むむちゃんの散歩道

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もの憂い夏、けだるい夏、6月の最後の日。

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道ゆく人がかげろうに見えます。

ゆらゆらと輪郭から、
ゆる〜くはみ出してしまうおぼつかなさ。

今日は空気がすこしばかり重ためで
もの憂い感じ。
けだるい感じ。

だから、なのか、
だけど、なのか、
わからないけど、すこしかなしい。

すこしかなしくて、だから暑さをやり過ごせそうです。



何がかなしい?

夏はいつも思い出の中にキラキラしているから?
いま、この瞬間よりもずっと。

夏はどの季節よりもせつながきわだつから?
暑さにまいっているときはまいったまま、
暑さがすこし薄れるとさびしくなる。



そして、かなしは、愛しでもあるから、
きっと、
夏の思い出をいとおしんだり、
夏のせつなのキラメキをいとおしんだり。


かなしいから、
それを隠すように、
遠ざけるように、
はしゃいで過ごしてしまうのかもしれなくて。


それらはすべて、どこか、うらとおもて。



こんなことをつらつらと想うのは、
夏のあつさのせい。
世界がまぶしすぎるせい。
by shiho_kato | 2011-06-30 14:24 | 自然ノート