二度目の入学式を迎えました。
去年からひとまわりしたんだ。
昨年はおろおろとみなの流れについていくのに精いっぱいだった、
4月のはじまり。
今年は、相方の司書さんと共に、新任教員の歓迎会に出た。
あちら側でなくこちら側に座る気安さ。
八重桜の並木道が迎えてくれる入学式の朝。
「Welcome筑駒図書館」をぎりのぎりで完成させて。
窓ゆえ、採光の加減ゆえ、内側から見ると裏表透けて、
あぁ、努力の割にトホホな出来栄え。
が、帰りがけに外からはどう見えるのか眺めてみると、
おぉ〜!窓一面、桜色いっぱいに、WELCOMEではないか!
入学式の帰り道、見えたかな、ここが図書館だよ〜。
入学式翌日は校内オリエンテーリング。
図書館のGETキーワードは、司書の名前。
時間差で次々とあらわれる4〜5人のグループが、
「名前はなんですか?」
およそ2時間あまりのあいだに、20回以上名を名乗ったのでした。
そして、翌々日の今日は図書館にてオリエンテーション。
朝から即席のストローと割り箸を使ってつくった「案内中」の旗を作り、
コーナーを完成させ、「利用案内」を完成させ、
2時間あまりのあいだに中学生3クラス。
相方司書さんと「あ・うん」の呼吸で、案内してまわりました。
放課後には高校生40数名を相手に30分弱。
PCを用いた説明と、旗持ちガイドと。
終えて、力が抜けて、ホッとひと安心。
新入生の担任の先生が、
「今年一年生の担任で、ほんとに良かったです。
去年だったら図書館をこんなふうに生徒に紹介することできなかったですもの」と。
あぁ、じわりじわり、
じんわ〜りうれしい。
うれしいじゃないか。
本日一日の貸出数150件を超えた。
昨年の4月一か月の貸出数は200件強。
昨年も、一昨年越えで胸をなでおろしたけれど、
今年は、昨年をさらに上回る勢いで。
いや、けして数字の問題じゃないのです。
が、が、が、それでもうれしい。
一年積み重ねた結果は、
一年を終えたときではなく、
二年目をはじめてみてわかる。
やだわ、図書館の主役は生徒たちなのだけれど。
わかってるけど、すっかり主の気分だわ。