むむちゃんの散歩道

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病休教員最多・・・

病気休職教員、08年度最多8578人 精神疾患が6割(朝日新聞) - goo ニュース

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2009122504070.html

だから、教員数を増やすことにお金をつかいましょう、
と言いたくなります。

だって、40人も見るのはほんっとうに大変なこと。
学力とか成績のプレッシャーもあり、
ある面ではいいことだと思うけれど、
モノ言う親も増えています。

教員だって人間で、だから失敗を繰り返しながら、
成長していく。
その変化していく姿を見せていくことだって
教育の一部ではないかしら、と思う。

教育課程や年限を増やしてスキルをあげることは
どこかで必要だと思います。
視野の狭い、懐の狭い、その上知識の浅い教員は、
子どもとともに過ごすのに適切な人材ではないと思うから。


でも、現場で失敗を認め合えて、補い合える関係性を
作っていく方が成長の度合いは高かろうとも、思います。

人を相手にする仕事ほど、実践に学ぶことが多いから。

「自ら学べる力」を養うこと、それから
「生きる力」と提唱しつつ「耐性」をつける力を養うことを
カリキュラムからとりのぞいてきてしまった「結果」は、
こうして「結果として」多方面で現れています。


私たち偏差値世代は、覚えることに長けていれば
点がとれ、評価高く扱われた世代で、
点の高低でランク付けされた世代だから、
痛感します。自らの身についていないがために
この社会で生きにくい、その欠けている部分を
痛く痛く感じます。

寄り道回り道を是と感じる力、自ら考え解決をはかろうとする力と、
コミュニケートする力、失敗から立ち直る力のこと。

その反面で、透明人間になる力と、すぐにあきらめる力と、
ひきこもる力と、踏み込まない力と、欲張らない力、を得ました。

だから基底がとてもアンバランスであやうい。


こういうのを、教育「政策」の失敗として、
これからの政治家のみなさんは学んでほしい。

失敗から、学ぶということを見せてほしいです。
by shiho_kato | 2009-12-26 22:28 | 社会&地域&子どもノート