今日は「なくそう!子どもの貧困」の世話人会と、連続セミナー第二回。
講師はもやいの稲葉剛さん。
現場に動く人は、問題課題の把握が的確だ。
背景と、この数年の動きも含めて、それと子どもが置かれた貧困状態がどう関わっているか、
お話はわかりやすい。
もやいと言えば日本の貧困問題の顕在化、社会問題化をしてきた。
この連続セミナーの第一回は、ライフリンクの清水さん。
ライフリンクは日本の自殺問題を顕在化してきた。
子どもの貧困は、法律が先に成った。
社会問題化仕切れないまま、先に制度ができたと評価している。
中身がともない、社会が対策を作り上げていく動きに結んでいくには、
ライフリンクや、もやいが起こしたような、
市民にわかる問題把握のプロセスを生み出すことが必要です。
ライフリンクや、もやいのように、体力のある年齢で身軽に動ける30~40代が中心にいない私たちの団体がそれをかなえていくには、
関心ある人たちの掘り起こしと、
次の一歩を踏める学びや勢いを得る機会を作り出すことなのだろう。
毎回満員御礼。
毎回来る層が異なり、少しずつ参加層の平均年齢が下がりつつある。
せめて、種を蒔けていますように。
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生活保護の不正受給は、歳出の0.5%以下。
発見できない不正受給があったとして、倍行われたとしても1%。
99%以上が適正に使われている予算とは、他の予算に比べて健全じゃないか。と、稲葉さん。
生活保護水準以下の低所得者で、受給していない層は、受給者数の4倍はいるそうです。
より拡大することが健全な歳出をうながすことになるのに。
時限的な復興予算は50%程度しか適切に用いられない。
時限のない、社会保障制度があまねく行き渡ることのほうが健全な予算執行になると考えるのが政府だけれど、
そのようには考えないのが、政府。
このロジックでも、動かぬ政府や省庁に向かい続けるのはなかなかに、しんどい。
だから、たくさんの仲間と粘り強くを、大切にしていくことが必要なのだろう。