐり抜けたり、
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高いところを乗り越えたり、
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足下の不安定なアスレチックでは、
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「ママ、気をつけた方がいいよ」
「ママ、これは腰がやばいかもよ」
「ママ、これ行けるかな、やめといたら」
と、気遣ってくれる。

ぷうちゃんは40個中36個クリア。
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私も、できなかったり、子どもたちに遠慮したりしたものもあったけれど、半分以上を楽しむことができた。

日が暮れるまで、まだ時間がある。
ぷうちゃんが持参したボールを持って、広場の方へ移動。足で蹴ってサッカーをしたり、手で投げてキャッチボールをしたり。
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たっぷり遊んで、帰路についた。


お友だちと遊んでほくほくしたむむちゃんも帰ってきて、月・火とは打って変わって、にぎやかにおしゃべりして過ごす夜。
(月・火はほんとうに静まりかえって、ほとんど言葉を発することの無い食卓だった。私が疲れきってトゲトゲしていたことが一番の原因ではあるのだけれど)

ばぁばにお洋服を買ってもらったり、靴を買ってもらった話や、何をして過ごしたかのお話なども、ようやく聞くことができた。


夜、このところ、早々にひとりで先に寝ていたぷうちゃんが、お布団のところでいつまでも起きている。
明日は始業式だし先に寝てもいいよ、と声をかけたら、
「ママと一緒に寝たいんだもん」と。


ぷうちゃんの中に甘えたい気持ちがあったことに気づき、ハッとする。




ぺったり背中に張り付くようにして眠るぷうちゃんに、
「今だけのこれを、もっと大切にしよう。」
すぐ、うっかりしちゃうけれど、私が選ぶべき最優先は、この手のひらであることをいつもいつもいつも忘れずにこの一年を過ごそう。一緒に遊ぶことを喜んでくれる最後の一年かもしれないのだから。



たとえ、それで給与が減ったからなんだというのだ。
たとえ、それで仕事しない人と思われたからなんだというのだ。

ぷうちゃんの人生に、母として関われる最後の時間、二度と戻ってくることの無い時間は加速度的にカウントダウン中なのだから。


by shiho_kato | 2017-04-05 20:14 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

千葉の実家の春休み

子どもたちは春休みは宿題も無いし、あれこれの予定も少ない。
よくよく数え上げてみると、夏休み、冬休み以上に、ゆっくり長く実家で過ごす春休み。
私は1泊2日で東京へ戻るけれど、むむちゃんぷうちゃんは4泊5日。

帰省する日になって、あれもこれもそれもどれもおみやげ用意してないや、と気づいた。
ごめんね、ぴぃちゃん。いっつも楽しみにしてくれているのに。
卒業&入学のお祝いでもあるのに。

あーあ、よゆーのない春だったんだなーって、気づく。
時間も、体も、気持ちも。

いっそ。
子どもたちと一緒にまるまる一週間、過ごすのもありなんじゃ・・・という誘惑と戦う。

東京で、むむちゃんぷうちゃんと過ごす日々に、ちょっとでもよゆーを取り戻しておけるように、彼らが楽しく安心して過ごしていることに私も安心しながら、粛々と片付けておくべき仕事がたんとあるから。



********

千葉に送っていって、一晩寝て、東京に帰ってきたから、写真もとっていなくって、伝えられる材料が無いよ、ぴぃちゃん。だけど、その一晩で、ぴぃちゃんが「これ、読んで~」って持ってきた本は、ちゃんと読んだんだよ。
前のよりも、今回の方が、ちょっとだけ読みやすくって、命を助けるための命がけとか、どの命も等しく助けるとか、ふむふむっと思いながら、読んだんだ。


女の子が闘う冒険の物語で、私とお話を合わせてみようっていうんだったら、
勾玉シリーズ三部作『空色勾玉』『白鳥異伝』『薄紅天女』とかで勝負して欲しいなぁ。
せめて『これは王国のかぎ』だなー。

ぴぃちゃんがどれか一冊でも読み終えられたら、
次のときにぴぃちゃんのおすすめを3冊読んであげようじゃぁないか。
私からの挑戦状だ。


by shiho_kato | 2017-03-28 16:39 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

三月のライオン

一年間、待ちに待ち続けた映画「三月のライオン

むむちゃんとぷうちゃんで観に行った。
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桐山零なのか神木くんなのか、どっちがどっちでもいいくらい、そのものだった。
佐々木蔵之介なのか島田さんなのか、どっちがどっちでもいいくらい、むしろ佐々木蔵之介の方がいいくらい。
(有村架純は、有村架純で香子ではなかった。新しい登場人物が追加されていたと思って観る方が良い)

漫画の『三月のライオン』の、どこに焦点をあてるかで変わってくる映画の骨格。
将棋の勝負の厳しさを徹底して映すことで、広がりすぎず、凝縮されていて、とっても良かったでした。

学生青春ドラマとしては、「ちはやふる」だけど、
孤独とか戦いとか生きるとかは、「三月のライオン」だ。

後編が楽しみでもあり、この前編だけでも十分に満腹でもあり。

by shiho_kato | 2017-03-27 17:37 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

新しいスタート ぷうちゃん

ぷうちゃんが、この春ふたっつ、新しい体験をした。

ひとっつは水泳教室。
もうひとつはかけっこ教室。


スイミングクラブの三日間連続の短期講習。

学校の水泳の授業が苦手なぷうちゃん。
年々苦手度があがり、水泳が始まる時期が来ると沈鬱な顔で過ごす日が増える。
ぷうちゃんを見ると、泳げないというよりも、どうしたら泳げるのかがわからない様子だった。
ちょっとコツさえうかめば、きっとそこそこすいすい泳げるに違いないのに。

発表がいやで、学校を休むことを繰り返した今年、何か手を打たないと水泳の授業のたびに学校を休むのではないかという懸念をはやくもしていたところに、春期講習の情報を得た。

ぷうちゃんに、「どう?やってみない?3日だけだし?」と誘ってみたところ、
「やってもいいよ」と。
テニスで教えてもらいながらなんらすることへの抵抗が減ったのと、最近、仲良しのお友だちが通っていることが一番大きく背中を押したよう。

三日間は大変だった。送迎しなくてはならない。
毎日、勤務時間を一時間ずつ切り上げてお休みをとり、自転車に乗せて通った。
でも、見ていると、少しずつ力強く泳げるようになっている。
三日目のレッスンを終えて検定証をもらってプールからあがってきた。
はじめた日から、ひとつ級があがったそうだ。
「たった三日だけなのに、うまくなった」とご満悦の笑顔。


学校で、仲良しのO君、T君だけじゃなく、仲良しのD君もみな同じ曜日の同じ時間に行っているという情報を得てきて、4月からみなと同じ曜日同じ時間に通うことになった。

水泳嫌いをこの夏、克服できますように。


******

もうひとつのかけっこ教室。

学校のタイムトライアルで負けるはずが無いと思っていた友だちに負けたり、一緒に出掛けたマラソンの大会でKたろーに負けたりして、足が遅くなったかも・・・。と危機感を覚えたらしい。

多摩川で毎週やっているかけっこの教室と、駒沢公園でイベント的にやっているかけっこの教室に体験に出掛けた。


多摩川は、ボランティアのおじさまたちが手弁当で教えてくれる会。

がんばって自転車をこいで出掛けた日は、寒風吹きすさび、緊張で怖気づいたぷうちゃんは固まったまま、みなに交じることができなかった。

二時間、寒さに震えて見るだけの時間。ぷうちゃんは何を思って過ごしているのだろうと横顔をうかがいながら過ごす時間だった。
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何度か声をかけてくださいながら、強制することのない三人のコーチの方々。
年齢も性別もバラバラで、飛んだり跳ねたり、先生の模範の通りに動けたり動けなかったりする子どもたち。
その緩さは、私には好ましかったけれど、ひとつも仲間に入ることのできなかったぷうちゃんは帰りの自転車では無言を貫いた。。。

どうだった?と尋ねても反応は鈍く。それはそうだろうな。


駒沢公園の会は10人限定。
コーチは一人。
まずは整列、隊列を組んだ軽いジョグをさせてから、コーチの指示で二人組を作って、馬跳び股くぐりや、リレーをしたり、腕ふりや腿上げを動画で撮って、どうしたら速く走れるかを教えたり。
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ぷうちゃんは、ぐずぐず言っている間もなく、並びぜん行程に参加した。

会員の子には厳しめも声もかけていて、結構スパルタだな、大丈夫かしら、、、。
と心配して見ていたけれど、少人数だったのと、強制的に二人組になったりして、その子とお話できたりしたことで疎外感がなかったよう。

「結構ためになった、面白かった、怖くなかった」と、ぷうちゃんは予想に反して好印象の感想だった。


駒沢公園の帰りの自転車に乗りながら、ぷうちゃんがぶつぶつ。
「どうしようかなー、近いほうがいいから、多摩川にしようかな」


おやまぁ?
そうなの?
固まって動けなかったのに。



駒沢のレッスンで、ぷうちゃんはコンクリートの上に膝をついたためにけがをして流血した。シューズに血が付くくらいなので、結構な出血。コーチは、一瞥もしなかった。声掛けも手当ももちろん。
こんな大人に託すことはし難いな・・・というのが私の感想だったんだ。


固まって動けなかったぷうちゃんが、次に行ったときに一緒に動こうとすることができるのかどうか、半信半疑だ。
でも私にあちらへの大人の人たちへの信頼はある。
強制せずに、ほどほどにそこそこに辛抱強く、見守ってくれたことへの信頼が、ある。



*********


かるたを極めるむむちゃんの新たなスタート。

何かを見つけるためのぷうちゃんの新たなスタート。

これが、我が家の今年の春。


by shiho_kato | 2017-03-24 19:19 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(2)

新しいスタート むむちゃん

C級になったむむちゃんは、先生との約束通り新しいかるた会へ移籍することになった。

古くからの友人のまりぃ&ひろごんが居て、かるたを介して仲良くなったご近所のHちゃんが居る白妙会に、先生とともにご挨拶に行った。
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100年に近い歴史ある会。重々しい雰囲気を覚悟しながらうかがったのだけれど、和やかであたたかで、少し肩の力を抜くことができた。
見学させていただいたかるたの練習には緊張感があり、やはりこれまでとは一味違う。

かるたに興味を持つ子どもが増えているのは、先生の会でもまごめかるた会でも、毎回毎回驚きをもって実感しているのだけれど、こちらでも同じよう。

いっときの遊びか続けていこうという気持ちがあるのかを確かめるのに二か月間の入会までのお試し期間があるそうだ。
むむちゃんに関しては、先生がきちんとお話を通して下さり、まりぃにこれまで4年間かるたをやってきていることを知ってもらっていることもあって、むむちゃんの気持ちさえ決まれば直ぐに入会を受けていただけるということ。とてもありがたい。
(私のこの気ままな親バカの拙ブログも、多少は貢献しただろうか。。。)

ご説明をうかがい、入会に関しての約束事を読ませていただいて、運営の仕方がこれまで近しいところで経験してきたいくつもの団体と相通ずるところがあり、ほっとした。

茶道のお家元系や書道の流派の決まっている団体の運営は、そこで長く教えを乞うていてもなかなか理解が難しく、競技かるたの世界もそのようだったらどうしよう・・・と不安があった。

けれど、白妙会に関しては、自らも会の競技者、一員として、厚く濃く携わっている方が会長を引き受け、副会長を引き受けて下さっている。おそらくは、役員の方々は誰よりも骨を折ってお世話する役割を引き受けて下さっているのだろう。
その妨げにならないように、負担を増やすことにならないように、むむちゃんをサポートしつつ、大人の役目の部分では会のお手伝いすることだったらできそうな気がする。

何より、会長・副会長共に、ご自身のお子さんと共にかるたをはじめ、自らがかるたの面白さに魅了され、今に至っている。
たどる道筋に共感しすぎて、私もなんですよ~、と、嬉しい気持ちになる。


初日、むむちゃんは試合の後半を見学し、一試合参加させていただき、帰途に着いた。
むむちゃんが試合をしている間に、本当に久しぶりに(よくよく数えてみると9年ぶり?)ひろごんに会うことができた。
この間、思い浮かべようとしても難しかったのに、顔を見た途端、「あ!ひろごんだ」とわかった。思わず頭を撫でてしまいそうになる手を、くっと引っ込めた。
だって、立派なお兄さんだもの。

まりぃとの再会は私にとって不思議で、嬉しい縁だけれど、長い時を隔てて、またお兄さんとしてお世話になることができるなんて、むむちゃんにとってなんともステキな縁だ。





帰り道、むむちゃんに、いちおう訊いてみた。
「白妙会でいい?東会や吉野会も見てみる?」

「なんで?白妙会がいい!!」即答。

「でも、かるたをはじめた時に来なくて良かった。」とポツリ。


そうかもしれないね。
思い起こしてみても3年生ではじめたときは「かるたをやりたくて」の「かるた会」だったとは言い切れない。
クラスの友だちとの『ちはやふる』ごっこの遊びの延長で、神奈川に行くようになってからも、もちろん競技に魅せられてはいったけれど、その手前で、学年も学校も違う友だちができ、世界が広がった。
かるたをすること以上に、かるたを媒介にして世界が広がったことの価値が大きかったように思う。

そこから数年かけて、自らを支える柱に「かるた」が立ち上がってきた。

その覚悟というか、礎ができて、あらためて「かるたを思いっきりする」ための場所に身を移すプロセスを経ることができたのは、むむちゃんにとって本当に幸運だったと思う。




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小学校3年生の時に、教室の隣の席の子たちと『ちはやふる』ごっこから始めたかるた。
当初、私がはじめた「百人一首で遊ぶ会」は、そのむむちゃんとお友だちのごっこ遊びの受け皿だった。

安藤先生の会は、「かるたをやってみたいな」という子たちが、かるたの会に入る前に一通りのことができるようになっておくための受け皿だった。

どちらも、にぎやかでわちゃわちゃしていて、わちゃわちゃしながら、かるたそのものや、かるたをする友だちと過ごす時間を楽しんでもらうところが主眼にある。

先生の会は、そこからどんどん育って強くなっていく子どもたちがおのずと増えて、他の会に行かずともD級までは先生が見て下さる会へと発展していった。

私の遊ぶ会は、むむちゃんの友たちのひとときのブームが去り、ブームが去ったころになんとしてもやりたい3、4人ためだけに細々と続ける時期を経て、むむちゃん云々の文脈を離れて地域でかるたをやってみたい子どもたちの場所にしようと「遊ぶ会」から「まごめかるた会」に名を変えて青少年育成団体に登録し、映画のブームに重なって爆発的に増えた(団体比、前年同時期に3人だったのが、30人近く)。

わちゃわちゃ度はあがり、数か月で消えていく子もいれば、気まぐれにポツポツと来る子もいれば、半年経っても100枚覚えないけれどずーっと来続ける子もいれば、上手になっても一対一より源平戦を好んでやりたがる子も居る。
百人一首の札を使って過ごす空間そのものを楽しむ子も居れば、もちょっと本気でやりたい、がんがんやりたい子がポツリポツリと出てきたりして、混在しているのが面白い。



むむちゃんはもう大丈夫。



私は私で、第二、第三のむむちゃんが生まれたり、そうではなくとも百人一首の響きを心地よいと思ったり、そこで出会う友だちとの時間を心地よいと思える場を、続けていこうと思う。


大好きな百人一首に携われて、やりたかった子どもたちの居場所づくりに携われて、育っていく子どもたちのサポートをできて、私のやりたいをいくつも合わせ食いできてしまう場所がここにある。
なんて欲張りで、贅沢。


むむちゃんの新しいスタートは、私の新しいスタート。
新しいことのはじまる季節。


by shiho_kato | 2017-03-18 21:53 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)