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チャーミングなフラン・ベネットさん @11/13イギリスに学ぶ子どもの貧困対策国際シンポ

昨日の国際シンポでもらったもっともステキなプレゼントは、
フラン・ベネットさんのチャーミングな人柄。

小柄な体で、闘志などかけらも感じさせない。
愛らしい笑顔に、ユーモアを交えた話ぶり。

子どもの貧困対策法の制定まで40年かかり、
その間、活動家として心血注いできたことをお話くださったけれど、
そこに、闘ってきた勇ましさみたいなものは見当たりませんでした。

時代の背景と、時の政権とを相手に、
徹底した調査と数値を武器に、「子どもの貧困0」目標をたてさせた。

それでも、イギリスとて世間は子どもの貧困はごくごく一部の問題と、
考えている風潮にある、とおっしゃった時にほんの少し曇った顔。

その中でひとつひとつを成し遂げてこられた由縁は、
あのチャーミングな笑顔の中にあると思いました。


イギリスでも貧困は家庭の責任という考え方は根強くあるようです。
でも、それを超えて、国が施策として貧困0を打ち出したのは、
子どもの間に手厚くケアすることで、
将来の社会保障費を低く抑えることができるという数字。

子どもの貧困を国としてなくさなくてはとその数値を無視できなかったのは、
フランさんの笑顔だと、思いました。


フランさんが
2010年3月にイギリスで制定された子どもの貧困対策法の意義は
ひとつに子どもの貧困尺度が一本化されたこと
ひとつに子どもの貧困削減目標が明確化されたこと
ひとつに子どもの貧困対策実施義務が予算を組む上で課せられたこと
と、述べていました。
もうろうとした頭の記憶なので、確かとは言えませんが。


これは最終的な獲得目標で、プロセスとしては、
民間で、実質的なサポートの動きを作っていくことと、
民間で無視できない数字をはじき出して行くことと、
それをもって、
フランさんのように、チャーミングに粘り強くせまっていくこと。

すでに、イギリスが獲得したものを
初めから政府に迫るのは順序が逆のような気がしました。


フランさんの深い瞳と笑顔は、体調のずるずると落ちていく私を最後まで
支えて下さったと言ってもいいです。

このつぎは、直接英語であいさつする度胸があるくらい元気な時に会えますように。
by shiho_kato | 2010-11-14 23:55 | Comments(0)