むむちゃんの散歩道

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子どもの貧困は解決するのか?展望無しで一年経過?政府のせいにしていちゃいけない

7人に1人が子どもの貧困


昨日は、学習会+会議の、詰め込みの日でした。

学習会の
一つ目は高校の奨学金の話。
授業料だけ無償化になっても、負担は変わらないと高校生が答えているというお話。

二つ目は高校私学の無償化の話。
公立高校の授業料無償化と同レベルの支援では、私学特有の学校設備費(年間30万近くとられる!?)などの負担はちっとも減らず、かつ、低収入世帯の私学進学率の高さは国の試算の3倍になると。

実際のち密なデータつきの二つのお話を聞いていて、いずれも厳しいのは生活保護は受けていないけれど世帯収入350万以下の家庭ということ。NPOで働く親世帯はご多分にもれずです。

三つ目は「子ども・子育て新システム」に関する幼保一体化の問題保育をサービス産業に参入させようというお話。

私の子どもは公立保育所に通っていないし、公立を見て回って、その環境の悪さに驚いて、東京都の認証保育所を選んだ。
子どもの環境は園長の腹ひとつにかかっている、という意味で、性善説でいくと公立にまかせているより、想いある保育園に同等の権限が移ればいいじゃない。公立だから大丈夫とは言えないよ、と言いたい気持ちもあります。

でも保育はサービス産業ではありません。
子どもの命や育ちに関わるもの、人の命に関わるものは、消費の論理にのせてはいけないと思う。


7人に1人の子どもが貧困と去年10月20日に発表した政府。
今年はどうなのですか?
数字を教えてください。

そして、昨日の会議もそうなのだけど、
政府に要求するばかりを貧困解決の手段と考えてはいけないと思う。
私たちがひとつずつ、ひとりずつ、
できることを探していかなくちゃ。

貧困の解決について、今私にやれることの答えを
ひとつだけは見つけられたから、
今日はそう書きます。

今の私は自分の身を置ける場所で、
それに邁進するのみ。
by shiho_kato | 2010-10-29 10:28 | 社会&地域&子どもノート