むむちゃんの散歩道

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家族写真を巡るあれこれ

保育園の入り口を入る度に、気になる貼り紙。
「家族写真を出してください」
毎年、出してと言われて、去年までは、家族の写真なんか出すもんか、と思っていた。


でも、今年は、離婚しているわが家が出さないと、他の人は出しにくかろう、と思ったりして、昨日なんとか得意の切り貼りで作った。元夫の写真も含めて。どうせやるなら、思いっきり派手に。


でも、いざ出そうとして出せなかった。


保育園にいる、もう一組の離婚親子は父はいっさい顔を出さなくなり、一ヶ月に一度の面会のみという家族だから。


そこの親子が出さないのに、元夫が行事への参加も子どもたちの行き来も多いわが家が、たとえ黙々と好きな工作作業の1つと、気持ちを無機質にしながら作ったものであっても、出して貼ってあったら彼女は切なくなるだろうなぁ。


去年までの私はそうだったから。
仲の良し悪しは、にっちもさっちもいかない関係性の中にあり、家族仲良しであることを装うのは、吐き気がするほどイヤだった。

仲良しを矯正されるような家族写真なるものが、本当にイヤだった。


離婚して、せっかくスッキリしたのに、そのあり方で関係性を再構築しているのに、なぜ他の家族に、離婚家族や、仲良し家族に、こんな気の使い方をしているのだろう。


今朝、仲良しママさんに相談したら、家族写真には哲学がない、いままでも出さなかったけど、たぶん今年も出さないよ、と。


言われてなんだかホッとした。

作った家族写真をどうするか、決めてないけど、スッキリした。
by shiho_kato | 2010-09-22 16:00