むむちゃんの散歩道

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奨学金、一部完済。

奨学金の一部が完済したそうだ。
やった~!
素直に嬉しい。

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奨学金返還総額、5,439,000円。

貸与を止めた20代半ばの時点で示された金額。


返還をはじめてから、働いていた時期も働けずにいた時期も途絶えることなく返し続けてきた。

今回の完済は、大学院博士課程後期一年分。

順調にいけば来年には大学院博士課程前期二年分が終わる。

四年後には学部生四年分も終わる予定。


家計的に奨学金は必要だったのか?
審査に通る程度ではあったのだろうけれど、貸与を受けずに進学することも不可能ではなかったのだろう。

奨学金をもらいたいと言い出したのは私。

学ぶという選択を自ら負いたかった。

好きなことをするのに、
父母の懸命に働いて得たお金を少しでもあてにせずに、
先送りで背負うことになっても、自ら得るお金に拠りたかった。



子どもの貧困の活動で知るたびに、
日本の貸与型奨学金が学生ローンと同義であると学ぶ。

学びたいだけ学ぶことのできる自由を、
お金の面だけでなく、年齢や、生活環境の障害を軽やかに越えられる国を羨ましく思う。


でも、だ。
個人的奨学金貸与体験は、
ささやかでちっぽけな私の自立心を支えてくれた。

実際、いまだに「心」だけで、ことあるごとに頼ってばかりなのだけれど。


四年後のほんとにほんとの完済という山の頂が、少しだけ見えた。
そこに至ったときに、ほんとの自立も、見えるだろうか。
by shiho_kato | 2014-10-31 22:54 | 私ノート | Comments(0)

おとなり力 ーー長く静かに見守るおとな力

お引越しをすることになった。

不動産屋さんより先に、お世話になった大家さんへお伝えに行く。

ーあらあら~、残念だけど、新しい生活に進めるのはうれしいわ。
長く居てくれてありがとう~。

から、はじまり。

まだ赤ちゃんのぷうちゃんを抱えての母子3人暮らし。
自転車の前と後ろに子どもたちを携えての保育園への送り迎え。
仕事をしながらの生活。
体調も精神的にも思わしくなかった時期。
それらをすべて、案じながら見守っていたことをお話してくださった。

子どもたち、立派にこんなに大きくなって。
本当にエラかったわね。よくがんばったわね。

ポカポカっと胸が暖かくなった。
ずっとずっと見守っていてくれたその眼差しのなかで、苦しい時間を超えてこられたんだ、
人は、気づかぬ誰かの思いに支えられ、生きていることをあらためて、知った。


大家さんは、こんなことも言った。

元のパパさんはがんばっているけれど、週末子どもたちを連れて行ってしまい、
週末あなたがひとりで過ごすのは、寂しいでしょうね、と思っていたのよ。

平日のバタバタした慌ただしい中で過ごす子どもとの時間と、
週末のお休みのゆっくりした時間の中で過ごす子どもとの時間とは、
また、ちがうでしょ。
のんびりと子どもと過ごせる時間だって、味わいたいわよね。


ポカポカ温まった胸の中の片隅の塊が溶けて、ポロリ。


平日の5日間、寝る時間を除いた子どもとの時間の合計は、
週末のお休みの、寝る時間を除いた子どもとの時間の合計の、
半分にも満たない。

その悲しさは、封じ込めてきた。
子どもたちと父親がよりよい関係を継続して構築していけることが、
何にもまして最優先されるべきだから。

多くの人が言う。
彼はがんばっていると。

そりゃそうだろう、がんばっている姿を他者が見られるのは週末の集団の中でだもの。

フルタイムの仕事を持ちながら、
平日の日々を安定して生活できるようにまわしていくがんばりが見えにくいのは、
ひとり親に限らず、どの親も一緒。どの母親も一緒。

でも、その母たちも言う、
彼はがんばってる、と。


大家さんが異なる目で見守っていてくれたから、
ここに住み続けることができたんだ。
ここから、新たなスタートを切り、職を得、職を変え、
疲れ果てたり、復活したり、じたばたしたり、観念したり。
下手な生き方にチャレンジし続けていけたんだ、とあらためて思う。

大きな選択をしてから後の私を、
今の、今までの私を肯定された気持ちが広がって、
涙がとてもあたたかだった。


特別な人にならなくていい、
静かなあたたかさを持って、
公平性とか、目的性とか、そういうのを抜きで、
目の前のひとりの人のがんばりや悲しみや歓びを、
そっと見守り続けられるおとなになれるだろうか。
by shiho_kato | 2014-10-31 22:06 | 社会&地域&子どもノート | Comments(0)

ありがとうの誕生日

誕生日の朝。

早出のむむちゃんが先に起きてきた。
いつもの時間にぷうちゃんを起こしに行って食卓に戻ると、メッセージカード。
ふたりの手作り。
むむちゃん、ぷうちゃんありがとう。
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続いてピンポーンに朝からサプライズのシフォンケーキが届いた。
あやみーのありがとう、朝から持ってきてくれたりょうちゃんありがとう!
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監督から新しいランニングシューズとソックスもいただきました。
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早速履いて走る走る走る。
足が軽くてスイスイ前へ進みました。
10キロ50分を切る快記録をはじめて達成~、やったね~!

走るに飽き足らず、陽射しのもとをお散歩。

一日中、嬉しい楽しい気持ちで過ごしました。


夕方自宅に帰るとむむちゃんがひとりで焼き上げた力作のバースデークッキー。
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「おたんじょう日」「40」の文字をクッキーで。

手作りのお出かけ券にお手伝い券をもらいました。
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数日前からこそこそとあやしく作業をしているの知っていましたとも。

お休みの日に一緒に過ごせないから、一緒にお出かけする日が欲しいなぁ。
との私の願望に、10回分のお出かけ券。
あたたかい気持ち、ありがとう。

暗闇のロウソクを灯した写真をぷうちゃんがとってくれました。

いつもママが撮る役だからって。
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夜にはおとなりの大家さんにお会いし、これまで見守りながら案じていてくださったことを話してくださいました。
ぷうちゃんが赤ちゃんのうちから、小学生になるまで、よくがんばってきたわ、の言葉をいただき涙がこぼれました。

文字通り朝から夜まで、なんとかかんとかここで生きてる私を、
見守ってくれている人たちから
有形無形のプレゼントをいただき続けた一日。

こんなお誕生日を迎えられるなんて。

例年この時期はあれにこれに忙しさの中でも年度末の次に忙しい時期。
自分の誕生日など、そっちのけ。
かろうじて、子どもたちのお祝いしたい、の気持ちを裏切らない程度にやり過ごしてきました。

今年は、はじめて、自分のためにお休みの一日にしました。
その一日を終えて、そうか、「自分を大切にする」を実践できたんだ。
つくづくとそう思い至りました。

幸せだなぁ。
生きてきて、生き抜けて、生き続けられて、良かったなぁ。
40歳の大台にのってしまう。

ここまで生きてこられなかったなら、こんな風なお誕生日を過ごすことなどできなかった。
そう考えると年齢を重ねてゆけるのが喜びに変わる。
私の好きな4の数字と共に10年生きられる。



大好きな大好きな人たちに、子どもたちに感謝でいっぱい。
ありがとうございますの気持ちでいっぱい。


かつての私、去年の私でもいい、心から伝えたい。

お願い、がんばって生き抜いて。
その先には、こんなに幸せな日が訪れるから。
明るい光の差し込む日まで、生き続けてみて。

生きていることに、生まれたことに、
産んでくれたことに、
感謝できる日が、やってくるから。
と。

by shiho_kato | 2014-10-30 22:14 | ありがとノート | Comments(0)

VIVA!!コミックー生きる意味を問う2冊『宇宙兄弟』&『夕凪の街桜の国』

たまたま納品が同時になった二冊。
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こうの史代の『夕凪の街 桜の国』は
2005年に手塚治虫賞新生賞を受賞している。
(2014年の、手塚治虫賞は『3月のライオン』手塚治虫読者賞は『宇宙兄弟』大好きな本が並んだ)

その後、映画にもなり、
夕凪の街を麻生久美子が、桜の国を田中麗奈が主演した。

広島の原爆で生き残った者の、
死ななかった苦しさ、生き残ってしまった苦しさを、
やさしく描いていて、このそっとさし出されるやさしさが好きなコミックのひとつ。
戦争もので読める数少ないもののひとつ。


小山宙哉の『宇宙兄弟』は、新刊が9月に出ていたのに気づかず、
生徒からのリクエストがあり慌てて入れた。

『ちはやふる』ほどでは無いけれど、
芯を狙い撃ちされるような破壊力を持つ場面が不意にあらわれる。

今回は、人は何のために生きているのかを問うた答えに、
「誰かに生きる勇気を与えるために生きてるのよ 誰かに勇気をもらいながら」

「誰か」は、私の知っている誰かでもあり、
もしかすると自身の気づかぬ誰かであることも少なくないにちがいない。
勇気を「その人」に与えようと、意を決するのではなく、
気づかぬうちに、懸命に日々を生きているだけで、
あるとき「誰か」に、勇気を与えているのかもしれない。

だって、私がそうだから。
ただすれ違うだけの人から、不意に今日一日を笑顔で過ごす元気をもらうことがある。
耳に飛び込んできた声に、今まで生きてきて良かった、今日も生きようという力を得ることがある。


『夕凪の街 桜の国』のなかでしずかに問われる
生き残ってしまった苦しさと、生き残ってしまったことの意味。

生きているだけで、惨状の中を超えて
いまここに在る生命を尊いと思い、
被爆二世と言われる生命が次の命を育まんとすることを尊いと思う。

病や偏見、被爆による未来への不安との戦いは当人にしかわからない。
戦いながら、日々を積み重ねて生活を営む姿は、それだけで、十分に意味を持ち、価値を持つ。
被爆を、ハンセン病や、水俣病や、先の東日本大震災の被災や、福島原発による被災に置き換えても
障害や、病気に置き換えても、みな同じ。



今日は、納品されたこの二冊のコミックにさっと目を通しながら、

出会えて良かった。
このフレーズを届けてくれてありがとう。

の気持ちでいっぱい。

by shiho_kato | 2014-10-29 20:14 | 読書ノート | Comments(0)

茂木健一郎『「赤毛のアン」が教えてくれた大切なこと』

子どもの頃に、何度も何度も何度も読んだ
「赤毛のアン」シリーズ。

最近になって、ジェンダー的に女の子の女の子的役割に
偏り過ぎていないか?の気持ちになってしまったら、
読めなくなりました。

あれは10代の頃に読むのがベストだったんだわ、と勝手に言い聞かせて。


ひとつ前のドラマ「花子とアン」のドラマを、飛びとびながら
熱心に見ました。

ルーシー・モード・モンゴメリについて、
小学校6年生の時に卒論もどきで書いたのを思い出しながら。

モンゴメリとアンは重なります。
村岡花子とアンは重なるかしら。

ドラマを見ながら、もう一度読み返したくなっていたところに、
アン大好きな茂木健一郎の本。

『「赤毛のアン」が教えてくれた大切なこと』
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10代の


アンのキャラクター
アンを巡るエピソード
アンをとりまく人々

物語は解説してしまうと、興ざめになりがちなのに、
茂木さんの本は、私が『赤毛のアン』に夢中になった理由に気づかせてくれた。

『赤毛のアン』が私の何を支えてくれているのかを
「ほらね」
と示してくれました。

もう一度、今読んだら、こんなことがわかるのかな。
それはとってもステキ。

だけど、
物語は物語として何も考えずにごくごくと飲み干したい。
by shiho_kato | 2014-10-27 21:01 | 読書ノート | Comments(0)

共生共走マラソン 5時間リレー64周×62,500円也!

今年も共生共走マラソンに参加しました。

よりみちのいえから出店。
今年は応援がたくさん!
「トルティーヤ」と焼き菓子をもってお店を出店しました。
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私はもっぱら走る係。
五時間のリレーマラソンのあいだ、
たすきが途切れないように走る人を調整する役目。

一週間前から盛んにやりとり。前日には集合して仕込み。
当日の朝、焼き菓子は箱に4~5つ。
トルティーヤは160食分の皮。
昨年、ひとりでせっせとパウンドケーキを焼いていたことを考えると、
今年の頼もしさときたら。3本だけ焼いて、終了。
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す、すごい量です・・・、売り切ること、できるかな・・・。

10時半のスタート時間がせまってきたので、
とにかく、子どもたちと走り始めよ~。
子ども集団の私たちはスターターのリボン持ちのおつとめをいただき。
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はじめの4周は、子どもたちが道を覚えるために、たすきを持つこどもたちの伴走。
ここで、こんなに体力を消耗していいのか。

子どもたちは1周したらかなり満足。
お菓子の売り子になったり、はじまったゲームに参戦したり、うろうろしたり。
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仕方ないので、自ら走りながら、
次走ろうか、どう走らない、そろそろ走ってみようよ、と声をかけて。
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走り始めて1時間、11時半を回った頃から、
お店が繁盛しはじめ、どんどんと売れ出しました。
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バスケットにお菓子を詰めて売る、売り子隊の3組も、
手招きされて呼ばれて買っていただいたり、
大人買いでごっそり買っていただいたり。
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危うい感じだった空にもおひさま。
いい感じに照ってきました。

走る方は、あつい・・・。

売る方も、カセットコンロを持ち込んでいるので、あつい・・・。

暑いよ、飲み物も売ろうよ、と、機動力を発揮。
早速売り物になる飲み物を調達、売り場に並べ、
お客さんがさらにいいペースでやってくるように。

落ち着く頃を見計らって、大人にも走ってもらいながら、
走る方もいいペース。
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に、しても、真昼に走るのは暑いなぁ。
1周1キロも無いのに、1周走ると、汗が滴り。
日焼止めも流れ落ちて、顔は真っ赤っか。

他の団体で、以前から知り合いの方に
「こんなに焼けちゃって、後が大変だね」
・・・そですね、ターンオーバーできないお年頃ですから・・・。

お店の立ちっぱなしもたいへん。
向かい側は整体の出店。
これは行くでしょ~、と、みんなで順繰り。
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残すところ1時間あたりには、焼き菓子は売り尽くし。
トルティーヤもテイクアウト用にラップでくるんで
バスケットに入れて売りあるき。
こちらも完売。

あとは走り切るのみ!
太もものうらがすでに筋肉がパンパンな感じであがりませ~ん。
みんな最後のひとっぱしりしよ~よ~。
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別の大会で走っていた監督が、チョロっと観に来てくれたので、
そこからもうひとがんばり。


最後は、走れる人全員で走ってゴール!


計64周。
よくがんばりました!
うち、20周走らせてもらいました。16キロくらいかな。
楽しく走りました。

売上は62,000円 諸経費引いた実利益は40,000円!!!
こちらは、もっとがんばりました。

本当に、みんなありがとう~。
これで、よりみちのいえの存続が可能になりました。

けーこちゃん、あさちゃん、あやみーの、のりちゃん、
フヨちゃん、みやぴ。

みんなみんなありがと~。
去年の初出店は、パウンドケーキを夜に朝にひたすら焼き続けて、
みやぴがクッキーや手作り品をたくさん作ってくれて。
走り手も、売り手も、不足気味の中の出店でした。

今年は、たくさんいて、みんなお祭り気分を盛り上げてくれて、
私は走ることに専念させてもらえてしまって、
本当に楽しかったです。疲れたけど、楽しかった。
ステキな仲間たち、special thanks!!!

by shiho_kato | 2014-10-26 21:36 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

ぷうちゃんの城作り

席替え後、
ぷうちゃんは学校に行きたくない、
と言わなくなった。

それでも朝は一緒に登校する日々が続いている。
月曜は教室の前まで。
火曜から金曜は昇降口まで。


朝は寝起き抜群。
おどけながら起きてきて、チャッチャと朝食を食べる。
目玉焼きを最後まで残しておいて、ペロリと美味しそうに食べる。

むむちゃんや私より早く、出発準備が仕上がり、外に出る。

でも歩きはじめると、
機嫌のよい笑顔が、次第にうつむきがちになっていく。

手をつないで、おしゃべりしながら歩く。


昨日の朝は、教室の前を通ったときに、窓からお友だち二人が、
「ぷうちゃ~ん!」と呼びかけてくれた。

窓からの声に破顔一笑。

呼んでくれたお友だち、お名前なんていうの?

苦手と言っていたお友だちの名前が出てくる。

以前だったら、苦手な友だちは、
知らな~いと、
名前を言ってくれなかった。


少しずつ、
(友だちとして名前をあげてもいいか)
と思える友だちが増えているのかな。

昇降口でつないでいた手を離して、いってらっしゃ~い、を言うと、
振り向くこともせず、覚悟を決めた背中で自分のくつ入れに向かう。


がんばれぷうちゃん。
フレーフレーぷうちゃん!


今日も手をつないで学校へ。

イヤだと言われる日まで、
手をつなぎ続けよう。


ぷうちゃんが学校を自分の城にできる日まで。
by shiho_kato | 2014-10-22 20:50 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

勉強会@よこはまサンタプロジェクト

よこはまサンタプロジェクトに向けての勉強会で
お話をさせていただく機会をもらいました。

テーマは子どもの貧困。

他の方々が都合が合わなかったので、私にまわってきたお話。

分相応に講演はお断りさせていただいて、
情報の提供、話題の提供までを。

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いずれにしても、子どもの貧困をテーマに
話をするのは私にとって初めての経験。

準備をしながら、今まで、受け取ってきた情報も資料も、
読みたいところだけしか目を通していなかったことを思い知る。

勉強しました。
等価可処分所得を割り出すことによって、
子どもひとりひとり、おとなひとりひとりの所得が決まる。

それによって、「子どもの貧困」は、
「子どもの居る世帯」の貧困とは同義でないことをちゃんと知ることができた。
ひとりひとりの子どもの「貧困問題」であることを知ることができた。

資料を準備するためにチョイスしては捨て、捨てては拾いを繰り返した。
結局、本や映像などの資料紹介のレジュメに仕上がった。

それも小説やコミック、ドラマ、映画が7割。
それ以外が3割。

そして、当日。

自己紹介からはじめて、話したことは、
私自身が出会い見聞きしてきた子どもたちの声と、
その声と出会ったときの私の心の動き。
そして、それをも含めた私自身の体験、経験。

チャイルドラインでも、子どもの貧困でも、キャリア形成をテーマにしても、
集約されていくのは、そこ。
私は私の実感しか語れない。


日々出会う子どもたち、さまざまな活動の場で出会う子どもたち、
その姿をしっかりと、焼きつけ、受けとめながら、
自らにいまできることを問い続けてきた。
「実感しか」語らぬ私を消極的にではなく評価するとしたらそういうことなのだろう。

そして、その声の持ち主が、電話の一瞬だけではなく、
人前で語る一瞬だけではなく、
朝起きて夜眠るまで、寒い冬から暑い夏を迎えるまで、10歳から11歳になるまで、
ひとりの時間だけではなく、友だちと、家族と、学校の教室で、
そして社会の中でどう生きているのか。

そこへ思いを馳せながら、小説を読み、ドラマを観て、
ときどきルポを読み、ときどき数字を解き明かす論説を読む。


それは、何をかに関心を寄せる際の私のスタイルとして、
どこにいて、何をテーマにあつかっていても変わらないんだな。
と、思った。


若い学生さんたちが、自ら学んできたことと私の話とをクロスさせながら、
自分のことを話してくれた。
彼女たちの自らに引き寄せる感受性と、話してくれたことに感謝。

子どもの貧困の講師デビューだったけれど、
いつもの私、でした。

やりとりの時間が少ないのが残念だった。
答えたい質問があり、逆に尋ねかえしてみたい質問もあり。

また、機会があったら、そういうことにも触れてみようというヒントを多々いただきました。
経験値の少ないことを承知で、招いてくださった横浜ユースポートの方々に感謝。


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勉強会で子どもの姿を知るために紹介したリスト。

《映像に見るこどもの姿》
①Youtubeより
仁の物語(前編) 
https://www.youtube.com/watch?v=IWlmZN7t9JQ
仁の物語(後編) https://www.youtube.com/watch?v=nwsDYBFowew
智の物語(前編) https://www.youtube.com/watch?v=1NzQrVNjm0s
智の物語(後編) https://www.youtube.com/watch?v=xnq00FVdv6M

②ほか
・TVドラマ  「明日ママがいない」
・映画     「隣る人」「誰も知らない」
・特集番組   NHK「朝イチ」、「クローズアップ現代」、「時論公論」etc.

《物語に見るこどもの姿》

①小説
・有川浩『明日の子供たち』(幻冬舎)
・中脇初枝『きみはいい子』(ポプラ社)
・天童荒太『歓喜の仔』(幻冬舎)
・佐川光晴『おれのおばさん』(坪田譲治文学賞受賞)『おれたちの青空』『おれたちの約束』『おれたちの故郷』(集英社)

②コミック
・柏木ハルコ 『健康で文化的な最低限度の生活』(小学館)
・さいきまこ 『陽のあたる家』(秋田書店)
・夾竹桃ジン、水野光博、小宮純一
       『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』(小学館)
・ささやななえ、(原作 椎名篤子)
       『凍りついた瞳』(集英社)

③ルポルタージュ

・子どもの貧困白書編集委員会『子どもの貧困白書』(明石書店)
・山野良一『子どもの最貧国・日本』『子どもに貧困を押しつける国・日本』(光文社新書)
・阿部彩 『子どもの貧困』『子どもの貧困Ⅱ』(岩波新書)、『弱者の居場所のない社会』(講談社現代新書)
・黒川祥子『誕生日を知らない女の子』(集英社・開高健ノンフィクション賞受賞)
・新井直之『チャイルド・プア』(TOブックス)
・中塚久美子『貧困のなかでおとなになる』(かもがわ出版・貧困ジャーナリズム賞受賞)
・池谷孝司『ルポ 貧困の連鎖 教育現場のSOSを追って』(光文社)

※石井光太『世界「比較貧困学」入門』(PHP新書)



by shiho_kato | 2014-10-21 22:27 | 学習ノート | Comments(0)

タートルマラソン@荒川 自己ベスト大幅更新!

雲ひとつ無い,よいお天気の空の下、走ってきました。

6月以来の大会参加。6月以来の荒川沿いハーフ。
障害者も一緒!の「タートルマラソン
http://www.turtle.or.jp/room/taikai.html

わたくし的な今日の課題は、
1、久しぶりの復帰戦イーブンペースを保つこと。
2、途中のガス欠注意に早めに対応すること。
3、会場入りに遅れない、迷子にならないこと。

朝は、学んだとおり、
おもちにバナナとカステラ。
のつもりながら、バナナを梨ときなこヨーグルトに。
カステラは、来週末向けに焼いたりんごのパウンドケーキの試食に代えて。

おなか、いっぱい。
眠気が・・・。

遅れないように出ると、乗り換え駅からすでにそれらしい人・人・人。
会場の最寄り駅では、その人たちがうようよといて、
これなら迷子も、遅刻も回避できそう。
改札を出たところから、案内の人がず~っと立っていたので、
なんの心配もなく、たどり着くことができました。

早速本日の目標3、はクリア!

時間通りに来ると、こんなに安心なんだ。

河川敷の土手をのぼると、一面、人の海。
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参加者数の多い大会とは聞いていたけれど。
更衣室ははじめから使う気がなかったので、あいてるスペースで着替えて、
おなかは減っていなかったけれど、監督からもらった大きなどら焼きを食べきって、
荷物をあずけた。荷物係りは中学生の女の子。

スタートスペースに20分以上前に入れるなんて、快挙。

スタートBの、前の方へするりと入って、靴ひもをぎゅうぎゅうに縛り直して
足が動かないように固定。
あとはボーイスカウトの子どもたちの給水準備をしながら、じゃれている様子とかを観察しながら。

昨日のぷうちゃんとのお台場ランの朝も早かったけれど、今日も同じくらい早い。
会場までのアクセスが比較的いいところに住んでいても、これだけ早いのだから、
ランナーに限らずスポーツをする人たちって、みんな朝に強いんだなぁ。
部活をやっていたときも試合の朝は、いま考えるとおそろしく早かった・・・。
(母、お弁当ありがとう、と、あらためて)

まわりには、いろいろな障害を持たれてる方がいるのだろうけれど、
わかるのは伴走者とひもを持ち合っている視覚障害の方たちだけ。
走るというところでは、みんな一緒だものね。

年内最後の12月の大会で1時50分を切りたい!と監督に宣言。
キロ5分10秒イーブンですね、けっこう厳しめだけど、今から練習していけばいけるでしょう。と。

なので、今日の目標は5キロ26分ペースをどこまで行けるかどうか確かめること。
1キロずつキープする力はまだないので、ざっくり5キロずつ。

1キロ 5分40秒くらい
5キロ 25分50秒くらい
10キロ 50分20秒くらい
15キロ 1時間15分何秒くらい

15キロを越えたら、タイムは見ずに、足の動くままに。
12月に走る駅伝大会で、最終区でたすきをもらうので、アンカー気分で走った。

結果、手元の時計で1時間45分51秒でゴール。
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自己記録の1時間55分を10分近く更新!
やったね!!
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本日の目標1、もクリア!
どころか、今年の目標もクリア!


走るときに、走っていることを忘れるくらい思考が漂ってゆくことが
多いのだけれど、
今回は、比較的走っている自分の体に留まって走った気がする。

部分的には、ほかのことを考えている時のほうが速かった。
4キロから5キロの1キロは5分を切ってしまい、慌ててペースを落とした。

このとき考えていたのは、
このあとの大会は、世田谷や、川崎や、ちばに、よこはま。どこもチャイルドラインがある。
チャイルドラインのメッセージを
背中に書いて、走ったら、ちょっとは貢献できるかも。それを理由にSさんやHさんやTさんやetc.に連絡とってみようかな。

遠くの大会選びも、それを目指して、全国各地巡っても面白いか?

前を行くTシャツの背中に、
ギャンブル依存を脱するためにグループホームのNPOです、
のメッセージを見ながら走っていて至った妄想。

キロ5分切るのはあぶないので、妄想停止。


本日の目標2、ガス欠対策は、おなか、すかなかった。朝食が良かったのかな。

15キロのアンカーたすきを受け取る妄想前に、
ミニトマトのエイドがあってスタッフのおじさんが3つ手渡してくれたので
十分に蘇りました。

給水は10キロまでは無し。
それ以降は、2キロくらいずつ。

15kmから先は、
女の人をひとり見つけては追いかけひとり追い越し、
次のひとりを見つけては追いかけ、追い越し。

18km付近から、
見える範囲に女の人がいなくなってしまいました。
19kmからは、
駒沢公園で監督と10キロ練習をしたときの、
ラスト1周2キロ置いていかれたときの追いかけモードで、
速そうな人影を見つけては追いかけていく感じ。
で、ふたりくらい見つけた目標の人は追い抜いてしまい・・・。

そのころにゴールが見えてきたので、
あとは、駅伝のゴールで友だちがみんな待ってる~!!!
を想像しながら。
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練習は裏切らない?
妄想力は裏切らない。

視覚障害の人が見えないままどんな心持ちで走っているのかな、
伴走の人は、どんなふうにサポートするのかな、
折り返す直前に、とっても楽しそうに、とっても速く先をいく全盲の人とすれ違い、
一緒なんだ、走る楽しさは、、、としみじみ、思いました。

と、思っていたら主催者のスタッフの女性が、橋のたもとでハンドマイクで、
「この大会は楽しむ大会です、笑顔を忘れるほどがんばってはいけません。
はやく走りたい人は、他にもたくさん機会があります」
と、何度も大声でアナウンスしていました。

この人は、走る楽しさも、走る喜びも知らないんだ。
無理するな、が、上から目線のもの言いになることも知らないんだ。
興ざめね、あの人もきっとそう思ったに違いない。

そんなことも考えながら。

私の脚力が余力付きになったら、伴走者、してみたいかも。
走る歓びをわかちあえる伴走者になりたい、かも。

風の無い青空。
走り終えた爽快感120%。

他の人たちも、気持ちよく走れていましたように。
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by shiho_kato | 2014-10-19 21:30 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

ぷうちゃんとQちゃん@スマイルアフリカプロジェクト

ぷうちゃんと、今シーズン初のマラソン大会。
お台場の高橋尚子のスマイルアフリカプロジェクト

親子ラン1キロ。

アフリカの子どもたちに走るための靴を集めて寄付するQちゃんプロジェクト。

まだ履けるけれど足が合わなくなった子ども用シューズ(15センチ~28センチ)を
集めているというので、ぷうちゃん、むむちゃん、私そろって
ASICS族になってしまったがゆえに、
履かれなくなった瞬足やバネの力を持っていた。
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靴をお渡しして、缶バッジをもらった。

ソトコトやTBSや、大型スポンサーが多々いるようで、
やたらとカメラがたくさん。

もちろん、Qちゃんもゲストで登場。
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今回は、靴寄付プロジェクトだけではなく、
障害者のスポーツ推進のプロジェクトも共催とのことで、
車椅子800m、シドニーパラリンピックの銀メダリストの
廣道純さんという方も車椅子にて登場。
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あとで聞いたら、とっても有名な人らしい。

スタート地点まで向かう途中で、
車椅子の廣道さんに「がんばろうな!」と声をかけられ、
ぷうちゃん、「う、うん」と答えた。
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お台場では、はじめて走る橋の上コース。
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出場者も少なめで、いつも走っている一キロの距離なので
ぷうちゃん的にもゆとりありそう。
走り始めて、Qちゃんが行ったり来たり。
廣道さんも、脇を車椅子で大疾走。

ぷうちゃんは、最後の250メートルを鬼ごっこの全速力でゴール!

走り終わって風船をもらって喜んでいたら、
高橋尚子のマイクがぷうちゃんに向けられ、話しかけられてビックリ!
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Qちゃん 「車イスのお兄さん、脇を通って抜いていったけど、はやかった?」
弟くん  「う、うん、はやかった。」
Qちゃん 「どう、あの車椅子、乗ってみたい?」
弟くん  「え、あ、い、いや、ちょっとムリ。」


Qちゃんが去ったあと、ぷうちゃんは、なんでボクに聞くんだよ~~
くねくねになっていました。


Qちゃんのことはわからないけれど、
金メダルをとる人なんだ、というのは、「おお、すごい!」という気持ちになるようで。
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あのさ、走ってる時にさ、あのピンクの人を抜いた気がする。

(金メダリストを抜いたかも、ぼく、アピール!)

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いいお天気の中、朝から楽しかった!

学校に行くよりも早い時間の出発。
お休みの日の朝、起こすのがしのびなかったけれど、
ぷうちゃんいはく、「楽しかった、月に一回くらい出たい。」
順位やタイムがつくのがいいそうです。
(今回は完走証のみ)
来月も、がんばろ~!
by shiho_kato | 2014-10-18 20:32 | マラソン、かるたノート | Comments(0)