むむちゃんの散歩道

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車酔いと、お昼寝と、記憶の上塗り

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帰りも車酔い。かなり重症。
お風呂に入ってからお昼寝したいなぁ。と、思いつつ、動けない…。



きぬた公園の思い出は、結構苦しい。
苦しい時期に、仲良し家族を見ていっそう苦しんだ。

偽りに耐え兼ねる想いを胸いっぱいに抱えての帰途。
そんなのばかり。



でも、今日は偽りはなかった。
不要な演技も、過剰な不快も何もなく、子どもたちとの時間を楽しみ、最小限の、おとな同士の会話を交わした。

そこには、なんの負の感情もなかった。
よみがえってくる苦しさもなかった。

その分、ひどい車酔い。



こうして痛みをともなう記憶は上書きされて、
その日の日差しや、風の匂いや、穏やかな時間の印象だけを、
最後に記憶のエッセンスとして残していけるたくましさが人の心の浄化作用の中にはあるのかな。

そんな記憶の上書きが、次々にされていくことを願ったり、信じたりする。
by shiho_kato | 2010-10-24 15:20 | むむちゃんとぷうちゃん