むむちゃんの散歩道

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朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』

「自己実現」や「生きがい」探しは、何をかの目くらましであることを知れた日。
それを追い求めずとも、「私は私でよい」と思えた日。
やっと、大人になれたことに気づいた。

毎日を丁寧に生き、
自分の中にある欲求を丁寧にすくいとり、
他者との折り合い、自分がいま置かれている環境との折り合いをつけながら、
今を生きようとするとき。
「自己実現」も「生きがい」も、なんとも空虚なワードだ。

若さとは、今を「生きる」とはどういうことか知るための葛藤の時代であり、
「自己実現」も「生きがい」も、その葛藤のトンネルの出口にかざす光でこそあれ、
人生そのものを照らす光ではけして無い。

『死にがいを求めて生きているの』は、そんな若き時代を、
ずいぶんと丹念にすくいとった小説だった。

朝井リョウの作品は、好きじゃない。
世間で言われるほど、人を描けているような気がしないから。

それでも、今回のこの小説は、読んで良かったなー。と思える作品だった。



タイトルが良くない。
最近の流行りなのか、なんなのか、タイトルの良くない小説が多い。
小説に限らず本が多い。

今年本屋大賞をとった瀬尾まいこの
『ぼくらのごはんは明日で待ってる』とか『君が夏を走らせる』とか、
作品はとても好きだけど、このタイトル、日本語としてダメじゃない。
どうにかならないかな、と思う。

# by shiho_kato | 2019-06-13 12:21 | 読書ノート | Comments(0)

今年の桜(2)

桜坂
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洗足池
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目黒川
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池上本門寺
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たぬき山公園
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図書館の窓から
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# by shiho_kato | 2019-04-04 18:35 | 私ノート | Comments(0)

今年の桜

清水寺
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弐年坂
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天龍寺
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祇王寺
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嵐山
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光が丘公園
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昭和記念公園
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上野公園
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上野公園弁天池
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善慶寺弁天池
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桜並木
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吉川
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呑川
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駒場野公園
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NTT研修センター
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駒場
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# by shiho_kato | 2019-04-03 20:27 | 自然ノート | Comments(0)

4月2日 終わりと始まりのはざまのひと呼吸

3月31日に、前の年度が終わる。
4月1日に、新しい年度が始まる。


年の暮れとお正月には、ブレイクがある。
年末の30日や31日から1月2日くらいまでは、全国的にお休みモードだ。

年度末と年度初めには、この終わりと始まりの間に、ひと息つける時間が無い。

3月31日を終えて、ようやくあーこの一年、長かった、終わったんだ、という気持ちになった。

よくよく振り返ってみると、
6年一緒に働いた相棒司書さんが春に転出し、
7年前から、新しい場所を共に作ってきたS先生との同僚生活最後の一年となり、
新しい相棒司書さん見習いの若い院生さんと組み始めた一年でもあった。
それに加え、むむちゃんの中学生活最後の修学旅行や体育祭や、初のかるたの全国大会と、そして受験。
それら全部、この一年の中の出来事だった。

心をゆるめているわけにはいかないぞ、と、張りつめている時間がずーっとずーっとずーっと、続いてきた一年だった。
その一年が終わった、っと、脱力しかけながら、
もいちど、なんとか引き絞って、翌4月1日は、新しい先生方、新しい相棒見習い司書さんと一年を始める日。
互いに顔を見、言葉を交わし、うん、一緒に一年やっていこうね、の意思を確認できて、
今度こそ、脱力120%。


どどどっと疲れが出て、体が重い。
いつもなら本を読んでいても、おのずと乗り換えることのできる駅で降りそびれ、乗り越している自分に驚いた。


今週はゆるゆる行こう。

来週、新学期がはじまり、生徒たちの新しい時間が流れはじめたら、
立ち止まったり、うずくまったり、歩行をゆるめたりはできないから。
来週、ぷうちゃんやむむちゃんの春休みが終わったら、
それを上回る速度で走らないわけにはいかなくなるから。


せめても、ゆるめられる今週だから。
そんな「間」があって、良かったと、思いながら過ごすことにしよう。

# by shiho_kato | 2019-04-02 20:14 | 私ノート | Comments(0)

4月1日 はじまりの日

何もかもが新たにはじまる4月1日が苦手だ。

苦手な4月1日の朝、気持ちを上向かせるために桜を見ながら歩こうと、
久しぶりに公園を抜ける道を歩いた。

公園の出口で、7年前、毎朝すれ違っていた彼女とすれ違う。
公園の中で、7年前、毎朝ジョギングしていた彼とすれ違う。

7年前にはじまった、ここに通う日々から、彼女も彼も変わらずに同じ朝を過ごし続けている。
私も、そうだ。
7年前にはじまった日々を、こうして7年間続け、今日サラリと8年目に進んだだけのこと。

新しい日々ではなく、これまでに連なる日々。
だから、大丈夫。

これからも、こうして過ごしてゆけるんだ。
大きな変化にもまれることの無い春を、今年も迎えられたではないか。


ふっと肩の力が抜け、ふっと頭の上に広がる青い空と桜を見上げる。
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7年前の、まだ子どもたちが小さく、今の何百倍も手がかかり、
お迎えの時間との闘い、体調との闘い、何もかもがはじめてでこれから起こることが知らぬことわからぬことだらけの不安との闘いにおしつぶされそうだった4月に比べて、なんと穏やかで落ち着いて不安の少ない今年か。

新しい時間をはじめる人たち、がんばれ。
できるだけ早く、不安が無くなりますように。
できるだけ早く、「私の時間」を過ごせるようになりますように。


祈りを深くする、4月1日。

# by shiho_kato | 2019-04-01 22:01 | 私ノート | Comments(0)