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子ども・若者ビジョン(仮称)素案の最新情報

5月18日に、「子ども・若者ビジョン」(仮称)の素案が発表されたらしく、苦戦の末、見つけました。

前回の子ども若者ビジョンの素案に比べて、はるかに充実した内容で発表されました!

働きかけていた、子どもの貧困はがっつり、一項目まるまるプラスされる形で実現!
相談体制の普及というところではチャイルドライン的にも◎
そして、子ども自身の意見表明機会の確保も◎
不足を指摘したらきりがないけれど、前回に比べたらずっと、思っていたよりも飛躍的に良くなったと言ってもいいかな、と思っています。

内閣府政策会議 
http://www5.cao.go.jp/seisakukaigi/shiryou/0030-100518/top.html

子ども若者ビジョン(骨子) 
http://www5.cao.go.jp/seisakukaigi/shiryou/0030-100518/pdf/item01.pdf
骨子の中で、前回パブコメ前の文書に付加されたものは、青字をちょっと乱暴ですが、羅列します。
眺めるだけでも、何が拡充されたかわかります。
◆シティズンシップ教育の推進/子ども・若者の意見表明機会の確保
◆④子どもの貧困問題への対応
子ども手当、高校の実質無償化、奨学金の充実/ひとり親家庭への支援/貧困の連鎖の防止/状況把握 等
◆グループホーム等の居場所づくり
◆性同一性障害者等
◆・外部の力も活用した「開かれた学校」づくり − 学校支援地域本部やコミュニティ・スクールの設置促進
/スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活用 等
◆オンブズパーソン等子どもの相談体制の普及
◆「新しい公共」による活動支援
◆(2)大人社会の在り方の見直し − 雇用・労働の在り方の見直し 等

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子ども若者ビジョン(新たな重点施策) 
http://www5.cao.go.jp/seisakukaigi/shiryou/0030-100518/pdf/item02.pdf
新たな重点施策の中の子どもの貧困対策の部分は、囲みまるごと一つ獲得しました。
◎子どもの貧困問題への対応
・子ども手当や高校の実質無償化、奨学金の充実等により経済的困難を抱える家庭を支援
・児童扶養手当や生活保護の母子加算等によりひとり親家庭を支援
・子どもの学びを支援する等、貧困の連鎖を防止
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子ども若者ビジョン(素案概要) 
http://www5.cao.go.jp/seisakukaigi/shiryou/0030-100518/pdf/item03.pdf
素案内の、子どもの貧困対策部分は下記のように。

④ 子どもの貧困問題への対応
(経済的困難を抱える家庭への支援)
子ども手当による支援/高校の実質無償化の定着/市町村が実施する就学援助の促進/大学等が実施する授業料減免措置の支援/奨学金の充実
(ひとり親家庭への支援)
子育てと就業の両立のための支援(児童養護施設等における一時預かり、家庭生活支援員の自宅派遣等)/母子家庭の母に対する就業支援サービスの提供等/生活保護の被保護者に対する就労支援/母子福祉資金の貸付け等/児童扶養手当の父子家庭への支給/生活保護の母子加算の支給
(世代を超えた貧困の連鎖の防止)
自立の前提となる子どもの学びの支援/学校、保育所等の公的施設を核に、教育、福祉など関係者が連携して生活面や学習面、家庭への支援などを行う仕組みの検討(P)
(状況把握)
子どもの貧困率の継続的な調査及び状況把握

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ついでに、2010年版「子ども・子育て白書」の概要案も同じ
http://www5.cao.go.jp/seisakukaigi/shiryou/0030-100518/top.html
に、情報アップされています。

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あれこれ探していて内閣府の「子ども・若者育成支援に関するワーキングチーム」の有識者メンバーに、一方的に子ども分野の師匠と思っている本田和子さんと、大好きな坪井節子さんが入っていることを知って、ちょっぴりうれしかった。悪く転ぶはずがない!と、ちょっぴり信じたい気持ちが強くなった。

http://www8.cao.go.jp/youth/suisin/working-team/index.html「子ども・若者育成支援に関するワーキングチーム」
(政府メンバー)
福島内閣府特命担当大臣
大島内閣府副大臣
泉内閣府大臣政務官
(有識者)
坪井 節子 弁護士
広田 照幸 日本大学文理学部教授
本田 和子 お茶の水女子大学名誉教授
椋野 美智子 大分大学福祉科学研究センター教授
by shiho_kato | 2010-05-19 14:52 | 社会&地域&子どもノート