むむちゃんの散歩道

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中山七里『おやすみラフマニノフ』『いつまでもショパンを』

中山七里と言えば
『このミステリーがおもしろい!』大賞を受賞した
『さよならドビュッシー』が代表作。

読んでみて、ほどほどだったので、
次の作品になかなか手が出なかった。

荷物が重い、文庫にしよう、の理由で手にとった
『おやすみラフマニノフ』と『いつまでもショパンを』
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ラフマニノフは、まずまずだったけれど、
ショパンは、とても、面白かった。

ちょうどピアノのレッスン前に読了。
少し興奮を抱えて、ピアノの先生である友人に紹介すると、
「読みたかった!」

数日後、ページをめくる手が止まらない、と。

嬉しい。

ピアノを弾けない私でも、手に汗握って、心拍数が高鳴って
まるで私がピアノの前に座って鍵盤を叩いているような気持ちになる筆致。
ピアノが弾ける人であったなら、今すぐピアノの前でそれを再現したくなるに違いない。

ときどき、そんな小説に出会う。
走る小説は、走る描写が上手であるだけで、ハナマル。
この人は走った経験を持つに違いないと思いながら、一緒に走っている気持ちになる。

読み終えて本を閉じると走り出したくなる。

たかが、文字の羅列、言葉の羅列。
それがこれだけ体を突き動かすのは何故だろう。
心や頭ばかりでなく。


中山七里が成長して良かった。
続く音楽小説が楽しみだ。
他の楽器よりもピアノが得意なのだろう。
だから、ピアノを真ん中に据えてぜひ。
by shiho_kato | 2014-04-30 22:56 | 読書ノート | Comments(0)

柏の葉キャンパスマラソンフェスタ  一日一日をリセットするために

休日に片付けてしまうと良いことが多々ある4月です。
だけど、だから、充電が必要な4月。

新しいことが苦手な私には、同じこと、変わらないことにゆり戻せる時間が必要。
と、30も終わりに近づく年齢でようやく気づきました。

そんな言い訳をしつつ、気になる宿題を横見で見やりながら、
結局走りに出かけてしまいました。

今日は柏の葉キャンパスでハーフ。
前回の4月はじめのハーフでは、直前の3週間、故障ゆえに走れぬ日々。
じわじわストレスをためた3週間を過ごし、走れなくなるような怪我や故障は
しないようにしよう、と誓ったのでした。

前回は2時間を切らなくちゃ、のプレッシャーもあり、ちょっと苦しい記憶を残すハーフ。
記憶を上書きして、楽しく走れる気分に戻したくて、4月2本目のハーフ。

柏の葉キャンパスは、サッカーの試合に使われるスタジアムが会場でした。
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スタジアムの競技トラックからスタートして、広い公園内を縫うように走って、
スタジアムに戻ること6周。

スタンド席も使うことができて、見下ろしたトラックを走れると思うと、嬉しい気分。
トラック、とても走り心地が良かったです。
川辺や公道とは全然違う踏み心地、蹴り心地、走り心地。
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皇居の2周10キロがあまり好きではないので、周回は敬遠してきました。
なおさらこの6周は飽きるな、きっと。
と思っていたけど、コースが公園の中を見物して走れたり、あちこちで折り返しがあって、
どこに視線を向けても走る人たちの背中だけでなく、顔も見えるのが新鮮でした。
スタジアムに入るたびに給水があるので、給水ポイントの心配もしなくて良かった。

1周ごとにリセットされる感じがあって、ペースが安定しているなぁ、と体感していたら、
結果もそのとおりでした。
周回コースも悪くなかった。
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走りながら、「1周ごとのリセット」からの連想で、
仕事や家庭や生活を離れて夢中でやりたいことがあり、それができる今は幸せ、とつくづく。
それが無かった時期は句読点がなくて、息継ぎできないでいた気がする。
リセットボタンになる、マラソンの大会、とか、ピアノのレッスンやミニ発表会、とか、
そういう機会を要所要所に持ちながら、何かにまっしぐらになって自滅しがちな
私の性質は安定を保っているんだ、と、悟りを開いてゆく気持ちになりました。

ひとりでする読書や書道もリフレッシュにはなるけれど、
私の時間から脱して他者の用意した場に乗る機会が、リセットボタンになっているんだ、とも。

先週末のピアノレッスンで練習曲が決まったので、心置きなく練習ができるようになりました。
好きな曲ばかり。毎晩最低一回だけは弾いてから寝よう、と思って、寝る前に5分程度ピアノを弾く日々。
たどたどしく上手ではないけれど、好きな曲を少しずつ自分のものにしていく練習は、
とても楽しい。そう思えるのも幸せなことです。
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息を抜いて息継ぎして、だから明日またがんばれる。

子どもたちが育ってくれたから、
私が私のための時間を何かに夢中になることを恐れずに使えるようになったから、
何かを諦めることが悲しいことや情けないことではなくて、
豊かな別の何かを生み出すと知れるようになったから、
今を幸せと思えるんだ。

走りながら、そんなことをぐるぐると考えている時間、それこそがとても幸せ。
そんな4月の終わりの休日。
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by shiho_kato | 2014-04-29 23:28 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

乾ルカ『願いながら、祈りながら』

ひところ、せっせと読み続けていた乾ルカ。
当たり外れが大きいのでしばらく手にとることがなかった。

図書館の新刊コーナーに置かれていた表紙がキレイだったので、
久々に読んでみることに。
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感想としては「とてもよく書けました(ハナマル)。」

北海道の中学校の分校、5人の生徒と1人の先生の物語。
風景の描写は少ないけれど、雪に降りこめられる懐かしさをともなって読みました。

友達について、中1男子の交わす会話。
これはいくつになっても永遠に友情の基礎定義だ!
手をポンと打ちたくなりました。
今の私がこれにあてはめて、あぁ、あの人を友達って呼んでいいな、
と誰彼の顔を思い浮かべました。

ぷうちゃんが、入学後もなかなかクラスの友だちの名前を言わないのは、
彼にとって、まだ友だちと言えるほどの関係を築けている相手がいないということ。
彼にとって、「友だち」はそう簡単ではない、
大事な言葉、大事な相手なんじゃないか、と、ふと思ったり。


*************************
「とにかく俺、思ったんだ。友達ってすげえんだなあ、って」
嫌いだったりつまらない時間も、一緒にいさえすれば、乗り切れる。
楽しみすら、見いだせるかもしれない。
そういう力を持つ、自分にとってたった一人の相手。
「お前が本当にすごいのは、そういうところだよ」
by shiho_kato | 2014-04-28 19:39 | 読書ノート | Comments(0)

ぷうちゃんのガマン。

昨夕、児童館から電話がありました。
ぷうちゃん、何をしたんだ!?と身構えてかけ直した。

「1年生同士でケンカになっちゃったんです。
スロープを使ってボールを転がす遊びをしているところに
車でよこやりを入れる子がいて。
ふうきくんはやめてって言葉で言ったんですが
相手のお子さんは言葉で伝えられなくて手が出てしまって、
それでもやめてって言ったんですが、髪を引っ張られたんです。
髪の毛が抜ける前に職員が止めに入りましたので、抜ける程では無かったんですが。」

うちの子は手を出さなかったんでしょうか?
「はい、言葉でやめてって何度か言って、手は出ませんでした。」

職員の方はしきりに髪が抜けなかったことを強調していた。
そうじゃないだろ、そこじゃないだろ、手が出たところで、入ろうよ、
とか思うけれど、
それをさらに上回って、ぷうちゃんが手を出さなかったことに、
胸が熱くなった。

保育園では、うまく言葉で解決がつかないと、
すぐに噛みついたりつねったり引っ掻いたりしていた彼が、
髪まで引っ張られても、ガマンできたということに、胸がいっぱい。

鍛えてくれた保育園の仲間たちに感謝。
保育士さんたちに感謝。
すぐに家に電話をかけて、ぷうちゃん、暴力しないでガマンできたのえらかったね、
と伝えると、「あぁ、うん、まぁちょっと泣いちゃったけどね。」
と、平気そうに答えた。

お夕飯を食べながら、むむちゃんと私とで質問攻め。
そうしたら、学校でも、休み時間にお腹をパンチされたそうだ。
そのときも手を出さなかったそうだ。
先生が見ていて「どうして理由もなくおなかパンチするの?」
と、すぐに言ってくれた。と。

それでもその後、むむちゃんをしつこく追い回し、
むむちゃんの「やめて」を聞き入れず、むむちゃんの大人の口撃に、
手が出て、むむちゃんも耐えきれず蹴っとばして、終了。

むむちゃん、やめてって言っていたんでしょ、なんでやめなかったの?
別々のお部屋ですることにしなかったのはどうして?
「だって意地悪したかったんだもん」

あぁ、そっか。わかる。
むむちゃんに相談した。
むむちゃんも、学校でイライラした時にぷうちゃんにあたってたよね。
兄弟なんだから少しぐらいいいでしょ、ってむむちゃん言ってたよね。
ぷうちゃんは今日たくさんガマンしたから、むむちゃんにあたりたい気持ちみたい。
むむちゃんは、それはどう?

むむは、悪かったな、って思ってるけど、だから
今はしないから、ぷうちゃんにもして欲しくない。

そっか、むむちゃんはイライラしたらどうするの。
ひとりの時間にマンガ読んだら発散できるもん。
ママはひとりで発散できないや。
イライラしたら、いつもより怒るの多くなるし、ツンツンした言い方もしちゃうな。
でも、むむちゃんがぷうちゃんにあたられるのは嫌だ、というのはわかったから、
ぷうちゃんにママにあたってって言うことにするよ。

ぷうちゃんは、ひっつき虫になり、お風呂ではお湯をざんざかかけたり、
手の水鉄砲をしたり、と。
このくらいなら、大丈夫かな、、、。
の範囲で意地悪くんになった。

衝突を避けたむむちゃんは、私とぷうちゃんがお話している最中にさっさと
ひとりでお風呂に入り、
私とぷうちゃんがお風呂の中で格闘している間にお茶碗洗いを済ませ、
おふとんを敷いておいてくれた。

お茶碗を洗っているむむちゃんにありがとうを言った後で、言葉を添えた。

むむちゃん、お互いにまあまあこのくらいならいいか、と思える程度だったら、
あたってもいいんだよ。だって家族なんだもん。
ひとりでぜんぶ、イライラを解消できるのは、とってもエライことだけど、
イライラをぶつけられる場所だって、ひとつくらいあってもいいとママは思うよ。
ママだって、そうだもん。大人になってもそうだよ。

むむちゃんは、少しだけ嬉しそうに、そうかなぁ、と呟いて、
ピアノを弾きに行った。
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しばらくすると、ぷうちゃんとむむちゃんの楽しそうな声が聞こえてきた。


むむちゃんも、
ぷうちゃんも、
どちらの成長も奇跡のようで、眩しすぎるくらい。
そんなに、いい子じゃなくてもいいのに。
だけど、ありがとう。
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by shiho_kato | 2014-04-22 21:20 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

Runフェスタ@夢の島と、ザリガニ釣り。

この週末も、ぷうちゃんとマラソン。
夢の島まで遠征に出かけた。
お昼直後の開催なので、お弁当をリュックに入れて出発。

かるた会の練習をあきらめたことを悔やんでいたら、
むむちゃんは声の出ない風邪をひいてかるたお休み。
心置きなく、マラソンへ。

いつもの移動距離30分以内の場所よりも遠い夢の島までの
道のりに飽きるぷうちゃん。

到着すると、異様にテンション高いDJのお兄さんお姉さんの声に、にどん引き。
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親子ランと、ぷうちゃんだけの1キロランにエントリーしておいたら、
ひとりで走るのは、ぜったいぜったいぜったい嫌だ、とへそを曲げてしまった。

アウェイで、ひとりで、はぷうちゃんには、甚だ不本意。
ごめんね。
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お弁当を半分食べて、親子ランを気難しい顔をしながらも、
歩くことなく完走した。1.5キロを10分5秒。

お弁当の続きを食べて、帰るっ!
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早い引き上げ。
もう少し遊んで帰ろう、と、来る途中に気になっていた駅で下車して
保育園の遠足で定番だった「ザリガニ釣りのできる公園」に行った。

途中で高いあたりめを買わされて。
場所は東京タワーの足元の公園。
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ここかな、あそこかな、とウロウロしつつ、「あ、ここだ!」
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ほんとうに見上げると東京タワーが倒れてきそうな場所。
頭上には目もくれずに、ひたすら流れの淀みを観察。

「とっくんがいっぱい釣った場所!」付近を発見し、
あたりめを吊るす。
まったくかからず。
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ザリガニの時期っていつだったっけ。

それでも、公園をのぼったり降りたり、小川の飛び石を飛び歩いたりして、
気分一新。
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結局、あたりめはそのほとんどがぷうちゃんのおやつになりました。
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少しだけど、今までたっぷりしてきた外遊びを補う週末を、この4月は続けている。

ぷうちゃんのためでもあり、私自身のためでもあり。
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明るいうちに、帰宅。飛び跳ねるように、駆けていくぷうちゃんの背中にほっと息をついた。
by shiho_kato | 2014-04-19 17:33 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

走ることは心を平らかにすること。 ふるはまの海&平和の森11Kコース

毎週、毎週、毎週、
の、ように走る予定を入れている。

予定に入れるには、自主練ではダメなので、
レースエントリーの形。

そうして、時間を縛ることで走れる・・・を、どこかで脱したい。
週末の今朝は10キロコースを自分で作って走ってみよう。
ぼんやりと思いながら朝のランニングで海を目指すことにした。

ふるはまの海。
昨年も距離を伸ばそうとしたときに行ったっけ。
昨年はちいさな食料、飲み物持参。
今年は、10キロくらいだったら飲み物も食べ物も要らない。
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思っていたよりも近かったふるはま。
走っている人、歩いている人がいて、時間の設定がされているのかスピーカーからラジオ体操が流れた。

もう少し、走りたいな。
帰路も考えながら、となりの平和の森公園へ抜けていった。
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小説『デッド・ヒート』に書かれていた。
-腹の立つこともごちゃごちゃした悩みも、走っているうちにシンプルにまとまってくるのがいい-

そう。
私にとって走ることはそれ。

先の見えない新しいことばかりの不安や落ち着かない気持ちは、
トントントントンと走るうちに、おさまるところに平らかにおさまり、
まだ空いているスペースがあることに気づく。

10キロくらいを走ると、少し落ち着く。
しっかりとコースも決められていて、給水完備だと、落ち着いて走ることに集中できる。

給水ポイントや、恒常化して走れそうなコースを選びながら、
ゆっくり走って11キロ。
頭のなか、心のなかを、平らかにする走りにはならなかったけれど、
これから、スケジュールの入れ難い日の週末の朝はここを走ろう、の
イメージができた。

海を見て、森を抜けて、爽快な朝。
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不安な、不穏な、落ち着かない四月も、もう半分は終わった。
大丈夫、と言い聞かせる朝。
by shiho_kato | 2014-04-19 09:00 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

2度目の池上本門寺マラソン、一年走り続けられました。

1年ぶりの本門寺マラソンでした。
走ることをはじめ、初めて大会なるものに出場したのが、これでした。

昨年はむむちゃんと、お友だち親子と、3.5キロを走りました。
走ったら楽しかった。

応援する人が居て、しんどいコースを、みんなそれぞれにゴールに向かって行くのが、楽しかった。
3.5キロじゃ物足りなくて、坂道だらけの変なコースじゃなくもちょっとフツーのコースを走ってみたくなって。
それから1年。
マラソンの半分の長さまで走るようになっていました。

おととしの私が聞いたらびっくりするに違いないです。

今年は欲張って子どもたちと分かれ、10キロにエントリー。

スタート直前にぷうちゃんが人の雰囲気に恐れをなしたのか、
距離の長さを理由に今日は走りたくない、とぐじぐじ。
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手をつないで走ろうか、で、渋々うんとうなずいた。

緊張感が高まる感じが苦手なんだな、きっと。
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坂また坂のコースを3周。
走ったり歩いたりを繰り返し、
「おなか痛い。」グズグズ。
「走るのやめてもいいんだよ、どうする?」
「やだっ、ママのいじわるっ!」
とか、複雑な男子心全開で2周終えた。
3周目に急にニコニコ元気になったと思ったら、
整骨院の先生たちが「ぷうちゃ~ん!」と応援してくれたそう。
最後はぷうちゃんらしいラストスパートでなんとか完走。

この難コース、今まで走った中でいちばん長い距離。
ゴールまでたどり着いたのがエラかった!

むむちゃんは終始淡々とマイペースで走り続け、完走。
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順位が下がった、と落ち込むも、完走賞を見ると昨年の私とほぼ同タイムの24分台。
ほんとによくがんばりました。
体も心も、むむちゃんは安定して強くなっているなぁ。

ぷうちゃんも完走賞をもらった。
昨年のむむちゃんのタイムにあと2分まで迫る28分台。
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二人とも疲れきって立ち上がれず。
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さて次は私の番だ。

既に3.5キロを走りつつ後悔。
坂は苦手だなぁ。心臓と息が苦しくなる走りは嫌だなぁ。

スタートまでにもうひとレース。
その待ち時間に、コース沿いに住むお友だちとお昼うどんつくって待つよ、の約束。

それに励まされるようにスタートエリアに向かった。
去年よりあたたかい。桜が去年より残ってるかな、とか。

スタート直前に、先に走り終えた整骨院の先生たちが声をかけてくれた。子どもたちを応援してくれた御礼を言いたかったので嬉しい。

坂、ほんとキツいっすよ。
(6周でしたっけ?)
5周ですよ。
今年は暑いっすよ。給水しっかりとったほうがいいですよ。
明日は腰と足と診せに来てくださいね。
すねの歪みをテーピングで矯正してくれた先生。

5周であることを確認できてギリギリセーフ、良かった。
給水のアドバイスもしっかり念押しされたので、ちゃんとニキロごとにお水をとって良かった。

一周目を走り終え、
あと四回あの坂のぼるの無理無理無理~の気分。

からだが壊れない程度に走ろう、と膝や腰やO脚のすねに負担がかからない坂道の走り方を丁寧に実践。

坂はテキスト通りに腕でのぼる、
フォームを崩さず、前傾になりすぎないようにのぼる、
を実践。

4周目の坂をのぼり切ってやっとあと一回までたどり着けた、と
やれやれの気持ちのところへ、
むむちゃんぷうちゃんが「ママがんばれ~!」

無理しない、丁寧に、で走ってきた分ラスト一周は余力あり。
ぷうちゃんの苦しさは、私の今の苦しさとおんなじくらいだったかな。
それでも完走したものね、私もがんばろ~。

加速。グイグイと足を前に出した。
なんだかようやく走れてる気分になる。

急坂をのぼりながら何人か追い越し、
下りの勢いを借りて最後の緩いのぼりは一気に走り抜けてそのままゴールコースへ入った。

結果、56分09秒。
このコースで一時間切れば上出来。
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座りこむこともなく、ちゃっちゃと着替えてお友だち宅へ。
おうどん、はらわたに沁みる美味しさでした。
ありがとう。

本日は計13.5キロ。

1年走れた、その証しはしっかり刻めた。
来年はこの苦しいコースは卒業とするか?

来年になったら2年走り続けられたよ、
の証しに走りたくなるかしら。

また来年、考えよう。

少なくとも、
走るのをやめたくなる兆候も、
走れなくなる兆候も、
欠片も見つからない今に感謝。
by shiho_kato | 2014-04-13 23:47 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

ぷうちゃんと走り、むむちゃんとかるたの週末。

今週も懲りずに多摩川ファンランに参加した。
ぷうちゃんと親子ラン2キロ。
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バスに乗ったり、てんとう虫をとったり、ヨモギ見つけたり。
多摩川沿い会場までで十分楽しめた。

2キロは、直前になってぷうちゃんが、どうせ負けるもん、とくじけるものの、
かき氷の旗見つけ!
走ったあとのかき氷のためにがんばろ〜。で、完走。
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小学校生活一週目を終え、保育園のときの春の楽しみを
ちょっぴり取り戻したお日様いっぱいの休日になった。


午後はむむちゃんとかるた会へ。
二人とも今日は2勝1敗。

むむちゃんは不調を脱したよう。
私は3試合とも集中力が持続し、むむちゃんが勝てなかった相手に勝利。
目標はむむちゃんのライバルになること。
目標にかなり前進。

帰りに『ちはやふる』最新刊を購入した。
今日、もしかして発売日じゃなかった?
だよね、だよね!買わなくちゃ!
女子高生のノリ。
電車の中でむむちゃんのめくるページを上からのぞき、二人で分かち読み。
うぅぅ~とか、あぁ~とか、二人で呟やいたり
めくった瞬間にハッと互いの顔を見合わせたり。
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掛け値なく楽しい。小さな至福。
多摩川を渡る車窓に夕暮れの陽射しがやさしかった。


みこちゃん、私は今、この幸せな時間を大事にしたいよ。
先のこと、将来、未来の計画、大事だけど、二番目。
世の、社会の子どもの状況、大事だけど、それに全力になるのはまだ先でいいです。

そんなに器用じゃなかった。
そんなに体力なかった。
それがいたいほどわかったから。

一番は、この、目の前の子どもたちとの今。


みこちゃんは言うだろうな。
自分を小さく見積もるなとか、
刹那的な満足で先を見ることを先送りしちゃいけない、とか。

散々そんなこと言ったあとで、
あなたが小さな幸せ選べて良かったわ、
と、安心したように笑うんだ。
by shiho_kato | 2014-04-12 21:13 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

みこちゃんからの贈り物。

日曜、ハーフマラソンを走っている間に、
数十件の着歴があった。

大粒の雨を避け、自宅にたどり着いてから、
どこからかけ直そうか案じていたら、電話がかかってきた。

みこちゃんの訃報。

覚悟はしていたんだ。
ずっと、覚悟はしていたんだ。
だけど。

久しぶりのお電話は「もう時間がないの、会いたいわ」って。
だから、飛んでいったんだもの。
そして、また来るって。必ずまた来ますから、って約束したのに。

春までがんばるわよ、私しぶといからって。
みこちゃんが言っていたから、次に会うときにはみこちゃんに与えられた宿題を
間に合わせて持っていくんだ、って思っていたのに。


私宛にみこちゃんからの伝言があった。
みこちゃんと私の共通して知る方たちへのお知らせを一任します、と。

すでに別のところからの連絡があちこちにまわっていて、
その情報の真偽のほどを確かめるお電話が私のもとにかかってきていた。

みこちゃんは自分の病気について命について、知らせるなと言っていたから、
多くの人には突然のことだった。
だから。もうすべきことなどないよ、みこちゃん。

そう思いながら、みこちゃんが会いたいと思う人はだれ、みこちゃんに会いたいともう人はだれ、
おひとりおひとり、自問しながらお電話をかけた。

雷鳴がとどろく中、電話し続けた。
ほんとうに、とても久しぶりに声を聞く方々ばかり。

電話のつながった人たちには、おひとりおひとりの、訊きたいことに丁寧に答えた。
くりかえし、くりかえし、お話しながら、10人くらいかけたところで息が苦しくなった。
伝えなくてはならなくて、伝わっているはずの人たちまでひととおり確認できたところで、
携帯の充電も切れた。

マラソンを走り終えた体が冷え切っていて、
熱いお湯を張ったお風呂は冷め切っていて、
何をしていいかわからないまま、
雨は止み、空が明るくなっていた。



翌日、ぷうちゃんの入学式だった。
午後は、むむちゃんのかるたの日だった。


夕方になって、お通夜に出かけた。
誰にも会いたくなくて、ひとりで。

誰にも会いたくなかったのに、会えたら、涙が出た。
電話の声だけではなく、姿を見て、手を握ったら涙が出た。

みこちゃん、このために私に託したんでしょ。
みなともう一度会えるように、お話できるように。
病気の経緯を丁寧に手帳を見ながら話してくれたのは、このためだったのですね。
泣き虫の私が、涙にくれてる暇がないように。
そして、ひとりで泣かずに済むように。
そうでしょ、みこちゃん。


みこちゃんは、泣き虫だった。
明るくて、面白くて、笑うことが好きと、みなは言うけれど、
でも、ほんとはとても泣き虫だった。

20代の私は泣き虫だった。
怒って泣き、いらだって泣き、おちこんで泣き、くやしくて泣き。
みこちゃんに、ほらまた泣いて、と言われて、
泣くたびにシールを貼って、シールが貯まるとおごるというペナルティが作られた。

みこちゃんも、泣き虫だった。
あっちもこっちも中途半端なのよね、でも選べないのよ、、、
ダブルブッキングやトリプルブッキングの度に、落ち込んでいた。


ある日の会議の直前に、みこちゃんは手帳を見ながら、
じっと動かずに居た。
「志保ちゃん」と顔をあげたとき、
みこちゃんはすでに涙をこぼしていた。
「志保ちゃん、娘の卒業式なの。がんばったのよ、あの子。
どうしても行きたいの。今からじゃ間に合わないかもしれないけれど、行きたいの。」

有償のお仕事に伴う社会的責任と、
ボランティアの活動に伴う社会的責任と、
ご家族への想いと、
みこちゃんはどれもが等価であろうとし続けていた。

そんなにがんばらなくていいのに。
生活のかかるお仕事と、無償のボランティアで差があったって構わないのに。
子どもたちが大好きなのは、わかってる。
世の中の子どもたちみんなと、自分の子どもと、等しく好きでなくちゃいけないことなんてないのに。

「はやく、何やってるんですか、行かなくちゃ、行ってください。行っていいに決まってるじゃないですか。
ちゃんと内容報告しますから、大丈夫です。行ってください。間に合いますから。」
みこちゃんは、何度もあやまりながら、駆け出した。
後ろ姿を見て気づいた。スーツ、着てるじゃない。
よそゆきの、みこちゃんがここぞ、という時のスーツを着てるじゃない。


ダメな母なのよ、いっつも仕事優先。
顔を合わせれば、ついキツいこと行っちゃうの。
黙って聞いてあげるってことができないのよね。
って、ため息をついていた。

そう言っていたみこちゃんのお嬢さんが、
祭壇の前で身を折るようにして泣いていた。

みこちゃんが有償だろうが無償だろうが仕事への責任を誰より強く持って果たしながら、
お子さんたちのことを、案じ、大切に思っていたことは、
ちゃんとちゃんとちゃんと伝わっていたよ、大丈夫だよ。



翌日の告別式、私は勤務先の始業式だった。
ぷうちゃんの入学式でまる一日お休みしたばかり、
そして始業式、休むわけにいかないじゃない。

だけど、みこちゃんとのお別れ、できなかったら、悔いが残るよ。

みこちゃんは、甘えんぼのさみしがり屋さんでもあった。
だから、周りにいつも人が居た。

会いに行ってもいいでしょ、みこちゃん。
穴を開けてしまったぶんの仕事、ちゃんと巻き返すから。
みこちゃん、会いたいって電話くれたじゃない、
私が会いたいときに、ダメって言わないで。
みこちゃんだって、さびしいでしょ。
迷って迷って迷って、朝、そう決めた。


ぷうちゃんの初登校は、むむちゃんにお任せした。
子どもたちより一足先に家を出て、いつもより早く出勤して、
朝イチの職員打ち合わせ、相方司書さんへの引き継ぎを終わらせて、
お休みの手続きをとって、
告別式の会場へ急いだ。


「母が書き残していたメモにお名前が・・・・・・」と、
お電話をくださったご長男が挨拶をされた。

仕事ばかりで背中を見ることが多かった母と、
最後は家族水入らずでゆっくりと時間を過ごすことができました、と。
母の最後の言葉は「おはよう」
明るい陽射しの中、明るい一日のはじまりの「おはよう」でした、と。

祭壇にひまわりがたくさん飾られていた。
みこちゃんの好きはひまわり。
外は初夏の陽気。


もう、みこちゃんに叱られなくて済むのね。
最後に会ったあの日だってしんみりとしていたのは一瞬だけ。
「志保ちゃん、いまのままでいいなんて思ってないでしょうね」
「5年後、10年後に向けてちゃんと計画たてて準備しなさい」
「あなたは、また自分の正義感でぱ~んと言っちゃったんでしょ。
いいかげん、それ、やめなさい。いくつになったの」
「あぁ、30代のうちは許すわ、40になったらアウト、もうだめよ」
最後に交わした会話だって叱られてばっかり。

叱られる合間に、みこちゃんの作業をお手伝いした。
「志保ちゃ~ん、プリンターがゆうこと聞かないのよね、わかる?」
「志保ちゃ~ん、この文章、カッコ良く決まらないのよね、どうしたらいい?」
甘え上手のみこちゃん。

みこちゃん、もう一回、志保ちゃんって呼んでよ。
みこちゃん、もう一回、叱ってよ。


みこちゃん。


みこちゃん、みこちゃんが託してくださった伝言のおかげで、
わだかまりなく、久しぶりの方たちと会えたよ。
みなの知りたいことをお伝えできたよ。
また会おうね、って約束できたよ。

みこちゃん、役割を与えてくれて、ありがとう。
みこちゃん、最後まで私の居場所を案じてくれてありがとう。


みこちゃん、あっさり遠くに行かないで。
近くで、きびしくてあたたかいまなざしで、見ていて。



合掌。
by shiho_kato | 2014-04-09 22:19 | ありがとノート | Comments(0)

ぷうちゃんの入学式

ぷうちゃんの入学式でした。

学校に着くと、すでに保育園の入学式ツアーのちびっこたちが
待ち構えていてくれました。
ぷうちゃんもニコニコ、ちびっこたちもニコニコ。
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来年は君たちだよ~、一緒に入学式の看板の前で写真。
わいわい遊んでくつろいで、バイバイして、
ようやくはじまった受付へ。

ぷうちゃんもむむちゃんも緊張の度合いが私にはよくわからないのです。
が、過度には固くなることなく、入学式に参加しているように見えました。
出席番号いちばんうしろのぷうちゃんはいちばんうしろの席。

早く着いたので保護者席のいちばん前に陣取り、その距離1メートルあまり。
かしこまって前を見て座りながら、ときどき満面の笑みでこちらを振り返り。
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担任の先生は、去年前のむむちゃんの担任の先生だった人。
だから、先生も、ぷうちゃんも既に顔見知り。
私も、顔見知り。
とても、ホッとしているのは、とりわけ私。
新しい出会いに身を慣らすのはエネルギーが居るんですもの。

入学式のあとの教室では、クラス写真の撮影待ちの間、
先生とクイズ。

親の居る前では、けっして手をあげたり発言したりしないむむちゃんとは対照的に、
少し様子をうかがったあとに、手を挙げたり、とんちんかんな答えばかりに業を煮やして、
答えを大きな声で言ってしまったり。
ぷうちゃんは、こういう子だったんだなぁ。

学校で写真を撮ったあとは、保育園に行って、
学校が別れた仲間たちと合流して一緒に写真。
もう写真飽きた~、とひたすら変顔をし続けるぷうちゃん。

新しい生活に、怖れを抱いていないことに、ひと安心。

翌日からの新学期。
むむちゃんに、ぷうちゃんをよろしくね、と声をかけて、
私の方が先に家を出て出勤。

むむちゃんへの信頼に一点のくもりもないこの春に感謝。
新しい日々も、大丈夫。
何かがあっても、大丈夫。
越えられなかった時は無いから、ここまで来れた。

小さな自信が身の内に芽生えていることを、そっと知る。
by shiho_kato | 2014-04-07 21:05 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)