むむちゃんの散歩道

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「勉強しなさい」(オマエモナ)「スマホいじるな」(オマエモナ)ー我が身を正さん

昨日、ついうっかり、「むむちゃん、スマホばっかり!」言ってしまった瞬間。
(オマエモナ:もうひとりの私の心の声)
即、自分に返ってきた。

そうだよ、きっと私のスマホに触る頻度があがっているからなんだよね。(PTAや、かるたの連絡回数がこの2ヶ月くらい倍増しているから・・・という言い訳)

我が身を正してから、言えるようでありたいよなー、って思う。
(思い先行で、70点程度の出来だけれど)



保護者会に行って驚いたこと。
「うちの子、勉強しないんです。毎日「勉強しなさい」って言い続けてもう疲れて嫌になります。」
次から次へと、半数以上7割近くが、「うちの子勉強しない」ネタだった。

最後にそれらを受けて、先生がゆるりと
「「勉強しなさい」を言うのは私たち教員の仕事ですから、どうぞご家庭ではこらえてください」
と引き取ってくださって、ホッとした。


↓これは、以前、子どもの貧困について日本女子大でお話した際に紹介した資料だ。
「図表1-1-17親の子どもへの接し方と子どもの学力との関係」(出典 文部科学省:お茶の水女子大学委託研究(平成20年度)より)

グラフの見方は、上に高く伸びるほど、好成績との相関関係が強い。下に低く伸びるほど、悪成績との相関関係が強い。

読み聞かせをしたり、美術館博物館に連れて行ったり、家に本がたくさんあったり、ニュースや新聞記事について一緒に話したりすることが、子どもの学力に好影響を与える。ということだ。

日本女子大では、Wワークやトリプルワークをしないと必要な収入が得られないひとり親が読み聞かせや一緒に話す時間がなかったり、本を買うお金や美術館博物館に連れて行くお金が無いことが、食べられない着るものが無いとかそういうことだけじゃなくって、影響があるということについて話した。
このデータを見て、紹介しながら、胸がしくしく痛んだことを思い出す。

そして、親の目線として、これは忘れないでいようと思った2つの項目。
「ほとんど毎日「勉強しなさい」と言う」のずば抜けてマイナスの影響。
「親が言わなくても子どもが自ら勉強する」のプラスの影響。


そもそも私自身が、学校(塾を含む学力を上げるだけ)の勉強がいちばん大事である、とは、まったく思っていない。
なので、そうそう「勉強しなさい」を連呼することは無いような気がする。

でも、ついうっかり易きに流れて言ってしまいそうな、気軽なワードでもあるんだ。
「テレビばっかり見てないで、勉強しなさい」
「スマホいじってないで、勉強しなさい」
「ぐずぐずだらだらしていないで、勉強しなさい」
あぁ、なんて易い言葉だろう。

保護者会では、ほぼほぼ「ゲームばっかりしていないで、勉強しなさい」だった。
ゲームを与えたのは誰なのか?未就労者である子どもたちの持ち物は、大人がコントロールできてしまう。(収入を得ることができない子どもは、大人からお金なりモノなりを得るしかないから)「ゲームばっかり」のおおもとの原因をそうして作っているのであれば、その後のことは、喜ばしくても残念であっても引き受けるしかない。


私自身は、
「マンガばっかり読んでないで、勉強しなさい」とは、冗談でしか言えないと心得よ、と戒めている。
我が家にあるコミック類は私が責任をもって、提供しているものたちだからだ(一部サンタさんのプレゼントもあるが)。
(友人から借りてくるとか、図書館から借りてくるとか、世界は広がってゆくので、
私が持ち込んだもので無いものに関しては図々しくしゃあしゃあと文句を言う。)

ヒトがゲームをしてる姿を見るのは好きじゃないので、私自身もゲームをしないようにしている。
ヒトがスマホばっかりいじっているのを見るのは好きじゃないので、私自身もいじってばっかりいないようにしている。(が、なかなか難しい。)

むむちゃんにスマホを買い与えて、あーあ・・・と思うこともあれば、良かったと思うこともある。
購入費や利用料金を私が払っている間に、程よいスタンスでスマホを扱えるようになるようにと思って渡したのだから、
あーあ・・・、も、良かったも、私自身の感情は私が引き受けて、時々ブチブチ言いながら、
望ましく無い使い方の手本にならないよう、私自身の身仕舞いをしゃんとしてなくっちゃいけないと思う。



そう。「勉強しなさい」と言いたくなる親は、まず自身が勉強するといい。
勉強する姿を子どもにガンガン見せるといい。


たとえば、はじめにあげたような「勉強しなさい」の連呼が、学力に悪影響を与えるとかは、ほんと、知っておくといいと思う。
勉強しなさいって言うよりも、ニュースや新聞記事に書かれている出来事を一緒に話すネタを集めるために新聞に目を通すとか、博物館や美術館に連れ出すつもりでまずは自分が下見に行くとか、すればいい。


「勉強しなさい」って言える時間に、家に居られるのだから、尚更。
家で何をしているかわからないくらい、外で働かなくっていいのであれば、尚更。
と、子どもの貧困的思考の続きでそう思ったりもする。

(ちなみに、この調査は小学校6年生対象だ。だから、中学生は全然違うと考えるか、似たようなものだと考えるかは、人によって違うだろう。)




子どもたちが伸びていくために、必要な親との関わりについて考えるときの参考材料として
私が持っている資料の一部をメモがわりに載せておく。(自分で見返すため)


先ほどの文部科学白書から。
①平成21年度文部科学白書 第1章「図表1-1-18親の普段の行動と子どもの学力との関係」(出典 文部科学省:お茶の水女子大学委託研究(平成20年度)より作成)
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にわかにお菓子作りをしてみたり、これを見て本を読みはじめたり、ワイドショーではない時事ネタに関心を持ったり、コンサートに出かけたり。
時間とお金が許すのであれば、どれもこれもいいじゃないか、生活が豊かになりそうだ。


内閣府「平成25年度小学生・中学生の意識に関する調査」
この調査を読むと、反抗期と言われる中学生たちが、親を信頼しているからこそ安心して反抗できているんだなー、と思ったりする。

ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する調査報告書(2015)」研究レポート5自己効力感が高い小・中学生はどのような子どもか」より
(この調査は、母親ばっかりをターゲットにしているところが気持ち悪いのですが。)
この調査を読むと、何はできなくとも、子どもたちに対し、励まし、信じ、よくがんばってるなーっと、思える私でさえあれば、あとはなんとでもなるんじゃないかと思えて気が楽になる。
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ベネッセ教育総合研究所の調査は、時間があればつまみ読みするといいと思う。なかなかできないけれど。






by shiho_kato | 2017-05-26 20:15 | 私ノート | Comments(0)

大崎茂芳『クモの糸でバイオリン』

「蜘蛛の糸を19万本集めて、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のように人が蜘蛛の糸にぶら下がることに成功」したそうだ。

ヒトがぶら下がることに成功した、その次にチャレンジしたのが「バイオリンの弦」
とは言うものの、大崎さん自身がバイオリンに触ったことが無かったので、バイオリンレッスンに通うことから始めたとか。
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うーむ、蜘蛛の糸の研究に40年を費やすことができる。
なんて幸せなヒトなんだ!!

その結果。
蜘蛛の糸を弦とするバイオリン演奏に成功した。


夢とロマン。
なんていう甘ったるい言葉が現実に追求できる。
そんな勇気をもらえる一冊だった。
(大崎さんの本業はコラーゲン繊維等の研究だそうな。)

そして、何の役に立つとか立たないとかを抜きに、そのことに人生を費やすことができることの豊かさをしみじみと実感できる一冊だった。



人類の平和は、この目的的ではない、自身の好奇心の追求に答えがあるのではなかろうか。
世俗にまみれすぎてて、平和から遠ざかってないかしら、と、我が身を省みる。

by shiho_kato | 2017-05-24 18:49 | 読書ノート | Comments(0)

大山淳子『猫弁』シリーズと『原之内菊子の憂鬱なインタビュー』

『猫弁』
お弁当のお話ではなく、弁護士のお話。
あたたかくて面白かったので、5冊せっせと読んでしまった。
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(『猫便』『猫弁と透明人間』『猫弁と指輪物語』『猫弁と少女探偵』『猫弁と魔女裁判』、魔女裁判を読んだら、以前にも読んだことがあったことを思い出した。忘れるって素晴らしい、二度楽しめるということだ)

正しくあろうとすることは、とても難しく、
最終巻の後書きで筆者が言っているように、
「自分でぜんぶ背負うのがいい」
他者に求め始めたら、自他ともに崩壊するしかなくなる。

そして、正しくだけある人と接するのは、疲れることだ。
鈍感力の権化でもなければ、正しくばかりいるのは難しいことだから。

それでも、この小説を読んでいて清々しいのは、弁護士であり「正義」に近いところの仕事をしている人が、「正しさ」を実直に求めるがために不器用だからだ。
「正義」と、「正しくあること」には乖離があることをぜひ、知っていて欲しいと思う。

私自身は、正しく真っ直ぐになんか居られない。
自分の内なる声には、それなりに向き合って、どう処理し、外にどうあらわすかは、ちょいと考えよう。
そのくらいの正直さを持ち合わせていればいいや、って思う。


猫弁シリーズが面白かったので、大山淳子を続けて読む。
『原之内菊子の憂鬱なインタビュー』
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「原之内菊子」は「腹の内、聞く子」の意だ。

聞き女として生まれてしまった菊子の前に立つと、人は話したくなる。
お腹の中に貯めていたことを話したくなる。
お腹の中に貯めていない人は話したくならない。

「話しながら、取り散らかったものを引き出しの中に仕舞う作業をしている。」

うんうんそうそう、うなづきながら読んだ。

菊子の祖母が言う、「話したくなるのは、菊子が相手を信じているからだ。」と。
話し出す側が菊子を信じるのではなく、まず聞く菊子が相手を信じていることが、相手に伝わるから話し出す。

さらっと書かれているけれど、とっても大事なことを言っている。

話してもらえる人になるために、信頼されるために、どうすればいいのか、ではない。
相手を信じる私になるために、どうすればいいのか。

そう転換したとたんに、「自分ごと」になる。
ということは、転換する前は、「相手ごと」だったということだ。

チャイルドラインを頭に思い浮かべながら、そんなふうに「子ども」と「受け手」を捉えていたかどうか。できていたような気もするけれど、いささか自信が無い。

「子どもに信頼される大人になる。子どもに選ばれる大人になる」というメッセージは多かったけれど
「子どもを信頼する大人になる」というメッセージは、はたしてあっただろうか。

子どもを信頼していなければ、電話を受けられない。という前提の置き方はあれど、
そこを高め深め厚くしていこうという考え方はあっただろうか。

楽しく読んでいた小説に、ふいに突きつけられて、おっと、と揺らめく。

by shiho_kato | 2017-05-22 16:51 | 読書ノート | Comments(0)

パンを焼き忘れた朝は。

夜中にふいに目が覚めた。
あ、朝のパン、焼くのを忘れた。

冷凍庫に山崎の食パンが冷凍してあるからいいか・・・。
眠気が勝って寝てしまう。


朝4時過ぎに目が覚めた。
今からホームベーカリーに仕込んでも間に合わないなぁ。
スマホを手繰り寄せて、短時間で作れるパンなんて、ないかしら。調べてみる。

クックパッドさまさま。
混ぜて焼くだけ「30分で焼けるパン」を教えてくれる。

安心して朝ランに出た。
帰ってきてシャワーを浴びて、パンづくり。

薄力粉・強力粉を50gずつ、スキムミルクと砂糖とお塩とベーキングパウダーを入れて、
菜箸でぐるぐる混ぜる。
混ざったら溶かしバター10gを流し入れて、ぐるぐる混ぜる。
お湯を50cc、混ぜながら少しずつ加える。
全部混ざったら、2分間手でこねる。
4等分して丸めて、190℃で20分焼けばできあがり。
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丸めたところでチーズとレーズンを埋め込んでみた。

3人で食べるには、ちょっとボリュームが少なかったけれど、とっても美味しい。
むむちゃんが、「また時々作って~。」と言う。
今度は、チーズとベーコンを埋め込んでみよう。チョコチップもありだ。
ドライフルーツはどれを入れても美味しそうだ。


米粉バージョンがあれば、このくらいの手順なら、千葉でも作れるかな。




テレビでは、「共謀罪」が衆院で可決されたと騒いでいる。
「安保関連法」とか「特定秘密保護法」とか「共謀罪」とか、時代錯誤も甚だしい法案を、次から次へと下衆な方法で成立していく。
森友学園とか、加計学園とか、権力を私物化している状態を誰も止められず、罷免もできないでいる。
ロクでもない法案が次々できて、私たちはどこでこのバカげた知性の低い政権に、こんなにも大きな力を持たせてしまったんだろう。

新聞の天声人語に、国民はどこかでこの国は私たちを守ってくれると信じているのでは無いかと書かれていたが、森絵都さんのほんとの言葉をできれば、原文のママで読みたい。
私は、この国に、「私」を守ってくれる力も、守る気も、そもそも無いだろうよ、って思っている。
期待なんざ、できやしねーや、って思っている。
守れるほどの知恵の持ち合わせは、この国を国っぽく見せてる内閣とか国会とかには、無いだろうよ、って思ってる。

国とかなんとかとは無縁なところで、地道に日々の生活の営みを太くしていくことのほうが、より「生き延びる」ことにつながるんじゃないかって。

でも、この「無関心」があやつらに、不必要な大きな力を与えてしまっていたんだとしたら、私は間違っている、ということだ。


憲法も変えるそうだ。
自衛隊を憲法に明記するそうだ。
憲法ってさ、私たちが守るものじゃなくって、私たちが為政者に守らせるものなんだよね。
なのに、なんで為政者側が、変える変えるって旗を振れちゃうわけ?
じわじわ腹が立ってくる。為政者どもが、国民の代表権を有しているから?
品性のかけらも無い、知性の片鱗すら感じることのできない、下劣な発言を繰り返すあの下品なおじさん集団たちに、私の代わりに代表よろしくなんて託した覚えは無いっすよ。
って言いたくなる。間接民主主義って、多数決の弊害だ。

ブツブツブツブツ、ふつふつふつふつ、イヤーな気分が立ち上がってきそうになるのを、全部横において、パンを作ることに集中だ。


美味しいパンになりますように。
ぷうちゃん、むむちゃんが喜んでくれますように。



こんな辺境でのつぶやきすらも、共謀罪のなんたらかんたらで、国家への重大な犯罪への意志・意図を持っている危ないヤツだって、逮捕しにくる可能性があるってことだろうか。

ちゃんちゃらおかしくって、相手にしてらんねーぜ。

って、ことに、時間と情熱注いで高い報酬を得ているおじさんたちには、何度でも腹が立つ。どこを切っても腹が立つ。いっそ北朝鮮のミサイルが総理官邸にぶち込まれないかな。
って、あっぶねー、こんなこと書いたらつかまっちゃうぜ。





頭の中で何をぐるぐる考えていようとも、今朝必要なのは美味しく焼けたパンと子どもたちの笑顔だけ。

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by shiho_kato | 2017-05-20 16:11 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(1)

読書記録

小学生で読書ノートをつけるようになってから今に至るまで、読書記録を付け続けている。

このブログで読書記録も兼ねるようになってからは、読んだものすべての記録ではなく一部記録になっているけれど。

このところ、書く方が追いつかなくて、一部記録は、ほんとにひと握りの記録に成り下がってしまっている。
よくあることだけれど、貯まれば貯まるほど消化できずに持て余し、記録の期を逃し、、、の負のスパイラル。

それで、せめて読んだことだけでも、何かに留めておきたいと思っていたら、
こんな便利なものができていた。

読書管理ビブリア

スマホのバーコードリーダーで本のバーコードを読み込むだけで記録できる。
書名、著者名、出版社に加え、表紙の画像も読み出してくれるので、タイトルだけではなくって、読んだ読まないを思い出すことができる。
記録した日付も一緒に入るので、いつ読んだかも思い出すことができる。
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簡単な感想メモも残すことができる。
これなら滞留なく、続けることができそうだ。
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これを使えば、父の膨大な蔵書もデータ化できるということか。
便利な世の中になったなぁ~。


by shiho_kato | 2017-05-15 19:11 | 読書ノート | Comments(0)

ぷうちゃんの運動会

ぷうちゃんの運動会。

曇り空も良し、気温が涼しめなのも良し。
土曜におやすみだったのも良し。
忙しすぎた先週のバタバタを立て直して運動会に向かうことができた。


昨年、冴えない様子で過ごしたぷうちゃんを心配することが多くって、
今年の運動会を心配していた。

何しろ、彼は「運動会王子」だから。

例年よりも一週間早まった開催。
新学期はじまって直ぐにリレーの選手の選考があり、
今年は、去年よりもずっとすんなりと(ぷうちゃん自身が納得いく形で)、リレー選手に選ばれた。

今年からは高学年のリレー。
輪っかだったバトンは、まっすぐのバトンに変わった。

ごそごそ何をしているかと思ったらバトンを自作。サランラップの芯を学校に持って行って、友だちとバトンリレーの練習に励んでいた。


運動会までの数週は、ほんとうにイキイキと過ごしていた。

当日も、朝からスポーツニュースに、桐生やサニブラウンを見ながら気分を高め、颯爽と出かけて行った。

転びませんように、バトンを落としませんように。
ぷうちゃんの本命の80m走とリレーは午後だから、お弁当がお腹を重くしませんように。

親の仕事は心配すること、祈ること。


ラジオ体操の頃に学校に向かい、保育園の母友だちがポツポツ集まってきて一緒に観戦。
6年生、5年生、4年生、2年生の子どもたちを一緒に応援した。

ぷうちゃんの競技は、
4人で棒を持ってぐるりと回ってリレーをする「台風の目」
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今年からリニューアルされたフラッグ・ダンス。
五輪仕様の五色の旗を持って元気に楽しそうに走り回っていた。
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あっという間に午前中の種目が終わった。

お昼は、例年と同じように、保育園仲間の一団で一緒の教室に集まって食べた。
おにぎりに、からあげに、卵焼きに、ハムきゅうりに、程よく食べて、よくしゃべりよく笑い、機嫌よく、午後の準備に向かった。

午後イチの80m走は、毎年、同じ組になるライバル(女の子)が今年も一緒。
去年は僅差で負けている。
今年は?

スタートから走りが力強くて、第1コースで内側を走るカーブのコーナリングもすっと回れて、危なげなく、いちばんでテープを切った。
ぷうちゃんの走りは、こんなに力強かったっけ。
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リレーはラストの競技。
その直前に6年生の組体操が行われる。
組体操が禁止となり、試行錯誤中の去年と今年。

今年は隊列を組んだ軍隊の行進のようなものから始まり、首をかしげた。

はじめの行進が終わったあとは、例年どおりのブリッジをしたりト-テムポールをしたり。
例年同じなのに、知った顔をひとりひとり見ながら、胸が熱くなるのは何故だろう。

二人組の下の役で肩にひとりを担ぎあげたままで、
立ち上がりきれずに苦心する友だちを助けに向かうMちゃん。
頼もしくって涙が出る。


そのあとは、リレー。

ぷうちゃんは第二走者だった。
第一走者のスターターの6年生が二位で駆けていく。

待ち受けるぷうちゃんはライオンみたいだった。
全身で勝ちに行くってオーラを出している。
前を向いて走り出し、バトンが渡った。
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前との差を一気に詰め、コーナーで並んだ。
いちばん膨らむコーナーで抜きに行くとか、もう、チカラワザ。
直線でグンと前に出て一気に引き離した。
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第4コーナー、私たちの前を行く時、みながぷうちゃんの名を呼び、怒涛の応援にはもう感謝しか無い。
いちばんでバトンが渡った瞬間に、Aちゃんが振り返って抱きついて飛び跳ねた。
こんなに目一杯応援してくれてありがとう。


もう。
大丈夫だ。

学校に行きたく無いと泣く朝も、職場にかかる「学校に来ていません」の電話も、虚ろに曇った表情で過ごす日々も、そのたびに心痛めて、ヤキモキし、迷ったり悩んだりしながら、見守ったり、心晴れることは無いかな?自信が着くことは無いかな?あれこれしたけれど。

もう、大丈夫。
これだけ力強く走り、自信に溢れる瞬間を持てているんだから。

今日は今日の、明日は明日のときが流れてゆくから、この瞬間を持続し続けることはできないけれど。
体が記憶するこの今が、ぷうちゃんの礎を作るんだ。
この先、何かあってもうろたえないでいられますように。
今日のこの時を、忘れずにいよう。



by shiho_kato | 2017-05-14 18:38 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

映画「3月のライオン」後編

「3月のライオン」後編。

観に行く時間を確保できずに、このまま終わってしまうのでは・・・
と思っていたら、恵みの雨。

ぷうちゃんの運動会の予定だった土曜日。
運動会が雨で日曜日に順延になり、ぽこりと予定が空いた。

むむちゃんはピアノ→かるたなので、
ぷうちゃんとふたりで雨のデート。
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映画は。

良かった。
説明したくない良さ。
コミックで足りなかったところが、映画ではきちんと書き込まれていた。
もう、コミックから独立して、映画単体で良い作品になっている。

神木くんが、うまいなぁ。

家族は複雑で、
孤独は複雑で、
簡単なものなんて無い。

だから、一緒に居る時間を元手に、誠実に、そっと手繰り寄せていくしかないんだ。


前編が将棋にフォーカスしていたのに対し、
後編は、ひなちゃんのいじめの話、元父親の話、後藤の妻の話、香子の屈折、零の孤独、テーマが盛りだくさんだったのに、こんがらかることなく観せてくれた。
原作と、脚本のタッグの勝利。


も一度観たい。
何度でも、観たい。


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by shiho_kato | 2017-05-13 14:26 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

佐々涼子『紙つなげ』

ちょっと前に読んだ本。

私たちが手に取る本の「紙」は、
日本製紙の石巻工場(岩手県)で作られているそうだ。
いわゆる出版で流通している本の4割を占めているそうだ。

たとえば、コミック『ワンピース』
たとえば、『コロコロコミック』
たとえば、『永遠の0』

海外の雑誌、ニューヨークタイムスの、ペラッペラの薄い紙も、
石巻工場で作られたものを、卸しているそうだ。

2011年3月11日の東日本大震災で、この石巻工場も大きな打撃を受けた。

紙が、作られない。

これを再起しなければ、日本の出版界すら現状を存続するのが危うい。
それだけ大きくシェアを占めている紙作り工場が、岩手県石巻にある。

その事実は、この本が出なかったなら、知ることは無かっただろう。


震災の打撃から立て直し、紙を作り出すことのできる状態まで漕ぎ着けた石巻工場を描いたルポ。

書いたのは佐々涼子。
彼女の名前は第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した『エンジェル・フライト』で知った。
東日本大震災の数年前に映画化されアカデミー賞外国語映画賞やモントリオール映画祭グランプリを受賞した『おくりびと』とセットで読んだ。

死者を整えて送り出す準備をする「納棺師」を描いた『おくりびと』に対し
国外で亡くなった人を国内に搬送する「国際霊柩送還師」を『エンジェル・フライト』。
どちらも死者と生者をつなぐあまり世に知られていない仕事を知らせる役割を果たした作品だ。


『紙つなげ』を読みながら、私(たち)のこんなにも身近なモノを、作り出している人たちの姿を知らなかったこと、知らずに一生を終えてしまいそうだったこと、たまたま知ることになったけれど、それに類する「知らない」に囲まれて、今、生きていることを痛感した。
この痛感が、生かされている感覚だと身をもって思う。


今年度から、『小説幻冬』を購読することになった。
『紙つなげ』を読んでいたから、表紙の下の方に小さく記されている文字を見逃さなかった。

「この号の本文用紙は、熊本県にある株式会社日本製紙八代工場で生産されたものです」

2016年4月に被災した熊本県。
それを励まし、生かそうとする営みが、ここにもある。


私たちの生活の中には、気づかぬところにこんな支えたり励ましたりイキな取り計らいをしたり、の結果として手に渡っているものが満ちている。


農業とか漁業みたいな直接的な生産物のわかりやすさから離れているからこそ、
経済活動は、お金の勘定のみで成り立っているわけではないっていうことを、ひしと知る。


by shiho_kato | 2017-05-10 15:19 | 読書ノート | Comments(0)

小野寺史宣『ホケツ』

小野寺史宣はぼんやりした少年、青年を書くのがうまい。

ぼんやりというのは、
ガツっとコミットメントできないけれど、仲間に入れないわけではなく
一歩引いたところに身を置いているけれど、冷ややかなわけでなく、
戸惑いながら、少し遅れてひとつひとつを理解しながら、飲み込んで行こうとする前向きなぼんやり。

この姿勢、この距離感、私は好きだ。

『ホケツ』は、それを真っ直ぐに書いたお話だった。
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サッカー部の中のホケツ。
チームメイトの中のホケツ。
家族のあり方もホケツ。

そのポジションを静かに引き受けることは、意外に難しい。
その難しさと、引き受けていくプロセスを描いていて面白かった。

by shiho_kato | 2017-05-09 18:09 | 読書ノート | Comments(0)

今年のGW

今年は5日から7日を千葉の実家で過ごした。

風が強くて、運動公園は断念。
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やすらぎの森が過去に例の無い盛況のため、歓喜寺でお昼を食べ、展望から海を眺める。
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そして海へ。
オリンピックの会場になるという海だ。
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カニ取り。
先客の女の子と一緒につかまえて、友だちになった。
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波とたわむれてびしょ濡れ。
にもなりたくなる暑い日だった。
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翌日はわらび餅を作った。
毎回ひとっつ「食べるものを一緒に作って一緒に食べる」を仕込む。
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固まるのを待つ間にお散歩。
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わらび餅は写真を撮る間も無く、あっと言う間に食べてしまった。美味しかったということです。



今回の帰省、4月から中学生になったPちゃんが元気そうで、それがなにより良かった。
あれこれ心配して、あれこれ思い巡らせて、あれこれ足を運び手を打った、Mちゃんのそれは、今のところどれも直接にどうということにはなっていないけれど、そこにかけた時間とエネルギーの分だけ、しっかりとPちゃんの元気を支えている。



by shiho_kato | 2017-05-07 18:25 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(2)