むむちゃんの散歩道

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木更津@龍宮城ホテル三日月

今年の年末のお泊りは、木更津の龍宮城ホテル三日月。
アクアラインマラソンの優待券で、一人4,000円割引4名までというのを利用して。

温泉だけで10近くあり、水着で入れるところがそれ以外にもある。
スパリゾート、スパガーデン。

子どもたちも温泉好き。
あたたかい館内の、あたたかいお風呂に入り放題。
子ども連れの宿泊が多くって、館内を子どもだけでうろうろ歩き回っても、多少大きな声を出してもさほど気にしなくていいのがいい。
温泉も、広々入れるので、湯しぶきやら何やらを気にかけて、子どもたちに注意深くなっている必要もない。

食べるのはバイキング。
好みやアレルギーなどを照らして、事前のメニューで確認して、ひとりだけみなとは異なるメニューを用意してもらって、と細かに気を尖らせる必要がない。
大きな会場で、人も多く行き交っていて、せわしなくはあるけれど、食べられる物を食べられる分だけ自分で選べる。
そう、「自分で選ぶ」ことができるんだ。


お部屋からは、居ながらにして窓から、海の向こう見事な富士山が望めた。
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アクアラインマラソン、やるなー。
参加費は高いけれど、還元率も他の大会に比べて高い。
大会そのものも楽しかった。
次は二年後。また次回も走りたいなー。

by shiho_kato | 2016-12-30 16:28 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

餅をつくこと30年

今年もお餅つき。

弟が自転車で転んだとかで戦力外ゆえに、今年のお餅つきも、父の孤軍奮闘。

つくのはひと臼だけだけれど、
火を起こしその周りで遊び、
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もち米の炊けるのを待ち
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炊きたてのもち米をハフハフと喰らい、
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申し訳程度ではあるけれどぺったんぺったんと杵を振り下ろし、
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つきたてのお餅を四方八方からつまみ、
粉まみれになりながら丸めたり伸ばしたり。
できたてのお餅をおなかいっぱいに食べて、また遊ぶ。
子どもたちがみな元気な証し。
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それぜーんぶふっくるめて「お餅つき」だから、無しにはできない。


今年は、ぷうちゃんのお友達のこうちゃんと、こうちゃんのおばあちゃんと、K子ちゃんとRちゃんも一緒。
楽しさ、かさを増して、わいのわいの。
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ぷうちゃんや、みぃちゃんが一緒についてくれるのはあと何年?
あと10年?15年?そこまでは続けられますように。

きっと、父も母も、私や弟が大人になるまでは、って続けているうちに、いつの間にやら孫たちがあらわれ。
振り返ってみたら、「なんだ、かれこれ30年餅をつく年末を積み重ねてきたなぁ」ということなのだろう。

家族の伝統とか、風習は、「あるもの」じゃなくって、気づいたら「作られているもの」なのだと思う今年の年の暮れ。

by shiho_kato | 2016-12-29 14:57 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

一日遅れのクリスマス

むむちゃんとぷうちゃんとのクリスマス。
今年は一日遅れて。
一年いい子だった子どもたちには当然サンタはやってきた。


そして、何よりぷうちゃんのお熱が下がってほんとうに良かった。
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クリスマスディナーは、それらしくチキンとかピザとか考えていたけれど、シチュー。
体を中からポカポカにね。
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明日まで仕事のつもりでいたけれど、もう今年はお休みにしようと決めてバタバタと仕事じまいを済ませてきた。
長い冬休み。今年の疲れを落として、新しくはじまる長い一年のためにエネルギーを蓄えるための、このお休み。

今年を無事に終えて、新しい年を穏やかに迎えられますように。



by shiho_kato | 2016-12-26 18:15 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

恩田陸『蜜蜂と遠雷』と、15の選択

恩田陸は当たり外れがある。

タイトルは何がなんだかわからない。
内容は面白そうじゃないか。
の、ファーストインプレッション。
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本の好みがあう走る友人が、面白かったと教えてくれたので、優先順位をあげて読むことに。


あー、それはもう大当たり!!
ゆっくり読むつもりだったけれど、読み始めたら一気に読まずにおれない気分に。

ピアノコンクールの予選から本選、決勝までを描く。
ただそれだけのお話。

なのに。

ピアノは手習い程度にしか弾けない。
にもかかわらず、この指でたったいま音楽を奏でているような気分になる。
新しい曲を弾きたい気持ちになる。
どこまでも軽やかに弾き続けられるような気持ちになる。

とっても面白かった。


『羊と鋼の森』は小説として雰囲気がありとても良かった。
ピアノ小説では、中山七里の『いつまでもショパンを』はずば抜けていいと思っていた。

『蜜蜂と遠雷』を読んだいま、ピアノ小説のTOPは交代。
恩田陸はこの集中力でもって、小説を書くべきだ。


これを読んだ一週間後に芸大附属高校の図書館を見学させていただいた。
一学年41人、ひとクラスずつ三学年で全校生徒。
こじんまりした学校だ。
入学した生徒はほぼ間違いなく芸大へ進学する。
入学してきた生徒は指揮や作曲の選択をした生徒以外は、演奏家としての道を歩むそうだ。
15にして、未来が決まる。
嬉しいことなのか、誇らしいことなのか、私にはわからない。

「それ以外」の面白さに気づいてしまったとき、
「それ」のつまらなさと出会ってしまったとき、
彼・彼女らはどうするのだろう。

つぶしの効かない選択を15にしてする。
自分のこととして、あるいはむむちゃんぷうちゃんのこととして想起してみる。
胸が痛んだ。

もし、むむちゃんがもし15でかるたで生きていける道につけたとしたら。。。
思い浮かべて、やはり胸が痛む。

かるたをおりて、他を選びたくなったときに、
かるたから自由になりたくなったときに、
フラットになれる最低限のちからを持ち合わせていてほしいと願う。



凡人だから、なのだろうか、、、
で、あったとしても。



学校図書館の書架に、並べたい本が次々に浮かんだ。

『蜜蜂と遠雷』が並ぶ書架を思い浮かべる。
音楽小説を次々に呼び起こし、それらがずらりと並ぶ9類の書架を思い浮かべる。

弾く苦悩、弾く迷い、不安、乱れ、陶酔、高まり、共感できればいいな。
本を通して、そうこれなんだよね、って、うなづきあえればいいな、と思う。

そして、たとえば仮に、音楽の中のイチバンを目指せなくなったとしても、
奏でる人になれなかったとしても、豊かに人生を歩める歩み方がこの世界にはあるということを、
ぼんやりとで構わないから知っていて欲しいな、と思う。

忘れた頃に、引き出せる片隅でいい。そんな小説を眺めたことを覚えていてほしいと思う。



15の選択を背負って、生き抜け子どもたち。
たとえ音楽にしか目が向かない子どもたちであっても、支えられる本はある。

by shiho_kato | 2016-12-20 15:05 | 読書ノート | Comments(0)

原田マハ『リーチ先生』と、はが路ふれあいマラソン

原田マハの新作は、バ(ヴァ)ーナード・リーチのお話。
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バーナード・リーチが何者か、名は聞いたことがあるけれど、何をした人なのか知らなかったので、伝記的小説にも関わらず、新鮮な気持ちで読むことができた。

イギリスから来た美術家であること
高村光雲、高村光太郎と縁があること
白樺派と交流があること
柳宗悦と親交が深かったこと
そして、尾形乾山に師事し、イギリス人ながら七代目尾形乾山を襲名したこと


ロンドンで面白いな、と思って二度行ったヴィクトリア&アルバート博物館を訪れる場面がある。
様子を想像できると、リアル感が増す。

読み終えて数日後、栃木県五町村をぐるりと回る「はが路ふれあいマラソン」に出かけた。
足の怪我が治らないので、エントリーしていたフルマラソンは断念して応援のみ。

みなとスタートを見送って待つあいだ、うろうろしていた会場で益子焼きを売っていた。
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もうひとめぼれ。

益子って渋い茶色だと思っていたら、こんなに淡いやわらかい色もあるんだ。

(こちらがいわゆる益子焼きっぽい感じ)
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走れないのは、とっても残念だ。

けれど、
走れない時間には、走れない時間なりの出会いがあると差し出されたかのような一椀。


茶道を真面目にやっていたときに、いろいろな種類の焼いた器に触れられて、そこからお茶を飲むことができるのが嬉しかったことを思い出した。

眺める器ではなく、使う器。

そう言えば、柳宗悦はそういう美術家だったなぁ。
バーナード・リーチはそういう人なんだなぁ。


毎朝のコーヒーを、その益子焼きのカップで飲む。
原田マハのおかげで、日常の所作がちょっぴり豊かに感じられる。




by shiho_kato | 2016-12-19 15:14 | 読書ノート | Comments(0)

3月のライオンカフェ

10月から12月の期間限定で丸の内に開設されている「3月のライオンカフェ」

もう終わっちゃいそう・・・。
むむちゃんとふたりでデート。

かるたとピアノの間の短い時間だけれど。
ライトアップされたホワイトツリー。
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「三月のライオンカフェ」のスタンプラリーをやっていたので、もちろん参加!
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カフェは整理券をもらって呼び出してもらう2時間、3時間待ちコース。
食べるのは断念した。入って見て回ることはできたので、ぐるりと。

残念ではあったけれど、かるたの大会以外でむむちゃんと一緒にお出かけできる機会。
私にはそれで十分なご褒美だ。
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by shiho_kato | 2016-12-17 18:20 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(1)

柳田邦男さん

勤務先でナマで柳田邦男(さん)のお話を聞ける幸運!!!

年齢を考えても、うっかりすればもうこれっきりかもしれない貴重なチャンス。


絵本の話、童話の話、園児の描く絵の話、飛行機事故の話、命の話、加害被害の話、もりだくさんのお話、話を広げすぎではないだろうか、、、
心配しながら、ハラハラしながら、生徒たちの斜めうしろから見守った。

杞憂。
当たり前だ。
ぜんぶ、計算づくでのラインナップ。
それもこれもちゃんと一本につながる。


中高生に向けてお話するのははじめてだそうだ。
つかむところをつかみ、落とすところを落とす。
小さな一粒を大海まで広げる。


あぁ、今日はプレゼンテーションではない。
ふっと思う。

このところ聞く講演聞く講演、数字がとにかく多い。
人に何かを伝えるときに、数字は雄弁。数字をじょうずに使うことは、プレゼンテクニックの基本中の基本。


今日はちがう。
数字を出されなくっても、エピソードと経験と体験と自ら考えとが盛り込まれたお話は、力強い。

ひとつ尋ねれば、次から次へと様々な人の言葉や著書が紹介され答えられてゆく。
自らの体験と、他者の言葉と、それを膨大に積み重ねてみしっと詰まった知は、数字を用いなくとも、強い説得力を持つ。

そして、わからないことは「わからない」と言ってくれるんだ。


久しぶりに、このひとのお話はまるっと信頼しても大丈夫だ。
そう思いながらお話を聞くことができた。
余韻で、もっと本を読みたい。手ごたえのある知に触れたい熱が、ぽっぽぽっぽする。





講演会終了後、柳田さんをよんだ先生に、この人の話をぜひとも聞きたい、できればこの先聞ける可能性の低い人で。そういう人が居たらぜひ名前をあげて、と言われた。

過去には加藤周一、立花隆をよんだことがあるそうだ。

たとえば?
大江健三郎とか?
たとえば?
名前浮かばないなー。
私の知筋、ダメダメだなー。







by shiho_kato | 2016-12-13 16:24 | 学習ノート | Comments(0)

『〆切本』

試験期間がはじまった。

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あぁ、これを書架に並べたい・・・。
毎日誘惑に駆られながらかろうじておさえこむ。
だって、悪ふざけがすぎるもの。


彼らなら、レポートの締切を前に、あるいは締切を越えてしまって、
どんなふうな「言い訳」をひねり出すだろうか。


「どうしても、間に合わない」
追い詰められて、パニックを起こしそうなあなたに

『〆切本』


思わず、許したくなるような。
むしろ、この言い訳をこそ楽しみに待つような。
どこまで、手を変え品を変え示してくるのか知りたくなるような。

一抹のユーモアが生き生きと生きている。

今は、何もかもきっちりしすぎて、息苦しくって死にそうよ。
(もちろん最近の著者の方も含まれています)



by shiho_kato | 2016-12-08 16:12 | 読書ノート | Comments(0)

額賀澪『君はレフティ』

夏休みに事故で記憶を失なったぼくが、失ったまま友人たちとの二学期を迎える、という出だし。

ぼくにとっては初めましての友人たち。
友人たちにとってはそれまでの僕を知る。
どんな二学期になっていくのか。

面白そうな設定じゃないか。
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なにかいわくありそうな「7.6」の数字の謎を知りたくてどんどん読み進めた。
の、だけど。

額賀澪のよろしくないところは、盛りすぎるところ。



(この先はネタバレ注意)




異母兄弟の謎に、
左利きとLGBTの割合。

どっちをも盛るのは盛りすぎ。
この小説であれば、異母兄弟の謎を盛り込む必要はない。

きっと、左利き人口の割合と、
電通ダイバーシティ・ラボ「LGBT調査2015」の調査結果 LGBT割合とが
合致することを発見して、これは書けそう!って思ったんだろうなぁ。

※たとえば下記の記事を読んだのかもしれない。
ウートピ 2015年6月29日 代表・松中権さんインタビュー(前編)LGBTの割合は左利き人口と同じ いま企業が向き合うべき「7.6%」の重み」



楽しみに読んで読みすすめて、がっかりする。
設定をいくつも盛りすぎなくても、一作品が作品として成り立つ小説をがんばって書いてね、と、思う。




by shiho_kato | 2016-12-07 21:01 | 読書ノート | Comments(0)

加納朋子『我ら荒野の七重奏』

前作『7人の敵がいる』の続編と聞けば、読まずにはおれない。
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『7人の敵がいる』は、小学校PTAの生々しい過酷な実態を、山田陽子がばっさばっさと斬る痛快な小説だった。
本作は、小学校PTA役員を終えた山田陽子が、中学に進学した息子の部活動の親の会の過酷な実態に疑問を呈してばっさばっさと斬っていく。

あぁ、痛快。

と、のんきなことは言ってられない。
ばさばさ斬る山田陽子があらわれずに大きな負担を強いられて、日々消耗している現実がある。

本作を読みながらも、どうして負担が大きくなっていくのかそのメカニズムがわかるようなわからないような。
とにかく、ほっておくと大きくなるものなんだ。

「がんばって」大きくしないように、コンパクトにしていけるように、
「勇気ある変革」をしていくことが必要なんだろう。

願わくは「がんばっ」たり、「勇気」なくっても、ミニマムをベストにできることを望む。
それを愛情が不足しているとか、貢献心が不足しているとか、言われずに済むことを望む。




by shiho_kato | 2016-12-05 20:26 | 読書ノート | Comments(0)