2008年度の子どもの暴力が最多と、文部科学省の昨日の発表
その要因は、コミュニケーション能力の低下との分析。
と、堂々と書く文部科学省。恥ずかしくないのかな。
学校だけのせいにする訳ではないけれど、
子どものコミュニケーション能力を「低下させた」のは
コミュニケーション能力を教育する力が「低下した」ためでしょう。
教育する側、大人の側の力の低下を、胸張って言うなよ~・・・。
・言葉によりうまく表現する能力が低下しているため、体で表現してしまう
・ゲームや携帯を早いうちに与え、前頭葉を用いないがために、抑制能力が養われていない
・遊びを十分に行っていないために、他者との関係性をつくるのが下手
・体を動かす機会が減っているため、エネルギーを発散させる場がない
等々、いくらでもいくらでもいっくらでもあげられるけれど
それ、全部、大人の側の問題、だよね。
教育力がない、ゲーム、携帯をせっせと開発する、無防備に与える、
遊ぶ場も時間も奪う、体を動かす場も時間も機会も奪う
憂うのは、間違っている。
子どもに謝罪して、ごめんね、と謝って、それら要因と呼ばれる
あれもこれもすべて、取り除いていく努力を死に物狂いでする。
それが、大人の責任、だよね。
暴力をふるって、楽しいはずがない
暴力をふるってしまった、自分を愛おしくなんて思えない
暴力をふるって、痛む相手を目の前に何も思わないでなんていられない
暴力をふるいたくて、ふるっているわけじゃなく、止め方が、表現の仕方がわからない
の、だとしたら、それはとってもつらくて、かなしくて、さびしいこと。
子どもには、遊ぶ権利もあれば、学ぶ権利、いやなことをしないされない権利もある。
ある種、「暴力最多」は、子どものそれらの権利をおかしてます。
何度か書いてきた「子どもの権利条約」
子どもでもわかるくらい簡単に紹介してくれるサイトができました。
http://www.childline.or.jp/
「子どもの権利条約ってなんだろう」
平和ってなあに?
の
『ピースブック』同様、おすすめ。
権利ってなあに?
そして、大人だって、権利をもっている。
大人がもっている権利も、このサイトで書かれている内容は一緒です。