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市民からのアプローチ、参院選全候補者アンケート結果公表 ~ マスメディアの役割はどこに?

先日、各党政調会長突撃インタビューをした言論NPOから、
今度は、参院選の全候補者に対するアンケートのとりまとめ結果が公表されました。

私が関わる「なくそう!子どもの貧困」の政策PTでも、
マニフェストと政党意識のかい離があることを指摘したのですが、
こちらのアンケート結果もそのようです。

与党のマニフェストはペラペラで、
野党のマニフェストの本文版はずっしり重く。しかも子ども施策は無償化の羅列。

このマニフェストの中身をすべて理解して参院選に臨んでいる候補者は
どのくらいいるのかな、この施策の実効性について、
どの程度可能と認識しているのかな、等々、政策PTで話し合っていた内容と、
言論NPOでのアンケートのとりまとめた結果はやっぱり重なるような内容でした。

有権者により正確に情報を届ける役割を、少なくとも今のメディアは果たせていないな、
と感じています。
正直なところ、この参院選の公示後、新たな情報をいわゆる
マスメディア(TV、新聞)から得ることはありません。


その中で、市民が自らの疑問に自ら答えを導き出す形で、インタビューやアンケートを行い、
肉薄した情報を発信していくことの重要性を、今、あらためて感じるところです。

特にマニフェストを読むという作業を今回はチームで行ったからこそ
そういう視点も養われたのかもしれませんが。

下記、認定NPO法人言論NPOからの情報を紹介いたします。

■アンケートの総評はこちらから
http://www.genron-npo.net/politics/genre/generaltheory/post-376.html
■候補者の回答を「選挙区別」で見る場合はこちらから
http://www.genron-npo.net/politics/genre/generaltheory/post-372.html
■候補者の回答を「比例区別」で見る場合はこちらから
http://bit.ly/dklens

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■■アンケート概要■■
今回の候補者アンケートは、日本が直面する政治課題をどう認識し、解決の方向をど
う描いているかを候補者に伺うもので、10の党と無所属の388人にアンケートを送付し、
7月3日までに回答のあった181人を集計しました。送付者に対する回答者の党別の回答
率は、共産党が98.4%と最も高く、公明党は70.0%、社会民主党60.0%と続いています。
民主党は33.6%、自民党は34.5%でした。
この調査結果では、候補者の課題認識は少子高齢化の中での財政や社会保障制度など
の持続性を軸に、「経済」と「財政」と「少子化」に関心が集中しているものの、その
対策に対する認識では政党内の候補者レベルでばらつきがあることが明らかになってい
ます。また、「財政再建」や「消費税」の問題などでは候補者レベルの意識と政党のマ
ニフェストの間でかい離も浮き彫りになっています。既存政党に関する信頼が低下し、
政党の分解などが一部で始まる中で、政党が選挙を軸に国民に示すべき政策と、候補者
選びが十二分に連動していない、などの問題点も明らかになりました。
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by shiho_kato | 2010-07-07 13:45 | NPOノート