むむちゃんの散歩道

mumugi.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2014年 08月 ( 16 )   > この月の画像一覧

わが家の夏、終幕。

8月の終わりに、山形からだだちゃ豆が届く。
大きな箱に三つも!
例年どおり、二箱は保育園の納涼会に。
一箱は我が家に。

わが家に届いたひと箱を開け、より分け作業開始。
ぷうちゃん、むむちゃん、私、リレーのように。
d0134102_13565439.jpg


飽きては戦列を離れ、別のことをしながら再参戦。

しまいには、 「ム~リ~、多すぎ~!」キレ気味のむむちゃん。
d0134102_13583080.jpg


そうだけど、美味しいんだよ。と声をかけると、
「知ってるよっ!」
そうだよね、かれこれ7,8年食べ続けている、山形から届くだだ茶豆。
この豆にかかると、豆子のむむちゃん、豆小僧のぷうちゃんに変身する。

翌日、保育園の納涼会にふた箱運んでもらったあと、
納涼会に出ない同期のお友だちにおすそ分け。
わが家でも汗をかきかき、せっせと茹でた。

海水濃度の塩水で、11分。
茹でる前にがしがしごしごし、よく洗うこと。
茹で上がったら、即、新聞紙に拡げて、うちわで扇ぐ。(間に合わないので扇風機も)
d0134102_1401333.jpg


そしてあおぎながら食べる豆が、いちばん美味!
d0134102_13591224.jpg


夕方から保育園の納涼会に足を運んだ。
同じようにご近所様への差し入れになり、納涼会のおみやげになり、
納涼会で食す一品になり。

今年は去年よりも甘味があるね!と。
保育園への差し入れももうかれこれ6,7年続けて。

お店で売ってるような立派な姿はしていない。
ひと粒ずつしかお豆が入っていない。
だけど、味には自信あり。
みんなに食べてもらいたい味。

おうちでたくさん食べられるにも関わらず、
ここでも豆を食べるむむちゃん、ぷうちゃん。
日が暮れた後の縁日をぼちぼち楽しみ、花火を少し。

むむちゃんは小さな子たちの花火をもらうわけにはいかないと思ったのか、
見てるだけでいい。
ぷうちゃんも園児現役ではないてらいで、一本だけ。
d0134102_1403653.jpg


静かに夏の終わり。
by shiho_kato | 2014-08-30 21:46 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

夏を締めくくる蔵書点検

勤務先の図書館では、夏休みに蔵書点検を行う。

すべての蔵書を確認して、紛失、不明、不備を発見するための作業。
一年のなかでも、覚悟してえいやっとのぞむ作業。
図書委員の生徒たちに助けてもらいながら行う作業。

ちょうど、涼しくなってくれた。
閉架の書庫は風を入れる以外に涼しくする術がないので、ありがたい。

2万冊に対して、準備に1日、点検作業に2日、後始末に1日を用意していた。
けれど、準備日と、点検作業1日目でほぼ終了。
d0134102_15361579.jpg


作業飲み込みの早い図書委員さんたちのおかげ。
d0134102_15334067.jpg


点検作業2日目の午前には、点検漏れの確認と、不備本の発掘まで済んでしまい、
午後の担当のみんなには大掃除をしてもらった。
d0134102_15345461.jpg


昨年明らかになった不明本が、今年までに1冊を残してすべて発見されていたことに驚く。
いくらでも持ち出し可能な図書館のつくりなのに、
一年待てば、きちんと返してくれる。
これぞ見えないところに秘めたる品性。

昨年は半年で80冊弱の不明本が発生したけれど、
今年は倍の一年の歳月で80冊強の不明本。
こっそり持ち出さなくとも、そっと静かに借りていけばいいんだ、と
思う生徒が増えていると思っていいだろうか。
一年後、これらの80冊強の行方知れずの本たちがひっそりと戻されていることを願おう。

オープンスペースの図書館ながら、
貸出指導とか、厳しく取り締まったりしなくても、いい。
そのことがわかって、うれしいです。

終わってホッとする。
気候もホッとする涼しさ。

本来なら、夏休みの終わり、新学期のはじまりで、
気持ちをシャキっとさせるところだけれど、ゆる~く、気が抜けていく感じの、八月の終わり。
by shiho_kato | 2014-08-28 22:28 | 私ノート | Comments(0)

夏休みの日常の過ごし方

先週までは、祖父母たちの手厚い加護のもと、夏休みを過ごしていた子どもたち。

今週は、学校がはじまるまでのリハビリ期間のように、
お留守番、学童っ子として過ごす。

ぷうちゃんは、行きたくないけど、行かないで過ごすこともできないのを100も承知。

私の出勤後、ひとりで学童に出かけることの不安やら、
帰宅時間を3時半にするか4時にするかで涙にくれ、
それもこれも、むむちゃんが送迎対応してくれることで、収まる構図。

朝の私の出勤は、ぷうちゃんがようやく起き出す位の時間、むむちゃんはまだ夢の中。
夏休みだもの、寝たいだけ寝られるのがいいよね、と、一抹の不安を残しつつ、出発。

職場でスマホをとり出すと自宅から5件の着歴に
ぷうちゃんの泣き声だけが残っている留守電が1件。
慌ててかけ直すとむむちゃんが出て、
「足が痛いって泣いてたよ。「むむが先生に話してあげるよ」って言ったら泣き止んだから、児童館まで送っていったよ。」と。

賢明な洞察と、賢明な判断。ありがとうむむちゃん。
d0134102_15331541.jpg


帰宅したら、ぷうちゃんはるんるんご機嫌で、むむちゃんも鼻唄まじりだった。
帰りも迎えに行ってくれたそう。

ぷうちゃんに「明日もむむに迎えに来てもらう?」とたずねると
あさっての方を向きながら、「ふぅぅん」とこたえる。
d0134102_15314258.jpg



翌々日、再び出勤時にぷうちゃんから涙の電話。
「4時ころにかえります、のメモがれんらく袋に入っていない~」
おととい先生に伝えてあるから大丈夫よ、
むむちゃんが迎えに行ってくれることになっているから、大丈夫よ。

それでようやく落ち着きを取り戻した。

むむちゃんさまさま。おねえちゃんはエライ。
かくいうむむちゃんも、1,2年生のころは、
雷がなった、救急車の音がする、風の音が怖い、ありとあらゆる理由で
泣きながら電話をかけてきていた。


ひと夏を経て、子どもたちは成長する。
電話をかけられるようになり、訴えたいことを言葉で言えるようになり。


遅くなった夜、ぷうちゃんからのお手紙が置いてあった。
クッションの紐がとれてしまった件。
d0134102_15314163.jpg


理由の説明と謝罪と、文章も字も、どちらも上手に書けているではないか。
こんなことで怒りません、しかもこんなに立派なお手紙つきなら、
上手に書けたことを、褒めるばかり。
by shiho_kato | 2014-08-27 22:07 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

白井聡 『永続敗戦論』

夏になると、戦争の本を読まなくてはならないだろうか、、、
という気持ちになる。

自主的、積極的にというよりは、渋々。
渋々だけど、歴史は歴史、消えない事実の上にいまは成り立っているわけだから。

綾瀬はるかの岩波ジュニア新書はよかった。
さて、次は・・・。

いちばん苦手なのは、手記。
次に苦手なのは、歴史解釈的な本。
小説でも生々しいものは、ちょっとパス。

今夏、ようやく読めたのは『永続敗戦論』
d0134102_15284654.jpg


もうちょっとやさしい文体で書かれているといいのだけれど。
それでも敗戦後のアメリカとの関係はよくよくわかった。

9条変えるより、集団的自衛権で対応できることにしちゃえ、の
いじめられっこが、いじめっこの言うことに従うために、
安易な考え方で、済ませちゃおうという様子もよくよくわかった。
なかよくしたいというより、事なき状態のままでやり過ごしたい。
その姿勢丸出しであることが、よくわかった。


それにしても、そこに勝者と敗者がいた場合に、
勝敗を別として、あるいは、勝敗の結果を結果として受け止めながら、
対等な関係を築きなおすためには何が必要なのだろう。
あらためて、考えてみる。


スポーツであるなら、100回負けても卑屈にならずに、
負けの要因を分析して、練習にのぞみ、次の試合に備える。
その練習の時間を充実して過ごせていれば、
負けても負けても負けても、これが私と、胸を張れる。

いじめであるなら、それを終えるには、いじめられても卑屈にならず、
されたことを顧みず、我が道をゆき通す(それがとてもとてもとてつもなく難しい)ことが、
いちばんの早道だ。


はたして日本は。。。
ジャイアンに従う、スネ夫のよう。とでも言えばいいのだろうか。
(ジャイアンは、案外いいやつだけれど)

そんなイメージを作り直してくれただけでも、評価に値する本だった。
戦争の本、今夏も読みました。新たな発見もありました。
夏の宿題をひとつ終えた気分。
by shiho_kato | 2014-08-25 12:02 | 読書ノート | Comments(0)

高校生という時代

先週末は、高校同期の同窓会でした。

440人中150人の出席、加え先生も7名いらっしゃいました。
けっこうな出席率ではないかしら。

フェイスブックグループでのやりとりから発展して実現相成った、同窓会。
発起人は、同じクラスのFちゃん。朝のFBで、眠れぬまま朝を迎えたと。
当日時間に余裕があったので、お手伝いあるかな?のメッセージをいれると、即返信。
急きょクラスの受付係をすることに。

隣のクラスの受付係が、小中の同級生。
準備をしながら、おしゃべりをしたりして、少し緊張がほぐれた。
それにしても、名簿を見て記憶を甦らせたけど、とても怪しい。
アルバムが手元にあったのに、どうしてかめくるのに大きな勇気を要し、
その壁を越えられず、当日を迎えて受付の場にいることをひどく後悔した。

それにしても、友だち少なかったなぁ高校時代・・・と、あらためて実感。
懐かしい顔はたくさんあって、少しずつ思い出すこともあったけれど、
在学当時、おしゃべりをしたことのある人はほんのひと握り。

変わらない面影にほっとしたり、わからないどうしよう、と動揺したり、
せっかくだから、お話してみようかな、と迷ったり、葛藤の渦。

結局気心の知れた友たちとの久しぶりの再会と近況報告のおしゃべりに時間を費やして、
会はお開きになった。
そのころには、受付の緊張と立ちっぱなしの時間と、葛藤の渦の中で泳いだがためにぐったり。
ひどい頭痛に襲われて、帰宅後は頭痛薬を倍量飲んでなんとか眠りに落ちた。

翌朝、目覚めても鈍い痛みが残っていた。
そう言えば、高校への通学に、頭痛との闘いだった時期があったことを思い出した。
自転車で元気に通えたのは高校生活も後半に入ってからではなかったかしら。
体育館での部活や、教室での授業や、ボーイフレンドとのひとときは、明るく軽やかな思い出。
それ以外は、グレー。
肩こり、頭痛、典型的なデリケートな思春期の女子高生だった。

体がそれを思い出したのにちがいない。

それでも、今回の同窓会で、同じクラスになったことなく、今回はじめてお話できた友もいた。
おそらく学生時代一度もお話したことがなかったのに、親しく話せた友もいた。
同窓会後のFBで、親交を深めている友もいる。

ゆっくりゆっくりと、当時の私を脱却していけたらいいなぁ。
今の、私と、当時の私のギャップを、少しずつ少しずつ小さくしていけたらいいなぁ。

前回の開催は10年前。
次回の開催は10年後。

それぞれ別々の場所で歩みながら、ともに、10年の時間を重ねていることを思うだけで、
なんだか不思議と励まされる気持ちになる。


先生たちの中には担任をしていただいた先生がお二人、授業をもっていただいた先生や
進路指導をしていただいた先生もいらした。
それでもなかなかこちらからは声をかけられず、
先生の方から話しかけていただくばかり、無粋非礼ほんとに恐縮です。
友人たちよりは印象に残るエピソードを思い起こしやすいのが、
当時の私を象徴するようです。

10年後、元気なみんなの顔を見られますように。
今回会えなかった友たちも、それぞれも場所で、それぞれに日々を生きている。
会えなかった友たちの中に、じっくりその後どのように生きてきたのかお話を聞かせて欲しい人がたくさんいる。

会えるかな、いつか。会えるかな、この次に。


同窓会からこちら、街ゆく人たちのなかに、友の顔を見ることができそうで、
目をこらして歩いている自分に気づく。

勤務先の学校では、生徒の姿にかつての友たちを思い起こし、
今の友たちに彼らの未来を見たりしてしまう。


蝉時雨のなか、時間を行ったり来たり漂う日々。
by shiho_kato | 2014-08-22 22:54 | 私ノート | Comments(0)

みこちゃんの時計

みこちゃんから11年前にもらった時計。
一昨年、突然動きを止めてしまった。
修理をしても直る保証はありませんと言われ、解体されるリスクをとれず持ち帰ってきた。

この春、その時計はそのまま大切な形見となった。

ヒマワリの似合うみこちゃんの誕生日、ふと思いたって取り出してみると針が動いていた。

数日過ぎた。
時計は、時間どおりに時を刻みつづけている。


みこちゃんに心配されてるなぁ。
ニヤリ、嬉しい。

夏バテ気味のぼんやりした重たい頭を、肩肘ついて手のひらで支えながら時計を見やる。
d0134102_17442979.jpg

by shiho_kato | 2014-08-19 18:38 | Comments(0)

自由研究DAY

旅の翌日。
ゆるゆると目覚める朝。と思いきや、
ぷうちゃんはお腹空いた!と元気に起きてくる。

むむちゃんは、思う存分眠りをむさぼり。

時間差でゆっくりの朝ごはんの後、
宿題を終わらせよう、自由研究をすることに。

むむちゃんは、近江、京都の旅を中心に百人一首についてPCでまとめる。
ぷうちゃんは、折り紙で恐竜を折る。

ふたりが宿題中に私もピアノの練習をしよ~、ともくろんだものの、
ぷうちゃんははじめから、ママ、これどうやるの? ここは?
ぷうちゃんの折り紙におつきあい。

むむちゃんは、ママ、これが書いてあった本どこ?
これどういう意味?あの表紙の折れてる本貸して。

等々、等々。

口出し、手出しはしないと念じて。
頼まれたこと、乞われたことのみ、と念じて。

むむちゃんは、授業で9月の宿泊学習の調べものをPCでしていた。
それを聞いていたので、
近江神宮、時雨殿、源氏物語ミュージアム、いずれも
事前にリンクをはっておいてあげたら、かなりしっかり読み込んでいた。
読み込んだうえで、質問項目をノートに書いて、旅先で答えを見つけて。
わからなかったことや、足りなかったことは帰って来て本を借りてきたり
家にある百人一首や文学史の本を調べたりしながら。
形の上では立派な調べ学習。

PCを使った調べ学習や、時間割づくりを授業でやっていると聞いた。
「PC使いたい」とむむちゃんが言った時に、自力で使いこなせそうな
ソフトはなんだろうと考えて、パワーポイントを立ち上げてみた。

むむちゃんに使い方の説明と相談しながら、1項目1ページで書くことに。
順序を並び替えたり、ページを付け加える方法も、教えるとすぐ覚えた。
字は打っていき、撮った写真やもらった資料は、ハサミとノリを使って貼る。
HPのコピー&ペーストは、まだできないので、案ずることなし。

むむちゃんが「ママ、天智天皇がまだ天皇じゃないのに、天智4年ってどういう意味?」
一緒に資料を見てみると、たしかに即位のほうがあと。
よくよく文学史の年表を見てみると、斉明天皇没後、天智天皇即位までの天皇空白期がある。
げ、そんなの知らなかった…、いや忘れてる…、かな?
それにしても、むむちゃんは、どうして天皇在位にともなう年号だと気が付いたのだろう?

複雑な内容の中から、説明はされていないことも、
整理して自分の中に取り込んでいく力がついたのだろうか。

集中して、次々と調べたことを書いていった。
d0134102_22425283.jpg

d0134102_22431126.jpg



ぷうちゃんに、折り紙を折った後どうするの?と訊くと、
「持ってくよ」と答えた。
あ、そうか、自由研究をどんなふうに提出し、それが飾られたりするものだ、
と知らなかったんだった。
飾るものだから、そのまんま持っていくだけじゃなくて、
何かに貼ったり、置いたりしたほうがいいかもしれない。と言うと、
「じゃ、置く。置く紙ちょうだい。」
色画用紙を一冊渡すと、茶色を選んでふんふん鼻歌を歌いながら、
「まずティラノね~」とティラノサウルスを折り、プテラノドンを折った。
プテラノドンは空を飛ぶんだよね、どうやって空を飛ばせる?と訊くと、
「う~ん、棒!」サランラップの芯を持ってきた。
肉食ばっかりだから、次は草食。
と、トリケラトプスを折り、アパトサウルスを折った。
鼻歌まじり。折り方は、本を見ながらなので、目で見てわかるところは自分で、
わからないところは、次ここどうやるの、と訊きながら。

画用紙に自立させるために、セロハンテープを持ってきて、足をペタペタ貼り付け、
サランラップの棒もプテラノドンを貼り付けて、画用紙に立てて貼り付けた。

やった!できた!と満足げ。
恐竜の名前はどうする?恐竜の種類に先生あんまり詳しくないかも、と言うと、
「書く!」恐竜を立たせた脇の地面にマジックで書いていく。
d0134102_22562660.jpg

d0134102_22562182.jpg

なんというか、迷いがなく潔い作りっぷり。


「できた!おなかすいた!」
「むむも~!」
3時間近く、自由研究に取り組みつづけた子どもたち、あっぱれ。
私もお腹が空いた。とっても。
お昼を食べて、一本DVDを見てひと休憩。

むむちゃんのパワーポイントを印刷して、写真も印刷して、
そこから切ったり貼ったりの作業に没頭すること1時間半。
ホチキスちょうだい。はい、どうぞ。

「できた、ママ見て!」
自信作のよう。
誤字や脱字や、資料の切り抜き方を薄目で見逃して、
「よくがんばったね~」

本に書いてありました、時雨殿の人が言っていました、、、。
どの本に・・・を、書かせるべきか・・・。
むむむむむ、心でうなりつつ。
「本当に、よくがんばって作ったね」
まだ時間はあるから、何を足したほうがいいとか、文章を見直したほうがいいとか、
ちょっと先に言う機会はあろう、今日はやめておこうと思う。

こんなに集中して、作り上げた、そこがいちばん大事だから。
できあがったものからだけではわからない知恵とか、知識とか、思考の回路をつなげることだとか、を、きっと必ずしているはずの満足感。
それをよかったね、と言ってあげられるのは今、このタイミングこそだから。

と、自分に言い聞かせる。


私、大嫌いだったな、自由研究。大嫌いな上に、苦手だったな。
自由よりも、課題のあることのほうが、楽だったし、得意だったな。
自由研究に、自分の好きなことを結び付けられるだけで、大したものだと思う。


************************

本音では、
かるたの練習に、ピアノ発表会の練習に、キャンプに、
あちこち里子に出る綱渡りの生活を元気に乗り切ったり、
学童保育やお留守番で、おとな不在の長時間を乗り切れたり、
そういう体験だけで十分に、
夏休みながらの時間の充実ははかれている気がするのだけれど。

体験や経験や成長という名の無形の夏休みの作品を先生方が受け取れたら、
有形の自由研究がどのくらい必要性があるのだろうか。


そんなことを考えつつも、子どもたちの満足そうな表情。

自分の好きなことをできる自由研究って楽しいな。
夏休みだから自分の好きなことができる宿題なんだ。
もしもそう思えたら、夏休みの宿題の意義を十二分に果たせてる。

子どもたちの自由研究に取り組んだ姿に敬意を表して思ってみよう。

それが、私の今年の夏の自由研究への向き合い方だ。
by shiho_kato | 2014-08-13 22:17 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

夏恒例の青森、祖母に会う旅 三日目

朝は3時に目が覚めた。
ぷうちゃんの目もパチッとひらいた。
虫かごをぶら下げてクワガタとりへ。

カブト虫のご遺体をいくつも見つけた。が、生きているものとは出会えない。
まだ暗い夜空に、雲をともなってスーパームーンが光っていた。

もう一回5時に起きる、とぷうちゃん。お部屋に戻り、もう一眠り。

5時。
「5時だよ、どうする」と耳元で声をかけると、パチっ。
虫かごをぶら下げて。もう外は明るい。

今年も成虫には出会うことができなかった。
幼虫を少しいただいていくことに。
ぷうちゃんはカブト虫の幼虫だよ。
と言うけれど、何に育つだろうか…。
d0134102_22111325.jpg


お風呂に入ろうか、と話しながらお部屋に戻ると、
ぷうちゃんは再びすぐに眠りに落ちた。

今朝の朝食も豪華。
連日のごちそうに昨日ほどの食欲は無し。


この後は祖母宅へ。
到着してからずっと気になっていたホテルのラウンジに置かれた短冊。
あーちゃんのことを詠もうよ、と、出発前に一句。
むむちゃんは、難しく考えすぎて「やっぱり無理」と早々にのたまう。
ぷうちゃんは、来る直前に読んだ標語の本を思い出して、
標語書くんだよね、とはりきる。

「おばあちゃん今年も会えたよ夏休み」
子どもたちにはひいおばあちゃんだけれど。
d0134102_2157183.jpg

帰る頃に早速飾られていた。
d0134102_2203449.jpg


岩木山を下り、一路祖母宅へ。

お家は開け放った玄関や窓からよく風が通る。
赤とんぼも入ってくる。
エアコン要らず、気持ちがいい。
そう、これが、ここが大好き。
d0134102_2212530.jpg


祖父のお墓参りに。
d0134102_21592278.jpg

d0134102_21595837.jpg


祖母宅に戻り、ぷうちゃんは叔父さんと畑に出かけ、
スイカを収穫してきた。
叔父さんとしてはカブト虫かクワガタを見つけてあげようとしていたんだ。
いつもながらの心遣いに感謝。

祖母、母、私、むむちゃん、女系女4代で記念撮影。
d0134102_21582856.jpg


甘い甘いスイカを食べて、一息ついた。
d0134102_2215656.jpg


ぷうちゃんは、どういうわけか、祖母にべったり。
「あーちゃんの弟子になる」と。
d0134102_2222823.jpg


叔母さんの喫茶店「さくらんぼ」へ。

お腹いっぱいだけど、おばさんの作るオムそば、オムライス、煮物に、その他もろもろの小鉢、
どれも美味しい。
そして美味しいコーヒー。
d0134102_2242796.jpg

食べきれなかった分をおもたせにしてもらって、夕食を確保。
これで、本当に青森にバイバイ。

別れ際に、あーちゃんが弟子入りしたぷうちゃんにピースサイン。
最高の笑顔をくれた。
d0134102_21555716.jpg


ぷうちゃんに車の中でなんの弟子入り?と訊ねると、
わかんない。
あーちゃんいつもニコニコしてるから好き。と。
ニコニコの弟子入りかぁ。

来年も元気に会えるね、あーちゃん。
約束のピースサインもらったものね。
by shiho_kato | 2014-08-12 21:29 | 旅ノート | Comments(0)

夏恒例の青森、祖母に会う旅 二日目

翌朝は雨もあがり青空に雲が流れる。
d0134102_21513100.jpg

涼しいし、海岸線が気持ちよさそうだし、走りたいなぁ。。。
と思っていたら、ぷうちゃんがパッチリ目を覚ました。
一緒に庭をお散歩することに。
d0134102_2122481.jpg

昨日の夕方よりも、今朝のほうが気温は高い模様。
庭に出ようとすると、案の定、姿の見えなかった父が読書タイムを満喫していた。

お散歩に、昨晩のタイムトライアルに、お腹のすいたぷうちゃんの
おなかの虫をなだめつつ、朝食までの時間を過ごした。

朝食のバイキングも、とっても豪華。
子どもたちは二人とも朝から気持ち良い食べっぷりで、
朝から元気。


おとなたちは、あーちゃんのお話をもとに家系図づくりに熱中。
祖母の兄弟8人、母のいとこは20人を超え…等々。
d0134102_2133999.jpg

ぷうちゃんは、昨日から人間関係のたくさんの不思議に混乱気味。
「あーちゃんは叔父さんと結婚したの?」
「じいじと叔父さんは家族なの?」
「じいじのお父さんとお母さんはどこにいるの?」
「ばぁばのお父さんはどこにいるの?」
「あーちゃんのお父さんとお母さんは誰なの?」

挙句の果てに
「ママと叔父さんはどっちが年が上?」
(なんだと~!!!失礼なっ!!!)

むむちゃんが「だからね~!」と人間関係を力説。
わかったような、わからないようなぷうちゃん。
そうか、難しいんだ。
誰と誰が家族で、誰が誰の親で子で、いとこで、叔父で叔母で。

5年生のむむちゃんにはわかり、1年生のぷうちゃんには難しいこと。
旅の間、ぷうちゃんは会う人ごとに、妹とか、家族とか、叔母さんとか、
不思議を増殖させていた。

昨日は移動移動の一日だったので、今日は遊ぶ日に。
d0134102_2155875.jpg

d0134102_21225230.jpg

海岸線に降りて行って、砂浜で遊ぶ。
台風の余波で風も強く、波が高く、遊泳禁止。
遊泳しなくても十分遊べる。
d0134102_2162034.jpg


どこまでも伸びる海岸線の向こうの入り江、マーニーの映画の舞台に似ている。
d0134102_2174790.jpg


海岸沿いの道は五能線として並行して走り、
そこかしこにイカが干されている。
イカもこのあたりの名物。
朝食には獲れたての生イカが盛られていた。

ちょっと移動して、千畳敷の岩場でも遊ぶ。
岩の間から波が吹き上げるのをよけながら、前へ前へ。
d0134102_2184082.jpg


体の重そうなウミネコたちを大きな声でおどかして羽ばたかせてみたり。
d0134102_2185999.jpg


かき氷日和。
d0134102_2191544.jpg


水しぶきをくぐりながら岩歩きをする子どもたちを眺めていて、
夏休み、水が怖い、海が怖い、と、ちっとも怖そうじゃない様子で
司書室までおしゃべりをしに来た生徒との会話を思い出した。

ふと岩の隙間の海水にぷうちゃん、むむちゃんが、転がり落ちる絵を想像する。

駈け寄れるだろうか。
激しい波が岩の下をよせてひいている。
駈け寄れるくらい、そばに居なくては、と突然思う。
d0134102_21132330.jpg


海が怖いのは、大事な人の命を奪うからだ。
楽しさを損なわないように、心配は私の胸の中に押し込めて。
笑ってついていく。
そんなふうに、子どもたちを見守る親、大人たちが、
あの日を境にたくさん生まれたのかもしれない。
d0134102_21193228.jpg


海のあとはしじみラーメンを食べて山へ。

毎年泊まる岩木山にある「アソベの森岩木山荘」へ。
祖母と叔父とは岩木山神社の前で一時お別れ。
また明日。

例年はロッジに泊まるけれど今年ははじめてホテル内に宿泊。
少し早目に着いたので、ゆっくりした時間を過ごすことができた。
山にあがるとまた、気温が少し下がる。鳥肌が立つくらい。

アソベの森が「遊べ」ではなくアイヌ語の「燃える山」の意と知る。
富士山にある浅間神社の「アサマ」もアイヌ語の「燃える岩」の意を語源とするとか。
熊本の「阿蘇山」もその名の由来は同じか。

毎年ここでカブト虫を捕まえることに挑戦するも、自力捕獲はならず。
昨年は叔父さんがたまたまお部屋の窓にぶつかってきたクワガタを捕まえてくれた。

そういえば昨晩、叔父さんが「すずちゃん、ネコちゃんは、昇天?」と訊ねたので、
昨年のクワガタたちの名前を思い出した。
叔父さん、覚えてるなんてスゴイ。

ぷうちゃんと早朝捕獲に備え、ホテルの前の庭や木々を物色。
クワガタの居そうな木を探した。
幼虫の居る木を発見。
d0134102_21201332.jpg

これが第一候補だね。それと電灯のともるあたり。
目星をつけたところで天気雨。ホテルに駆け戻った。
d0134102_21234913.jpg


温泉にゆっくり入る。
浴衣だけではなく作務衣も貸してくれる。
とても着心地よし。
母と、私と、むむちゃんと、体格はそれぞれなのに、同じサイズの作務衣。
利便性の高い着衣だなぁ、と感心。

今夜もお魚尽くしのお夕飯。
子どもたちの好きなまぐろはもちろん、子ども用にはステーキまであった。
d0134102_21241626.jpg


夕食の後は今宵も津軽三味線ライヴ。
昨年と同じ弾き手さん。
d0134102_21243995.jpg

津軽三味線は、本来は伴奏のためのものだそうだ。
ソロで弾く三味線は本当の津軽三味線ではないらしい。
吉田兄弟とか。

ぷうちゃんは、ベンべベベンの三味線を聴きながら眠りに落ちた。
眠りに落ちる直前、「ママ、起こすの忘れないで」と言い置いた。
早朝の捕獲のため。

もちろんよ、了解。
by shiho_kato | 2014-08-11 21:22 | 旅ノート | Comments(0)

夏恒例の青森、祖母に会う旅 一日目

今年の夏も、祖母待つ青森へ父母子どもたちと。
青森詣で、祖母訪ねが恒例になって5度目?6度目?
はじめて新幹線での旅となった。

飛行機のほうが乗りなれている子どもたち。
新幹線に乗れる~!と、新鮮だったよう。
鉄子でも鉄男でもないので、それが「はやぶさ」であろうと何であろうと、うれしい模様。
d0134102_20152589.jpg

台風迫るなかの出発だったけれど、新幹線は影響なし。
飛行機だったらどうだったろう。

3時間の乗車時間を機嫌よく過ごせるのか案じたけれど、
それぞれに本を読んだり、遊んだり、うとうとしたり、おやつを食べたりしながら、
しびれを切らす前にたどり着くことができた。
d0134102_201762.jpg


終着駅の新青森駅で祖母と叔父が待っていてくれた。
今年も大好きなあーちゃんに会いに来ることができた!

むむちゃんの背があーちゃんを越えていた。
ぷうちゃんはあーちゃんに会えたことがうれしくて、
柱にのぼったり、飛び降りたり。
d0134102_20162149.jpg


雨の新青森駅は20度。
前日から気温が下がった東京にほっとしていたけれど、20度までさがると寒い。

レンタカーを借りて、大間のマグロの食べられるはずのいつものお店へ。
昨年までと異なるしつらえ。
リンゴ箱をもちいたテーブル、いすが置かれていた。
d0134102_20103249.jpg


少し遅めのお昼、大間産マグロはメニューにはあれど、残念ながら本日分のお魚はすでに無し。
大間産ではないけれどおいしいお寿司を食べて、満足。
ぷうちゃんは、さっそく、りんごジュース!

車で海岸沿いを走り、西側日本海側の鯵ヶ沢まで。
途中、道の駅により、休憩。
お庭には古い茅葺のお屋敷が保存され、お蕎麦屋さんとして使われていた。

おなかは空いていないものの、きなこ、黒豆、玄米入りの「若返りソフトクリーム」なるものに惹かれ所望する。
d0134102_20173722.jpg


ほとんどをぷうちゃんが食べ、残りを震えながら、足踏みしながら。
君は若返らなくてもよいでしょうに。
d0134102_2072684.jpg


ほどなく、鰺ヶ沢の海を見下ろすホテルに到着。
高台にあり、窓や庭から海を望む。
晴れていたら沈む夕陽を正面に見られるそうだ。
d0134102_2063667.jpg

震えながら庭に出て、ぷうちゃん、むむちゃんとひとしきり庭を駆け回り、
縮こまっていた体を伸ばした。
d0134102_2061430.jpg


ここの温泉は、太古の深海水の湯だとか。
入ると冷えた体が内側からポカポカになった。
露天風呂からも海を見下ろす絶景。

お夕飯は、見事にお魚尽くし。
鯵ヶ沢なれど、このあたりはヒラメがよく獲れるよう。
子どもたちのメニューも、大好きなまぐろがたくさん。
d0134102_20181171.jpg

あーちゃん、叔父、母の津軽弁を聴きながら、
ほくほくした顔を眺めながらの贅尽くし。
d0134102_2051227.jpg


食べている途中で眠気に襲われたぷうちゃんは、十分に食べる前にごちそうさま。
d0134102_204272.jpg

しばらく休んだ後、じっとしていることに耐えられなくなり、
お部屋の中をぐるぐる走るタイムトライアルで元気復活。


むむちゃんはゆっくりとマイペースにしっかり食べたいものを食べて、満足。
ぷうちゃんにつられて、トレーニング?
d0134102_2034842.jpg


夜はラウンジで行われる三味線ライブを聴いた。
聴きにきている人の中から、どんどん誘い入れて太鼓を叩くお手伝い。
参加型ライブ。「ソルフェージュだね」とむむちゃんが振り向いて
言いながら、むむちゃんもぷうちゃんも太鼓のリズムを手拍子で刻んだ。
d0134102_2011535.jpg


お部屋に戻り、あっという間におやすみなさい。
青森の涼しい一日目。
by shiho_kato | 2014-08-10 22:32 | 旅ノート | Comments(0)