むむちゃんの散歩道

mumugi.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2014年 07月 ( 18 )   > この月の画像一覧

ワクワクスクール「百人一首で遊ぶ会」

今夏、はじめて小学校の夏休みのワクワクスクールの企画に手をあげた。
「百人一首で遊ぶ会」

昨年度、学校に「百人一首クラブ」を作ろうとして奮闘し、駆け回った子どもたち。
残念ながら成立ならなかったけれど、
あきらめていない子どもたちを、応援する機会になればいいな、
百人一首をやってみたい子どもたちと出会えたらいいな、の企画。

遊ぶ会のお手伝いに来てくれた卒業した中学生を含め、
子ども19人。

見学に先生方が3人。
子どもたちが懸命に働きかけをした先生たちが見に来てくれた。

経験差や、今回来るきっかけの差がある中で、どうなるかな、と
あれこれ案じつつ、の日々。
でも、遊ぶ会でも同じ悩みは子どもたちが互いに相談しながら、
気持ちよくやれる方法を見つけてくれたな、と思い起こし、
基本を教えて、あとはどんどんとってみることに。

遊ぶ会の子どもたちが、審判としてグループに一人ずつ入って、
丁寧に教えてあげたり、応援してあげたり、おまけしてあげたり。

後半のチームでやる源平戦で、力の差を読みきれなくて、
組み合わせが厳しくなってしまったところには、ごめんなさい。
d0134102_14212610.jpg


途中で投げ出したくなってしまう様子も見えつつ、一方の張り切り具合も見えつつ、
どうこうする手立てを持たない私の力不足をその場で実感。
心の中でごめんなさいと謝りながら、一枚取れることを願いながら、淡々と先に進めた。

拮抗するくらいに組み合わせができたところは、
終わったあとも、またやりたいと言って帰っていってくれた。


先生方は、後半のチーム戦に先生も混ぜてあげて~、と言ったら、
いやいやいやいや、と、後ずさりしつつ消えてしまった。
それでも、模範演技や、遊ぶ会の子どもたちの教える様子をしっかり見て、
あれこれと子どもたちに質問してくれていた。


おまけの嬉しい出来事は、学校に畳があった!という事実。8枚も!
ダメ元で、「たたみかゴザがあったら貸してください」とお願いしてみたら、出てきた。
多くの先生方も知らなかったそうで、「畳まで持ってこられたのですか!?」と。
いえいえ、学校に眠っていた畳を副校長先生が出してきてくださったんです。

この畳、使わせてもらえないかな、二週間に一度の百人一首で遊ぶ会、
学校でやらせてもらえたら、嬉しいなぁ。
by shiho_kato | 2014-07-31 21:40 | 社会&地域&子どもノート | Comments(0)

子どもたちの職場見学@夏休み

「お留守番できないっ!」と言い張るむむちゃん。
「学童から帰ってきてむむがいないとやだっ!」と言い張るぷうちゃん。

スケジュールとにらめっこで長らく交渉し続けてきたむむちゃんを説得しきれず、
あきらめて、二人を連れて出勤。
お弁当三つ、三人で通勤で、すでにエネルギーが・・・。

今日に限って、打ち合わせが二つ、提出締切りの書類が二つ。
これは集中力勝負の一日だわ。

学校のワクワクスクールでつくった紙トンボを持参、
二人で、盛大に飛ばして遊んだり、かくれんぼをしていたのも束の間、
むむちゃんがかくれんぼの途中で、マンガに没頭しはじめたがために、
ぷうちゃんはメソメソ。
通勤だけで、三つ電車に乗って我を失い気味だったぷうちゃんは、
その勢いで、まだ10時すぎだというのに、お弁当を食べ始めた。
中枢神経が・・・。
d0134102_14172339.jpg


食べて落ち着いたぷうちゃんは宿題をはじめ、
むむちゃんは何度も来ている慣れている場でもあり、宿題などそっちのけで、
マンガ読書タイムに没頭。

午前と午後の打ち合わせを終えて、提出資料をひとつ終えて、
やっと学校見学。
セミをたくさん見つけて、トンボを見つけて、虫かご持って来ればよかった~!とプチ興奮。
野球部の練習を見て、鉄棒で逆上がりしているところを体育の先生に、
「上手だね」と褒められ、何度も回ってみせて手のひらに切り傷。
d0134102_14183053.jpg


ちょっとだけ、お仕事を手伝ってもらい、
d0134102_14181888.jpg

d0134102_1419555.jpg


もうひとつの資料づくり。
なんとか仕上がって、一息ついたら、帰宅の時間。
長い一日、無事終了。

帰りの電車の中で、ぷうちゃんは「あぁ、今日はお仕事したから疲れたなぁ~」
君はほとんど遊んでたじゃないか~。
気分だけでも、お仕事の感じを体験したということで、良しとしよう。

むむちゃんは、「持っていった宿題意味なかった」
いや、やってくれて良かったんだけどな。

職場見学、まさに夏休みらしい一日。



ぷうちゃんに「また行く?」と尋ねると「う~ん・・・」
「児童館のほうがいい?」「うん」
それでよし。
by shiho_kato | 2014-07-30 22:01 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

『綾瀬はるか「戦争」を聞く』岩波ジュニア新書

綾瀬はるかが広島出身であると、この本を読んで知った。
d0134102_13273735.jpg



自らの祖母に原爆投下時の話を「はじめでさいご」と言われて聞くところからはじまる。

どの人も、どの人も、今まで語ってこなかった人ばかり。
今回話すのが、「はじめで、おわり」と。


生々しい戦争の話は苦手だ。
『はだしのゲン』のトラウマで、原爆投下のお話などになると決死の覚悟で読んできた。
『ガラスのうさぎ』しかり。『この子を残して』しかり。

でも、この本はすっと読めた。
聞き手の綾瀬はるかが一緒に絶句し、
一緒に胸の痛みをこらえて聞いてくれるから。

TVで番組として放映されていたものを、文字に起こし本にしたものだそうだ。

小学生や中学生が、原爆という史実と出会う。
そのときに、はじめの一歩で手にしてみてね、と差し出せる本に出会った。
by shiho_kato | 2014-07-25 19:29 | 読書ノート | Comments(0)

東京・学校図書館スタンプラリー

東京・学校図書館スタンプラリーにお出かけ。
http://tokyohslib.ehoh.net/ 
日出中学・高校、広尾高校、新宿高校をはしごしました。

3つも回れるかな、でも今日を逃すと・・・と、えいやっと出かけたら、
日出でお会いした司書さんは大阪からいらして、本日中に4校まわる、とのこと。
広尾でお会いした司書さんも本日は3校まわる予定、と。
しかもお二人共、一時間以上の移動を含めて。

私の近距離で3校は手堅たいチョイスでした…。
学校司書さんたちのバイタリティと学習意欲は、ほんっとうに頼もしくたくましいです。

日出中学・高校は、
最近新校舎に建て替え中で、図書館はできたての新校舎の3階に入ったばかりとのこと。
ガラスの扉に、平湯モデルの木のぬくもりある書架やベンチ、
採光に配慮した配置と背の低い書架。
d0134102_13583674.jpg

あたたかみのある空間でした。
d0134102_1355422.jpg

理科実験に力を入れている学校の特色を取り込んで、
スタンプラリーに訪れた私たちも、実験専科の先生の指導で花の解剖実験をさせてもらいました。
夏休みの自由研究だ!!
d0134102_13591942.jpg

d0134102_1445112.jpg


都立広尾高校も、
ガラスの扉に迎えられました。
先生方によるビブリオバトルが行われる!生徒の・・・なら他でも見るのですが、
先生の・・・というのが珍しく、それ目掛けて出かけたものの、
日出の実験を楽しんでしまったがために、終わりがけを少し見せてもらうに留まりました。
d0134102_1359545.jpg

4人のバトラーも先生3名+司書1名、コーディネートも情報科の先生、
図書館が先生方と一緒に作って使っている様子を目の当たりにすることができました。
d0134102_1404614.jpg

先生のビブリオバトルっぷりを見学に来ている生徒たちもいて、
その後ろで黙々と勉強を続ける生徒もいて、
決まりきった配置?、配役?、になっていないあたりに広尾の図書館の自由度を見た気がしました。

こちらでも何人か司書さんにお会いして、司書室で座り込んで情報交換等々。
各校の事情は異なりながらも、自分の学校の図書館をよくするために!!!
の、熱が伝わってきました。
スタンプラリーの担当者でもあり、来年は参加しませんか!!!!と熱烈な勧誘。
一日くらい、できるといいなぁ。


都立新宿高校は、
校舎に入って正面のエントランスの広さにびっくり。
遠くから「こんにちは~!!」の声、キョロキョロ周りを見るけれど、ほかにお客さんらしき人も先生もなし、
ということは私? 
どこから聞こえてきたのだろ~。台座に座っておしゃべりしている女の子たちでした。
図書館は、静かですっきりした空間でした。蔵書数はさほど多くは無いように見えましたが、
d0134102_141264.jpg

d0134102_1422517.jpg

どれもこれもが生きた本たち、動いている本たちだな、と感じられました。
d0134102_1415679.jpg

正面奥はカウンターの机からは、甲州通りが見える新宿らしい景色が広がり。
d0134102_1425795.jpg

この窓辺カウンター様の机の配置は、3校いずれも共通していました。


図書館に行くとそこの学校の様子があらわれる、そういう図書館にしたいな。
今の勤務先に着任した当初思っていたことを思い出しました。
今の筑駒図書館は、筑駒らしさをあらわしているかな。。。

図書館だけがキラキラ活き活きじゃなくて、学校の活き活きキラキラが、
図書館に映るような、そんな図書館づくりをしたいなぁ。
蔵書構成もそうなのだけど、館内の雰囲気や、生徒や教員や職員の居ずまいのようなもの、
ぜんぶひっくるめて。

見て歩くだけでとっても刺激になりました。
見て歩くだけで司書さん友だちが増えました。
ステキな夏休みの企画に感謝。
by shiho_kato | 2014-07-23 21:39 | 読書ノート | Comments(0)

森絵都『クラスメイツ』上下

相変わらず、うまいなぁ、森絵都の10代の描写。

クラスの中での、集団の中での、ビミョーな位置どりの難しさ、
何かにつけ反発したくなる気持ち、
何かにつけ、自分を落として不安になる気持ち。

ねじれたり、ゆれたり、まげたり、、、、丁寧に書かれたすべてに思い当たる。
小学生、中学生、どこかに、「私」を」見つけることのできる、二冊。
d0134102_19335854.jpg

by shiho_kato | 2014-07-22 19:32 | 読書ノート | Comments(0)

映画 「思い出のマーニー」

「思い出のマーニー」初日に子どもたちと観に行くつもりで前売り券を用意していたけれど、
子どもたちは、実家に里子に出した先で従姉妹ちゃんたちと観に行くそうだ。

お楽しみは棚上げ。
私はいつ観に行こう。
チケットが目の前にある。

行っちゃえ~。


というわけで、行ってきた、観てきた。
d0134102_22245685.jpg


アリエッティ、コクリコ坂、路線。
原作にわりに忠実な映画化に思えた。悪い意味ではなく、いい意味で。
安心して見ることができる。
米林監督は、「こういう路線の人」なんだなぁ、の個性はあると思う。
これらの作品を見つつ。


そして、だ。
じゃぁ、ラピュタや、トトロや、千と千尋や、ハウルや、ポニョのような作品の路線は
誰が担うんだろう。
ジブリから、これらの系統の作品がなくなったら、寂しいなぁ。

アクションでもアドベンチャーでもなくて、
でもハラハラするような、ワクワクするような、ドキドキするような、くり返し観たくなるような。


子どもたちが、どんな感想をもって帰ってくるのか、楽しみだ。
自分の映画、と、思えるかな、むむちゃん。
by shiho_kato | 2014-07-21 19:06 | 読書ノート | Comments(0)

百人一首がつなぐもの

今年度に入ってからの百人一首で遊ぶ会は、
3~5人の参加。
目下、低迷中。

学年が変わったり、クラス替えがあったり。
これまでの、グループののりで「今週だよね」、「今週だよ!」、
「日曜だよね」、「日曜の午前だよ!」、「行く行く~」の
盛り上がりができなくなってしまったことがいちばんの要因らしい。

2ヶ月先までの予定表を作ってあげているけれど、クラスが替わったお友達に、
むむちゃんは渡しに行くことができなくなっていた。
そのことに気づくまでに、2ヶ月あまりかかった。

お知らせが負担だったんだ・・・。
会に来ている友だちと分担して渡せるか相談して、
むむちゃんの肩の荷がほっとおりた様子と、
おれに任せとけ!のお友だちと、を見守りながら1ヶ月。

夏休みの開催のお知らせは、
渡す予定のお友だちたちの名前とメッセージを書き添えて
むむちゃんに渡した。

「ママから・・・」と言えると少し気がラクかな、、、と思いながら、10数名分。
夏休み直前、いつもよりも多く集まってくれた。
やっぱり人数が多いと楽しい。楽しくて、嬉しい。
d0134102_2228554.jpg

d0134102_22284690.jpg

d0134102_22291317.jpg


場所をとったり、お知らせ作ったり、その日のその時間の予定を確保したり、
お手紙を書いたり、、、。
私は何のために、百人一首であそぶ会を続けているんだろう。
楽しげな子どもたちの声の残響を聞きつつ、問う。

そうだなぁ、百人一首が大好きだった子どもの時の私のため。
あの頃の私に、こんな機会をあげたかった、の気持ちのため。
思い出させてくれた子どもたちへのお礼のため。
こうして何十年も隔てて、取り戻すことができた喜びのため。

自分のための会だから、続けられるんだ。
大義名分などなくてよし。


そう思いながら、神奈川のかるた会にむむちゃんと練習に出かけた。
先生が、10月の大会にお母さんも出ましょう、とお誘いくださる。
「え~、いいんですか!」胸がドキドキする。
この夏に100枚しっかり覚えましょうね。
「はい」


子どもたちで定員が満ちたときには辞退するけれど、空きがあったら、ぜひに。


ほら、やっぱりね。
何十年を越えて、大好きなものは私の手のひらに戻ってくる。
焦らなくて、大丈夫。
急がなくて、大丈夫。

「私の好きなもの」が、何なのか、自分で自分をわかっていれば、大丈夫。

子どもたちに反射神経はかなわないけれど、
式子内親王も、慈円も、和泉式部も、二条院讃岐も、定家も、俊成も、小野小町も、在原業平も、紫式部も、大弐三位も、清少納言も、西行も、etc.
みんな、顔も性格も生い立ちも浮かぶ、長年の付き合いの友だちだから。
友だち100人、いいじゃない。(『ちはやふる』的には、しのぶちゃんの気分)


この夏、出会い直そう、彼ら、彼女たちと。そしてあの頃の私と。
嬉しい。
じわじわと、嬉しい。
by shiho_kato | 2014-07-20 21:32 | 社会&地域&子どもノート | Comments(0)

原田マハ『翔ぶ少女』

阪神淡路大震災を素材にした物語でした。

d0134102_2227256.jpg


目の前で母を炎の中に亡くした三人の兄妹。
地震で足に障害を負った私たち三人を引き取ってくれた
心療内科医のおっちゃん医師。

炎の中に、近しいものを亡くす苦しみが優しく書かれていて、
胸が痛みすぎないように、そろりそろりと読んだ。

実際に、たくさんあった、目の前で息絶えるのを助けられなかった事実。
阪神の震災後の避難所で、おっちゃんおばちゃんたちが聞かせてくれた事実。
そのお話をじっくり思い出す方が辛い。
話を聞かせてくれていたあの時間の方が、まだ少し、楽だった。

くり返し思い出している人が、今もいる。
311もそう。

思い出しながら、思い出すことも、その痛みをも、
少しずつ自らの身にまとう衣のように馴染ませていくのだろう。


そう言えばはだしのゲンのお母ちゃんが死ぬ場面も、逃げられない中炎に包まれて・・・だった。
あの場面があんまりに辛すぎて、物語のそれ以外が記憶から飛んでいってしまう。


苦しみや、悲しみは消えない。
消えないままで、それでも笑ってゆけるようになる。
物語の内容よりも、淡々としずかに書く、書きぶりに慰められるような小説だった。


ガザの空爆を今すぐ止めて。
失われなくていい命を、失わせないで。
人の力ではあがなえない自然ではなく、
人の知恵でどうにでもなる暴力による命の強奪は、今すぐ止めて。
強く願いながら、読み終えた。
by shiho_kato | 2014-07-18 21:31 | 読書ノート | Comments(1)

小山田桐子『将棋ボーイズ』、藤原隆史『一点突破』

友人のお子さんが、『三月のライオン』を読んで、将棋にはまったという。
むむちゃんが、『ちはやふる』を読んで、かるたにはまったのとまったくおんなじ。

マンガは偉大だ!

マンガではなく小説の『将棋ボーイズ』。
将棋に引き込む力はないかもしれないけれど、これが実話である!というのがスゴイ。
実話の方をまとめた新書『一点突破』を読むと、小説の登場人物たちが
いっそう立体的に見えてくる。

コツコツコツコツ、は、奇跡に通じる地道な階段であることを教えてくれる。
きっと、いま私たちに必要なのは、コツコツコツコツ歩む時間を、許してくれる環境。
駆け足じゃなくっても、見極めを急がなくっても、いい、と思える人と時間と場所と周囲、総じて環境。


言葉だけのえらそうな人にならないために、コツコツコツコツと地道にかるたを続ける。
そんな環境が大切だを実感するために、コツコツコツコツと地道に下手なピアノも続ける。
子どもに押し付けず、まず、私自身が。

d0134102_19291664.jpg

by shiho_kato | 2014-07-16 19:27 | 読書ノート | Comments(0)

石田衣良 『明日のマーチ』

派遣切りにあった四人の青年たちが、
山形県から東京まで歩く、というお話。
d0134102_2225518.jpg


テーマの設定も、歩きながら立ち上がってくる出来事や
明かされていく過去も、
面白いのだけれど。

どうして、石田衣良が書くと、こんなに軽く感じられてしまうのだろう。

いや、軽く読みながら、
社会の矛盾や歪みの、ドンと大きな問題を知ることができるのが、彼の作品の魅力なのかも知れない。

人を簡単に切り捨てない社会を、
メディアの手のひらで遊ばされない思いを、
大事なことが何なのかを真ん中に持ち続けることのできる心を、
持とうよ~、ぼくたち。

そのメッセージは正しいので、届いて欲しいです。


そして、私には、ちょっぴり何かがもの足りない。
by shiho_kato | 2014-07-15 21:19 | 読書ノート | Comments(0)